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好きを形にするための7つのヒント

こんばんは、kana(かなやん)です!
今日は自主企画のインタビュー第1弾をお届けします。

今回は、東京日本橋にある「hostel DEN」のアンバサダーや株式会社CAMPFIREのコンサルティングなど、幅広い分野で活躍しているしげちゃんさんにお話を伺いました。

新卒からフリーランスとして、自分の「好き」を形にしてきたしげちゃんさん。

「好きなことを形にする」うえで大事な考え方を7つ教えていただきました。

好きなことをしたいけど迷う、不安があると思っている人は必見です!

▼しげちゃんさんプロフィール

長野県大町市にて

神奈川県生まれ神奈川県育ち。世界中を旅した経験がある。
東京日本橋にある「hostel DEN」のアンバサダー、神田にある「エデン神田」の1日店長、株式会社CAMPFIREのコンサルティングなど幅広い分野で活躍中。

好きなことを形にする7つの大切なこと

1. ○(マル)を出しつづける

ーしげちゃんさんの経歴を拝見して、自分の好きなことを形にする力がすごいと思っています。好きなことを形にするために、しげちゃんさんが意識していることを教えてください。

 19歳〜21歳で日本各地を旅していました。旅をする前までは、スポーツが好きだったのでスポーツ系のメーカーに興味があり、スポーツ用品を通じて選手を機能面からサポートしたいという想いがありました。しかし、旅をしているなかで、いろんな人と関わり、ダイレクトに人に頼ったり頼られたりする関係が面白いと思うようになったんです。そこからフリーランスの仕事に興味を持ち始めました。

 新卒でフリーランスになったので、いわゆるプログラミングとか武器になるスキルはありませんでした。そこで、自分自身の強みを考えた時に『おしゃべり好き』なことって結構武器になるんじゃないかなと思いました。日本人はシャイな人も多いので、「よく喋る人」や「断らない人」という印象をつけるために、最初はどんな依頼も引き受けるようにしていました。そうすることによって、「この人は○(マル)を出してくれる人」という印象を周りの人に思ってもらえるようにしていました。

 まずは○(マル)を出し続けることによって、最初の依頼が次の依頼につながったり、新しい依頼主との出会いにつながったりします。最初に○を出して色々な依頼を受けていき、だんだんと×も出すようにしていきます。そうすると、自分にとっての「引き受ける仕事」と「引き受けない仕事」の基準が明確化されていくんですね。また、仕事を依頼してくれる相手も「この人は×も出すんだな。今度別の角度から仕事を依頼してみよう」と一度断った仕事を形を変えて依頼をしてくれることもあります。そうして、依頼主との信頼関係を構築していく中で、自分のことを認めてくれて評価してくれる人がだんだん増えていき、必然と自分に依頼がくる仕事の質も高まっていきます。つまり、最初に○を出すことが、だんだんと質の高い仕事の依頼が自分に集まってくることに繋がっているんです。

 「質の良い仕事の依頼がない」と思っている人は、最初から×を出してしまっていると思います。最初から質の高い仕事を求めるのではなく、最初はどんな依頼もまず○を出して引き受ける。そして少しずつ質の良い仕事が集まるように行動していくことが大切だと思います。

2. 好きをちゃんと伝える

ー依頼主との信頼関係は仕事上で重要なことだと思います。人との関係を築くうえで意識していることはありますか?

 初対面の人には特に「好き」という感情をちゃんと伝えるようにしています。それは、愛情としての好きではなく、「自分のことはなんでも話します。なのであなたもなんでも聞いて良いですし、話したいことがあったら話してください」というスタンスでいるという意味です。

 田舎の家って鍵がかかっていないじゃないですか?あのテンション感です。相手も扉を開けてくれる可能性が高まると思うので、まずは自分が扉を開いていますよという姿勢を示すようにしています。

ー人との関係構築が上手な印象もありますが、昔から得意だったのでしょうか?

 昔から自分から話しかけることは得意でした!15歳くらいまで「人見知り」という存在を知らないくらいでした笑 高校生になって、新しく出会った人に自分から話しかけていましたが、周りの人は意外と話しかけてくれない印象があったんです。何か嫌われるようなことしたかな?と疑問に思って聞いてみたところ、人見知りだと言われて。そこで初めて「人見知り」な人もいることを認識しました。

 自分から話かけることが苦手な人もいるんだということを知って、だったら話しかけることが得意な自分が、どんどん話かけにいこうと思いました。この時から今まで自分から話しかけていくスタンスは変わっていないです。

 話しかけるときは、相手のリアクションをよく見るようにしています。笑わせにかかった時の反応や真面目な話をした時の反応など。その人らしい反応があると思うので、それぞれの個性を見て対応方法を考えています。

3. 壁ではなく階段

ー好きなことを形にするにあたって誰しも「壁にぶつかる」ことがあると思います。しげさんは「壁にぶつかった」と感じる時にどのように対処をしてきましたか?

 そもそも「壁にぶつかる」という感覚がないです。どういうことかというと「壁」ではなく「階段」だと思っているからです。

 「壁」だと捉えてしまうと、乗り越えようとか怖そうな感じがありますが、「階段」だと目的に向かって1段ずつ昇っていくしかないと思えますよね。目的地に向かってあと○段昇っていけばいいと思えますし、昇っていくことで少しずつ目的地に近づけるイメージも持ちやすくなると思っています。

 だからこそ、発想の転換で「壁にぶつかったことはない」とも言えます笑

ー確かに、階段だと思うとイメージが一気にしやすくなります。私の中で、階段というと軽く登れる段もあれば、ちょっと登るのが大変な段もあるイメージですが、しげさんはどのようなイメージを持っていますか?

