7.Stop Dragging Your Toes!

前回の続きです。コーチングのキューイングは、効果的な加速の基本的なバイオメカニクスの原則に忠実であるべきで、スイングレッグのリカバリーの高さとアスリートが地面に加えられる力の量の間に潜在的なトレードオフがある、という話でした。

マガジン形式でまとめてるので他の章と合わせて読んでもらえると嬉しいです。では本編です。

エリートスプリンターは、より大きなステップ頻度と最大屈曲/伸展のポイントで大腿部をより早くリバースする能力を持っています。大腿部を迅速にリバースさせる能力は、エリートスプリンターが必要なだけの地面反力を受けとる為に必要とする距離を少なくすることを可能にする可能性があり、したがって、スイングレッグのリカバリーの高さは、エリートではない選手達と比較して低くすることができます。

さらに、大腿部の急速な反転により、エリートスプリンターは、スイングレッグの足の高さが相対的に不足していても、質量の中心に対して適切な位置(すなわち、後ろ、または下)で接地を開始することができる。発達期のスプリンターは、同じステップの頻度や大腿部を急速に反転させる能力を欠いているため、力を効果的に適用したり、スイング脚のエリートスプリンターと同様のリカバリー経路で地面に適切に接地したりできない場合があります。

要するに、発達期のスプリンター(そして実際には、多くのエリートスプリンター)には、効果的かつ効率的な方法で大げさなローヒールのリカバリーで加速するための特定の力を生み出す能力が不足していることが多いということです。 運動学と運動学(力と運動)の間には直接的な関係があり、力の生産に制限があると、発達期のスプリンターが達成できる動作位置が制限される可能性があることを覚えておかなければなりません。


続く

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