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《2分で読める! 大人目線でお薦めしたいスーパー戦隊3選ー②》侍戦隊シンケンジャー

その①では「五星戦隊ダイレンジャー」を紹介しました。
今回も大人が観ても楽しめる「スーパー戦隊」を個人的な視点からご紹介します。

《2分で読める! 大人目線でお薦めしたいスーパー戦隊3選ー②》侍戦隊シンケンジャー

2つ目は2009年 スーパー戦隊33作品目「侍戦隊シンケンジャー」。
テンポ良く読めば2分で読破!! お薦めポイントは大きく2つ!!

お薦め①【”赤” が主役】清々しい戦隊らしい設定
「シンケンジャー」は侍をモチーフにした戦隊。
「赤」は「殿様」で、他の4人は「家来」、明確に「強い赤」を押し出している。戦隊は大体「赤」がリーダーだが、ここまで上下関係が明確な戦隊は他にない。逆に “清々しさ” を感じる。

「赤が偉くて強い」というのは、戦隊の先入観とマッチしていて、
変なモヤモヤが生まれず、物語が頭に入ってきやすい。

そんな中にも5人のキャラクターはちゃんと立っていて、
「赤」の殿様は「上位の者が持つべき覚悟」、
他の4人の家来は「仕える者へ持つべき忠誠心」、
を一緒に戦う者同士の「対等の友情」というスパイスを加えて描いている。

この明確な上下関係があるからこそ描ける人間ドラマは「スーパー戦隊」では新鮮。

お薦め②【子どもと大人の両立】清々しいターゲット戦略の割り切り
20~30年以上続く作品は「ターゲットの2世代化」が起こる。
「スーパー戦隊」にも小さい頃に観て育った大人ファンがたくさん居る。
「スーパー戦隊」は基本的には子ども番組だが、この頃になると
そういう大人ファンも意識して作品が作られている。

「シンケンジャー」は、その考え方の物語への反映が
“あからさま過ぎて” 逆に “清々しい”。

「スーパー戦隊」の改編期は、毎年2~3月。
子どもターゲットで事業を捉えた場合、最大の商戦期はクリスマス+正月。
極論、これを超えたら、子ども向け事業の商売はほぼ終了と言っていい。

「シンケンジャー」は、子ども向け事業が終了した正月明けから、
明確に物語が「大人向け」に移行する。(以降ネタバレ注意)

今までの赤の殿様が影武者で、真の殿様が登場。
「偉くて強かった赤」が影武者で、4人の家来以下の「黒子」扱いに急転落!!?子どもターゲットでは考えられない展開で驚愕する。

しかし、そんな大人向けのストーリーでもロボットだけはバンバン活躍。
クリスマスにおもちゃを買ってくれた子どもへの粋な配慮も見どころ。

他にも5人揃いのユニフォームが無く私服であったり、
ちょっと今風でおしゃれな戦隊。
その辺も観ていて新鮮かも。
「スーパー戦隊」の事業的な狙いが垣間見える「侍戦隊シンケンジャー」。
「スーパー戦隊」を知る上ではお薦めです!!!(2分で読めましたか?)


KanadeL(かなでぇる)

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