シリーズ「霊の中に生きる」 No.7人の霊(7) ⑦

シリーズ「霊の中に生きる」 No.7
人の霊(7) ⑦

人の霊(7) - 牧師の書斎

●聖書の最高の教えは『霊の中に生きる』ことです。

●ヨハネの福音書15章から「いのちのしるし」としてイェシュアが弟子たちに語っておられる三つのことばを選び、それについて考えてみましょう。

天地煌々(てんちこうこう)

今回はその2です。

(2)

多くの実を結ぶ

<豊かさ>・・「人がわたしにとどまり、わたしもその人にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。

(5節)

いのちのしるしの第二は、「多くの実を結ぶ」ことです。

ぶどうの実はふどう酒です。

ここでいう「豊かさ」とは、神と人の関係性における交わりの豊かさで、それは「平安・安息」となって表されます。

人は親という存在によってかかわりを持つようになります。そのかかわりはその人の人生の多くを決定付けます。

精神病は人との関係においてもたらされる関係の病です。

人が恐れを感じるとき、自分のうちに引きこもり、豊かな関係を築くことができなくなります。

ついには他者に背を向け、手を差し伸べることをしなくなり、自ら作り出した防御の態勢へと退行していきます。

人からほめられてもそれを否定し、他人の親切を素直に喜べない、あるいは勘ぐってしまう心。

期待した関係が得られなければ、その怒りが中傷や陰口となって表われる。

冷淡、しらけ、孤独は、みな期待した関係を得られなかったことの結果です。

かかわりを欲するがゆえに起こる甘えという心の依存、これらはみな愛に病んでいる証拠です。と同時に、恐れは何かをしなければならないという脅迫をもたらします。

業績や成功を強調する今日の社会では、私たちは業績や成功が安心と同じものであるかのような思いを持っています。

それらを確保することで、役立たずになることへの恐れが取り除かれると思っています。

そのためにいつもプレッシャーを感じながら生きているのです。

そのため、人からの拒否や批判に対して非常に傷つきやすくなります。

しかし神とのかかわりから得るいのちは、こうしたものに左右されない「平安と安息」がもたらされます。

われ東雲を呼び覚ます!

11:25

そのときイエスは声をあげて言われた、

「天地の主なる父よ。あなたをほめたたえます。これらの事を知恵のある者や賢い者に隠して、幼な子にあらわしてくださいました。


11:26

父よ、これはまことにみこころにかなった事でした。


11:27

すべての事は父からわたしに任せられています。

そして、子を知る者は父のほかにはなく、父を知る者は、子と、父をあらわそうとして子が選んだ者とのほかに、だれもありません。


11:28

すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。


11:29

わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。

そうすれば、
あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。


11:30

わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。

マタイによる福音書11章25節〜30節


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