 1段1段そのものは一定のペースだと思っています。なので、登るのがきついという段はなく、目的地に向かう段数が多いかどうかが変わるイメージです。目標と現在地によって、段数が違ってくるだけで、歩み自体は変わらないので、目的地に向けて一定のペースで進めていくというイメージです。

4. 目的地と現在地の把握

ー目的地と現在地を知らないことには、どんな努力をすればいいか分からなくなると思います。しげちゃんさんはどのようにして現在地と目的地を測っていますか?

 他の人を徹底的に観察します。まず目的地の把握においては、2〜3ヶ月努力すれば追いつけると感じる人を見つけます。その上で、現在地の把握のために、現在自分と同じ実力を持っている人を見つけます。

 なぜ2〜3ヶ月なのかというと、1年努力をしないと追いつけない人だと、なかなか追いつくのが難しいんですよね。相手も努力をするので。でも、2〜3ヶ月で抜かせそうな人であれば、相手が努力をしていても4ヶ月〜6ヶ月くらいで追いつくことができます。その方が実現できそうじゃないですか?

 ここで重要なこととして、「追い抜かす」ことができるかどうかではなく、自分が2〜3ヶ月努力をして追いつきそうな人が、実際に努力をしてみて追いつけるのかを知ることです。

 実際に努力をしてみて追いつけたら、自分がイメージしている現在地は正しいことが分かりますし、追いつけなかったら自分の実力や現在地を見直すきっかけになります。

5. 今日の質を高める

ー目的地と現在地を知った上で、努力を継続するコツは何かありますか?

 困難は分割せよという言葉がありますが、分割する=質だと思っています。実は明日(7/7)で筋トレを始めて2年が経ちますが、継続できたコツは「今日の質を上げていった」からだと思っています。2年間筋トレをしようと思って毎日行っていたのではなく、毎日筋トレをすることに注力していたら2年も続いていたという感覚なんですよね。

 そこにモチベーションはなく、ただ行動しないと強くならないという思いがあるので、目的地に対して合理的な選択をして実行していくだけです。

ー今までお話を伺っていて、何事に対しても「合理的」な判断をする印象があります。なぜそこまで合理的な判断ができるのですか?

 人生は長くないと思っていて、合理的ではない選択をしているほどの時間の余裕はないと思っているからです。

 12歳の時に叔父を亡くして、その時の叔父の年齢が56歳だったんです。その時に、初めてリアルで人の死を感じました。その経験から、もしも自分が叔父と同じ歳までしか生きれないとしたら、思った以上に短いとも感じたんですよね。なので、自分の面白いと思うことにベットしようという想いで行動してきました。

6. 疑問を持って修正を繰り返す

ー1日1日を大切にすることの重要性は感じつつも、体調崩したり、思った以上に進めていない感覚を持つ瞬間が私はあるのですが、しげちゃんさんはどう考えていますか?

 自分の中で「短期・中期・長期」で目標を考えておき、その上で自分の進捗を振り返るようにしています。思った以上に進捗良くないぞと思ったら、目標の見積りが高すぎたのかもしれないですし。違和感を持った時に自分の行動を振り返ってみることで、自分自身にあった計画で物事を進められるようになります。体調についても、体調悪かったらちゃんと休めばいいと思いますし、体調管理を見直してみるのも一つの手です。

 自分に対しても世の中に対しても疑問を持ち続けて、目を肥やしていくことが重要だと思います。

7. 相手からのリスペクト

ー最後に好きなことを形にするために「これだけは外してはいけない」と思うことを教えてください。

 仕事を受けるときに、相手からのリスペクトがあるのかを判断することです。

 それは文面なのかもしれないですし、話し方とかかもしれないですし。「しげちゃんさんじゃないといけない」ということが伝わるかどうかを判断することが重要だと思っています。

 それは、○を出し続けたらからこそ判断する目が肥えましたし、どれだけお金がよかったとしても「自分である」必要が感じなければ×を出すこともあります。

 好きなことを形にしていきたいのであれば、リスペクトを感じられるかどうかを判断する目を肥やしていくことが重要だと思っています。

しげちゃんさんのこれから

いいお節介マンになる

 今後やりたいこととしては、周りに対して「いいお節介マン」でありたいです。

 1日1日にベットし続けて「この人面白い」と思ってくれる人を増やしていきたいです。いろんな人と出会って、その人の知識や経験を聞くことで、自分の中に新しい知識や経験を増やしていくことができるんですよね。そうすると自分の話せる幅が広がりますし、相手からも何の話題でも対応できる人だと思ってもらえます。そういう「ぱっと見物知りマン」というポジションを取りに行きたいと思っています。

まとめ

 好きを形にするためには行動に起こすこと、自分の目を肥やすことが大切だと学んだインタビューでした。

 何か始めたいけど不安や迷っているという方は、まずは色んなことに○を出して引き受けてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

もしかしたら素敵な出会いに繋がるかもしれません!
しげちゃんさん、素敵なお話をありがとうございました!

企画・ライター kana(かなやん)



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