溢れる

昨日は府中におれの憧れの人である山内彰馬と佐藤赳の弾き語りを見に行った。

山内彰馬が昔やってたShout it outを小学生の時に聴いて中学生で憧れて進路を軽音のある高校に変えたってくらい影響を受けている。彼がいなければもしかしたらバンドをやってなかったと思うし、ギターも弾いてなかったかもしれないし、音楽もやってなかったかもしれない。彼に今の人生を作られた。でもシャリラが解散してからもう彼に会えないかと思ってたが、今回音楽を初めてから知って、とてつもなくハマり、大好きなkoboreの赳といっしょにやるってことでちょうど4月から神奈川に住んでたおれからしたら行くしかなかった。片道2時間以上かかったが、近い気がして行った。

こんなに楽しみにしてたのにおれは日曜に腰痛になり、月曜は動けないくらい痛く、辛く、学校を休んだ。動けるようになったら、薬とサポーターと湿布を買いに行って、ライブのためという一心で本気で治した。それで当日には痛みが引いて、まだ痛みはあったのだが、これは行けるだろうという程度だったので府中に向かった。前日までは諦めた方がいいくらいの痛みだったのに不思議だ。最終的には気合いこそが解決するのかもしれない。

府中に着いたのは思ったよりちょっと早くて暇を潰そうと思ったが、思ってた100倍は何も無かった。フライトの近くにマックがあるとマップには書いてたのにそのマックは無くなり、近くにはロイホくらいしかなかった。しかしおれはバイトをしてない、金欠の大学生であり、ロイヤルな人間ではないからコンビニ飯で済ました。府中に何があるか確認するために駅の周りを探検したが、その結果「何も無い」という結果になった。飯を食べたらそれなりにちょうど良さそうな時間だったため向かったら思ったより早くついて30分も早くついて待ってようと思ったら追い出された。15分ほど散歩してまた戻ったら人がそれなりに集まってた。シャリラのTシャツを着てる人がいて、死ぬほど羨ましかった。

会場に入るとまさかの整理番号が早いと自由席で、おれは早めだったから座れて、最前列で見た。チケット提示のとこで「どちらがお目当てですか?」には聞こえる限りの人は「赳くん!」と言っていて、少し悲しかった。突然おれは「山内彰馬です!」と元気よく言った。

ライブが始まるとおれが今まで画面で見てきた彰馬さんとは違って最初分かんなかったけど、声を出した瞬間何年も前から聴いてた彰馬さんの声で震えたし、歌い出した瞬間涙が出てきた。こんなの初めてだった。約1時間の中で数え切れない回数泣いた。やっと会えたって気持ちでたまらなかった。見た目も年齢も変わったけど、大好きな声だけは変わらずあの声だった。

赳はこの日誕生日でおめでたバースデーボーイだった。本人はそんな気はなかったが。セトリはとても良くて、終始これが聴けるかーってのばっかりだった。最高だった。赳でも少し泣いてしまった。しかも最前なのもあり赳とは何回か目が合い、うれしかった。彰馬さんが酔っ払ってフラフラで、赳がそれを支えるって構図が最高だった。

この日はたまらなくいい1日だった。夜の家への帰れる時間のラインも1つ引けてよかった。またこんないいライブを見れればいいが、そう簡単に超えても欲しくない。彰馬さん、今度はバンドで見るよ。


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