シリーズ「霊の中に生きる」 No.10人の霊(10)⑥


シリーズ「霊の中に生きる」 No.10

人の霊(10)⑥

●聖書の最高の教えは『霊の中に生きる』ことです。

シリーズ「霊の中に生きる」の第十回目です。

今回も「人の霊」について扱います。
今日はその第6回目です。

人の霊(10) - 牧師の書斎

2. 天の御座に着かれたキリストの務め

『天の父の右の御座におられる勝利者イェシュア』

さて、地の務めと同時に、復活されたキリストは昇天され、父の右の座に着かれて、天における務めをしておられます。

イェシュアは、私たちの霊の中にいると同時に、天においても同じキリストが存在して、私たちのためにとりなしをしておられます。

キリストの「天における務め」と「地における務め」は、三一の神がそうであるように、相互内在、かつ同時同存の務めです。

頭と身体が繋がっているように、天と地はキリストによって繋がり、一体とされています。

はじめに神は天と地を創造された。
(創世記1章1節)

それは、時の満ちるに及んで実現されるご計画にほかならない。

それによって、神は天にあるもの地にあるものを、ことごとく、キリストにあって一つに帰せしめようとされたのである。

(エペソ1章10節)

ただ天におけるキリストの務めの際立った特徴は、私たちが圧倒的な勝利者となるように、主権をもってとりなしておられるということです。

【新改訳2017】
ローマ人への手紙8章33~35、37節
33

だれが、神に選ばれた者たちを訴えるのですか。神が義と認めてくださるのです。


34

だれが、私たちを罪ありとするのですか。

死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、しかも私たちのために、とりなしていてくださるのです。


35

だれが、私たちをキリストの愛から引き離すのですか。苦難ですか、苦悩ですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。


37

・・・これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。

●復活されたイェシュアが昇天し、神の右の座においてなしている天における務めは、教会のかしらとしての主権的な務めです。それは神の大能によってすべてのものをすべてのもので満たしてエックレーシア(ἐκκλησία)を建て上げる務めなのです。

天の父の右に座するお方

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