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リスクは危ないことじゃない

あぁ、このままアクセルを踏み続ければ、この車は崖に転落するリスクがある。

違います。
それはリスクではありません。
アクセルを踏み続けて間違いなく転落するなら、ただの危険です。
純粋な危険100%です。

私たちは日常的にリスクという言葉を使います。
主に危険という意味合いで使うことも多く散見するし、悪いイメージとして使うことが多いようです。
しかし、そうではありません。

リスクというのは、ふり幅だと考えるとわかりやすいです。
良い可能性悪い可能性もある。
これがリスクです。
例えば、遠くから見ているだけ憧れの彼女に声をかけると、「仲良くなれるリスク」と、「気持ち悪がられるリスク」がある、というわけw

そして、このリスク(=ふり幅)を最小限に抑える方法がリスクヘッジと呼ばれます。
リスクヘッジを行ことで、予測外や予定外の危険や可能性を減らして、予測予定通りの成果を求めることが、ある程度まで可能になります。
上記のマドンナの例でいくならば、爽やかな声のかけ方を勉強したり、彼女に好感を抱かれそうなファッションを研究したり、でしょうか。

さらには、適正なリスクをとるといことが望んだ結果を得るには必要です。
ノーリスク、ノーリターン。
ローリスク、ローリターン。
ハイリスク、ハイリターン。
いずれも、リスクをとらなければ見返りはなく、多くのリスクをとれば見返りは大きい、ということです。
マドンナに声をかけなければ、気持ち悪がられることもありませんが、仲良くなることもありません。
仲良くなるという最良の結果を望んで得たいのであれば、声をかけるというリスクを取らざるを得ないですよね。
これがリスクをとるということ。
声をかけることで生じるリスクを吟味して実際に行動に移すかどうかを考えるのです。

自分にとれる適正なリスクを把握して、リスクヘッジをした上で、手段として講じることができれば、あなたはリスクのコントロールができるようになります。
どこまでのリスクをとって、どれだけの結果が求められるのか。
この考え方は、日常的に何かを決断する時に求められる考え方です。
普段は無意識に行っている日々の決断に取り入れてみることで、まずは無謀な決断から離れられます。
そして、決断後の自分の行動に理由や意味を持たせることができるようになります。

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