超多枚数出し ~ラリーをさせない戦い方~

素数大富豪を始めて6ヶ月の翳猫(a.k.a鼎猫)です。めちゃくちゃよく喋る人です。よろしくお願いします。大体dilshさんと素数大富豪オンラインの開始時期がほぼ同じなので、勝手に同期として代理を名乗ります。
昨日の記事はOTTYさんの「初期手札の話」ですね。だいたい2/3の確率で初手上がりは理論上できるということ。初手上がりされるとそもそもこの戦法は幻になるのでよろしくない。みんな覚えないでね。

・超多枚数出しについて

そもそも「超多枚数だし」の定義が曖昧ですが、『20枚以上』を超多枚数としたいと思います。タイトル回収。私が独断で決めた定義なので来年には変わっていそうです。

Q:20枚以上ということは?
A:もちろん初手では出せないので、全出しをして手札回収!ただし、タカタシステムではありません。多分違うよね?

・多枚数と超多枚数の違い

ここでは超多枚数の利点を2つ挙げます。
・メリット1 返されない枚数
 超多枚数は、相手が持ってない手札枚数を出せることでそもそも相手に出させずに圧倒しやすいという点です。相手が返せない大きさの数字を出すカウンティングとはまた別の話ですね。

・メリット2 返されにくい確率
 HNP(HappyNewPrime/HelloNewPrime)という概念がある素数大富豪において、確率の問題は必ずついてきます。20桁で素数が出せる確率は1.96%(2016/12/6「会心の一撃の成功確率に関して」より引用)ということですので、HNPをされにくい点というのももう1つのメリットになり得ますね。間違いなくそれより多い桁数になるになるので針の穴に糸を通すタイプの運ゲーをさせることが可能です。

・超多枚数の欠点

やはり必ず1度は自分の出番を消費することです。初期に配られる手札は11枚。20枚↑を出そうと思えば、1枚ドローしただけでは絶対に足りません。ドローした上で全出ししても24枚(その後25枚)しか得られないので、2回目の全出しが要求されることも。相手によっては超多枚数よりも7~12枚の多枚数の方が推奨できることもあります。
OTTYさんに初手勝ち確手札の可能性の確率も求めてもらえば全出しの危険性が大まかに把握できるかもですね、お願いします!

・超多枚数出し素数の覚え方

今回は手っ取り早く探索ができるnishimuraさんの素数探索を使わせていただきましょう。
設定をなんちゃらかんちゃらして…

ヨシ!

Xを使えば桁数が多いものの、思ったよりも早くみつけることができるんですね。今回の探索は5-7を減らした状態での超多枚数出し素数を探してみました。

超多枚数の覚え方で現状楽と想定されるものは2パターンです。

・数字を組み替えるタイプ
[例]
9988776655332244KQTJ(20)
9988774455662211KQTJ(20)
・絵札を組み替えるタイプ
[例]
9988776655443322KKKQTQJTJ(25)
9988776655443322KQTTJQJ(23)

どちらの方が覚えやすいかは人それぞれだと思うので、いい感じのmy素数を見つけましょう。JQKはAA,A2,A3でアレンジできるので1,2,3を減らしてKQJを多くすることを重視しても大丈夫です。基本的にみんな知らないので覚えようとするより作ろうとする方が手っ取り早いですね。Maybe.

・実践/注意点
上で例を挙げたところですが、超多枚数を持つ人相手には絵札が少ない超多枚数は使わないようにしましょう。

負けた例(友情出演:mickeyさん)

返されたら相手の残したカードが3の倍数とかでない限り負け確定なので気をつけましょう。

・最後に

デメリットがかなり重く、絵札が少ない/あっても一気に上がりにくい時に全出しをして…という非常用の策止まりの戦法になると思いますので、あまり流行らないと思います。

もっと素数大富豪歴が長い方々に研究してもらってもっといい活用法などを書いてくださることを願いたいですね。
質問・改善点・指摘がある場合はお手数をお掛けしますが、Twitterやnoteの感想欄など何かしらで私にお伝えください。もし次に書かせていただけることがある場合ははてなブログで書いてみます。

明日の記事は北大素数大富豪同好会さんの「北大祭で素数大富豪企画を出展したことについて」ですね。

2022年12月15日号はここで終わりです。
お読み下さり、ありがとうございました。

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