おかねのこと②

言わないと払わない彼が私の経済から食費を搾取しないようにする対策。


1日1000円の予算で予め貰う事にした。

引っ越してきた9月25日から10月末までの分。

朝ごはん、昼のお弁当と晩ごはん。3食1000円で彼は快諾。細かく計算し帳簿につけた。

10日毎に途中経過を報告。

純粋な1日にかかる費用は1000円で賄えるが、問題は調味料などの材料を瓶や袋単位で買うと予算を超えること。なので使う分を私の家から持ち込み持ち帰るを繰り返した。

粉末のものは小分けして彼の家に置いたけど、みりんや酒、油などは一瓶買う。と、その瓶を使い切るまでは予算オーバー。月末にその在庫分を引けば1日1000円以内になる。

そう説明しながらやりきった。

が、そのうちお金以外の彼の考えが見えてしまう。

そもそも1日1000円として宣言したため、私は彼の家で一緒に食べれない。食べたら彼の食費を私が消費するから。


そうなると私はご飯をどのタイミングで食べるか、わからなくなり、晩ごはんなどは遅すぎて食べずに寝るようになる。


朝5時前に起きてお弁当作り、5時40分には家を出て彼の家で朝ごはんを作る。6時30分には片付けて見送り、自宅で子供用の朝ごはんを作る。

夕方帰宅したら、子供のお腹の減り具合を聞いて彼の家に晩ごはん作りに行く。子供は私が帰るまでに自分で作って食べたり、「今日はいらない」等と気分で変わる。


彼の晩ごはんを作る。

食事の片付け以外に洗濯などもして帰る。


帰ると言うと彼は寂しそうにするのだけど、私が晩ごはんを食べてないことを気遣ってくれたのは2回だけ。

その2回目のは昨日11月3日。


彼は一緒に食べようとか、食べてたの?など気遣いなし。


提供すると嬉しそうに食べ始める。


私が仕事から帰って、買い物して、その足で作りに来てタイトな時間の使い方をしてることも、自分の家族の時間を削ってることも、私の空腹も気にならない。

ある時、子供の塾のお迎えがある日。

仕事が遅くなってからの買い物だった。作り終わりがお迎えの時間に迫って焦っていた。

彼は座ってゲームをしてた。出来上がるまで小分けして冷凍したご飯を温めるくらい手伝えるのに、一切手出しなし。私も頼まなかったけど、「そろそろ時間じゃないの?」と声をかけられた。


出来上がった料理を盛って並べ、慌ただしく上着を着て帰る。「ありがとう!」と元気に声かける49歳。


子供を迎えると、一緒にコンビニでご飯を買った。


彼の行動はひとりっ子だからだろうか?


この日のことで次の月はお金を預かるのは止めようと決めた。


大きめの冷蔵庫に買い替えたきっかけでお金の管理含めお弁当を作るのは断ることにした。

冷蔵庫に買い置きされたものでなら作る。

買い物もお金の管理も降りる。


すでに必要な調味料は揃ってる。


調味料などを揃える以外の事でも大変だった。


調理器具など必要な道具の買い揃えに、彼の難色が見えて細々したものは私が百均で買い揃えた。


もちろん買ったことは彼も気がついてる。

私が買う以前に、フライパンひとつ買ってくれた。


その時に他のものが必要と言い出せない空気。


後日、雪平鍋を買ってもらった。


それだけ。

軽量カップ、菜箸、おたま、フライ返し、ピーラーなど…あった方が私は困らないもの。


彼には無くても作れるだろ?と言う物は私が買う事になっていた。


その他包丁、雪平鍋用の蓋も私が用意した。


自然と私が出してる。


日用品も。


洗濯用洗剤が切れて、私が買った。

トイレットペーパーを家から持っていった時に「共有にするの?」と聞かれて返事にこまった。

いくら?と聞かない彼。共有にすると答えたら私が持つことになるだろう。

私は共有にするの?の意味がわからず、トイレットペーパーにこだわりがあるのか?と質問で返した。

「こだわりないよ…」と答えそのトイレットペーパーは普通に使ってる。


この1ヶ月半でわかったこと。


私が気が付いて用意すると後からは払わないシステムを確認した。

お店でも私が自分の買い物中に彼の日用品について「〇〇買わなくて大丈夫?」と尋ねたりすると、私の買い物カゴに入れて払わないと言うことになることも学習した。


冷蔵庫の中のもので作るようになって、調味料が足りないからと買ってくることを予め伝えて後で払ってねと念押ししたのに、「お金ちょうだい」とコンソメなど300円を請求すると「なんのお金?」と尖った言い方をされた。

昨日言ってたじゃん、これだよ…と手元のレシートを突き出してようやく納得する彼。

凄く空気悪い。


対策として、自分の買い物は彼と行かない。

彼の買い物中に自分の物を買わない。

あくまでも付き添って、これが必要です買ってくださいとお願いする係になる。

そうじゃないと、彼は私のお財布が痛いなんて全く気にもしない。


無意識と本人は言う。


お金を払うことを無意識に忘れる。

最悪な性格。


私が防御するしかない。

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