可能な限り簡略化したロイヤルミルクティー(もしくはチャイ)もどきの作り方

はじめまして。
謎クラスタかと言われるとちょっと危ういくらいの端っこに引っかかってるひとです。奏といいます。だいたいいつもお茶を飲んでいます。なので今日はお茶の話。役にたつかどうかは分からないので暇潰しに読んでください。
(最初に宣言しますが、茶葉を量ってお湯沸かしてポットでお茶を淹れることになんの面倒も感じない人は読む必要ないです。暇つぶしにもならないので。)

ミルクティーとかチャイとか、外で買ってももちろん美味しいんだけど、甘さが足りなかったり、ちょっと甘すぎてうーん、てなるときありません?
家で作るのもそんなに手間じゃないよ、在宅時間も増えたことだし家で気楽な飲み物の選択肢に追加はいかがですか?ってはなしです。たぶん。書き出した時点ではそうしたいと思ってる。

割と有名な話かもしれませんが、ロイヤルミルクティーは日本の造語です。レシピを調べた感じだと鍋で煮出してミルクを足したものをロイヤルミルクティーと呼んでいる場合が多いのですが、英語圏では「シチュードティー」と言うとそれが出てきます。お店で対応していれば(英国ではあまりポピュラーな飲み方ではない)。旅行に行かれた際にはお試しください。
ホットティーをカップに入れてからミルクを足すもの、もしくはミルクを入れてから紅茶を注ぐものは単純にミルクティー(tea with milk)ですね。ミルクが先か、紅茶が先か、は英国人の永遠の論争の火種です。どこの国にもある“きのこたけのこ戦争”。私はたけのこ派です。間違えた、紅茶が先派です。
現実的には紅茶が先派が多いようです。複数人いる場では、お茶はホストがサーブして、ミルクは各自で、という流れになりがちなのでそりゃそうですね、とも思いますが。ちなみにミルクはギリギリまで冷やす派、常温に戻す派、低温殺菌過激派とかもあるので、自分の好みを色々探るのも面白そうです。

いきなり脱線しましたが、そろそろタイトルにある簡単なロイヤルミルクティー(シチュードティー)の作り方の話に戻りましょう。用意するのは以下。

・耐熱マグカップ
・ティーバッグ 2つ ※1
・牛乳 ※2
・砂糖か蜂蜜
・水
※1 ティーバッグはステープラー不使用のものを用意すること。レンジで火花飛ばしたいひとはその限りではないけど、その場合は自己責任でお願いしますね。
※2 乳脂肪3.7%以上を推奨します。3.7なくてもいいけど低脂肪乳は避けた方が無難。%が高い方が濃厚さ(乳特有のとろみ?旨み?的なやつ)と甘みをより感じられると思います。甘さは砂糖や蜂蜜で取るので…、と言う方はそこまで気にしなくてもいいです。

1.マグカップに水を1/2〜2/3くらい入れ、ティーバッグを2つとも入れる。
2.レンジで2分加熱する。
3.マグカップの適量まで冷たい牛乳を足す。
4.レンジで1分加熱し、そのまま庫内で1分放置。
5.ティーバッグを引き上げ、砂糖か蜂蜜をお好みで。

チャイにしたかったら、1で水と一緒に生姜チューブとかシナモンパウダーとかスパイスとか入れるといいです。最近はルピシアやデパ地下のちょっとした高級志向スーパーあたりでチャイミックス、チャイスパイスなんて名前で最初から混ざったやつを売ってるので便利ですね。
砂糖や蜂蜜の代わりにホイップクリームを絞るときは、植物性がいいと思います。動物性だと生クリームの方が勝ってしまうので…。勿論、そういうのを飲みたいときは動物性のものでいいですが。

シチュードティーを鍋で作るときの話もしましょうか。
茶葉はいわゆるミルクティー向き、を選ぶといいと思います。アッサム、ルフナ、サバラガムワ、ディンブラ。ブレンドなら、イングリッシュブレックファースト、アフタヌーンティーあたり。
鍋の場合は、少なくとも2杯分かそれ以上で作るのがいいです。1杯分だと焦がして失敗する可能性が上がる。(以下は2杯分のレシピ)

1.鍋にマグカップ2杯分の水を入れて沸騰させる。
2.茶葉をティースプーン山盛り2杯入れて中火で3〜4分。くつくつしようとボコボコしようと火は止めない。(チャイにするときは茶葉と同じタイミングでスパイスを投入)
3.マグカップ1杯分の牛乳(砂糖か蜂蜜を入れる場合はここで一緒に入れる)を入れ、ぐるっと軽くかき混ぜたら中火で待つ。
4.沸騰ギリギリ手前で火を止める。
5.茶漉しで濾してマグカップへ注ぐ

こういうレシピ見ると沸騰ギリギリってどこよ、てなるんですけど、牛乳が入ってるので鍋のふちがぶわっとしたな、と思った瞬間あっという間に沸騰するので、鍋のふちがぽこぽこしてきたら火を止める、でいいと思います。
我ながら擬音のオンパレードがひどい…。

試すとわかるんですけど、沸騰してしまったものと沸騰手前で止められたものは他の手順が全て同じでも、あからさまに味が違います。好みの問題かもしれませんが、沸騰させないことが大事だと一応念押ししておきます。あれは全くの別物。

鍋で作るの美味しいんですけど、鍋を洗うのが大変なんですよね…。気力があるときしか作れない。こればっかりは頑張ってくださいとしか言いようがない。がんばれ。わたしもがんばる。

個人的なオススメ茶葉を並べておきます。(括弧は取扱社名)
アッサム・マンガラム茶園(ジークレフ)
ルフナ・ニュービターナ茶園(ワンダーリンクス)
ゴールド(リントンズ)
ボンベイチャイ(東インド会社)
アイリッシュモルト(ロンネフェルト)
アールグレイ ロイヤルミルク(TEAPOND)
2020クリスマスブレンド(JANAT)

紅茶ではありませんが、キャンディスのラム、アールグレイ、チャイあたりを砂糖の代わりに使うと、手軽にちょっとリッチな気持ちになれて良いです。成城石井やKALDIで売ってる(時もある)(時々バズって店頭からいなくなる)。

どっぷりマニア的に楽しむこともできるお茶ですが、そのへんはガチ勢にお任せして、「世の中にはいろんなお茶があるので試してみませんか?」という気持ちで、不定期にお茶とお菓子のペアリングごっこや、謎とき界隈の食べ物イベントでお茶を淹れたりしています。
家で淹れるのは面倒だけどいろんなお茶飲んでみたい!とかあればお気軽にお声がけください。人見知りなのでめちゃくちゃ狼狽えながらお返事します。

とりあえず今日は帰りにティーバッグと牛乳買って帰ろう、て思ってもらえるといいなぁ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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