【第8話】日プガールズ感想
コンセプトバトルへ向け練習する最中に行われた日プ女子ことPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSの第二回順位発表。
今回はその結果と、個人的に気になった順位変動について書いていきたい。
なお、記事中では1位から35位までの順位、および脱落者のネタバレがあります。この先はそれをご了承の上、読み進めてください。
※前回記事はこちら
順位発表
実際の放送では変則的な順番でランキングが明かされたが、この記事では35位から順に票数と共に振り返る。
まずは辛うじて生存した24~35位。
24~35位
個人的に特に嬉しかったのが、佐々木つくし(31位→28位)と桜庭遥花(32位→33位)の生存。後半組かつボーダーライン上だったので心配していたが、ポジ評での覚醒が報われる結果となった。
25位で呼ばれた川畑蘭華のガッツポーズも印象深い。しかし票数で見ると、ベネフィットの1万票を逃していたら26位の斉藤芹菜と入れ替わる形に。日プ無印ではベネフィットの差で生存と脱落が分かれたので、その効果は侮れない。
続いては惜しくもデビュー圏内入りを逃した12~23位。
12~23位
飯田栞月が33位から20位にジャンプアップ。前半組かつ脱クラシックで一皮剝けたことが功を奏したか。
票数で見てみると、18位の坂口梨乃と19位の田中優希との間には大きな壁があるのが分かる。その差は実に197,059票。しかし壁はここで終わらない。12位の髙橋妃那と後述する11位の練習生との差は何と270,917票だ。こうして見ると、デビュー圏内への壁が果てしなく高いのが伺える。
それを乗り越え5~11位にランクインした練習生がこちら。
5~11位
11位から8位まではかなり拮抗した印象。8位の清水恵子からベネフィットの11万票を抜いたら11位まで落ちることを考えたら、例えデビュー圏内入りを果たしたとしても決して油断はできない。
そしてここで見えてくるのがトップ4の壁。5位の山本すずと後述する4位の練習生との差は244,277票。その順位がこちら。
1~4位
櫻井美羽はポジションバトルで苦戦しつつも安定して4位をキープ。やはりここまでに固めた支持基盤が堅かったか。笠原桃奈は3位に後退。私の見立てでは、第1回で1位だったことから「笠原桃奈は大丈夫そうだから他の子に投票しよう」という心理が多くの国プに働き、浮動票を逃したことが大きいのではと感じた。
2位の加藤心は振り返ってみると、これまで1度も2位以下に落ちたことが無い堅実ぶり。そして1位に輝いたのが石井蘭。ベネフィットの11万票を除いても、2位に209,212票の大差をつけ、圧倒的な強さを見せつけた。
脱落した練習生に思うこと
しかし過去作でも毎度思うのだが、回を重ねるごとに練習生一人一人への思い入れがどんどん強くなって、誰が脱落しても心苦しくなってきた。36位の坂田琴音が、共に最後の椅子を争った吉田花夏に残した「Love Diveの星になるんやで」という言葉が忘れられない。
もう1人特に残念だったのが秋山愛。彼女に関しては見つけたのが余りにも遅すぎて、自分の見る目の無さを詫びるより他ない。コンセプトバトルでもセンターを務める予定で、もし生存していたら逆転劇を見せられたのではと思ってしまう。
そして後半組の不利を想うと何ともやるせない。一応第6話の放送から4日後に全練習生のチッケムが公開されたが、それでも圏外から生存できたのが前半組の加藤神楽と須谷緩だったことを考えると、救済には程遠いのが現実だ。もし前半組に回ったのが坂田のいる「Shut Down」や秋山のいる「ANTIFRAGILE」だったら結果はどうなっていたのだろう。それを考えたところで、きっと彼女たちの代わりに泣く練習生が出てくるだけだ。
ついに始まる2pick投票
さて、ここに来て国民投票にも大きな変化が表れる。それが、1日あたりの投票枠が11人から2人に減ることだ。
枠が減るということは1票の重みも増すということ。今までは期待を込めてといった軽い気持ちで投票できていたが、1日2人だと投票に至る基準も高くなるので、浮動票で稼いでいた練習生は足元をすくわれそうだ。逆に言えば、1pickを多く抱える練習生にはチャンス。実際に日プ女子と同じ流れだった日プ無印では、2pick投票になった途端に初めてトップ11入りを果たす練習生が3人※も出てきたので、波乱は避けられないだろう。
※辞退による繰り上げなしの順位に基づく人数
次回はいよいよコンセプトバトルの本番。と同時に全く新しい5曲がこの世にお披露目される時でもある。練習生のパフォーマンスを楽しみにしつつ、全員が全力を出せるよう健闘を祈りたい。
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