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プレス機を見学して

12月11日(日)に学生有志が松本市美術館に集い、版画室の見学会を行いました。
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本時の目的は、常田展に関連したワークショップとして現在検討中のプレス機について知ること、そして版画のアーティストである常田泰由さんの活動の一端を知ることです。

版画室では、学芸員の林さんからプレス機について様々なご説明を受けました。「他の美術館と比べてもこれだけ揃えているのは珍しい」という用途や大きさも多様なプレス機5台の前で、それらの使い方や過去のワークショップの実例など丁寧に教えていただきました。また、実際に少し触らせていただき、どのようにして版が押されていくのかその過程についても知ることができました。

ひと通りご説明して下さったあとは、学生からの質問タイム。今回はワークショップの可能性を探るためともあって、プレス機の使用に関する質問が多く出ました。今後の話し合いに活かせそうな材料を沢山得ることができました。

林さんによると、現状版画室ならびにプレス機の使用頻度は少なく、もう少し使用頻度をあげたいとのこと。版画をより開かれたものにするために、積極的にプレス機を使って欲しいと仰っていただきました。

普段、なかなか接する機会の無いプレス機。今回は、そんなプレス機と直に触れるという大変貴重な機会をいただいたことで、版画の奥深さ、多様さに気が付くことができました。ぜひとも、実際に版を刷ってみて、常田さんが実際に感じていらっしゃるであろう作品が刷られていくワクワク感を、体験してみたいです。

最後になりましたが、ご協力して下さった林さん、大西さん、本当にありがとうございました。

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展覧会に向けた準備も残り1か月半。試行錯誤を繰り返しながら、日々前進していきたいと思います。(T.T)

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