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漫画「スーパースターを唄って。」を途中で読むのを辞めた話

最近、話題になっている漫画として「スーパースターを唄って。」という作品を知った。

主人公・大路雪人。17歳、売人。
「やらんかなぁ俺は、ラップ。」
「歌いたいことなんか、ないもん。・・・・・・伝えたいことも・・・」
幼い頃に、覚醒剤中毒の母親と最愛の姉を亡くし、
天涯孤独となった彼だが、唯一信じてくれる親友がいて・・・・・・
職場の上司に殴られ、流血しながら売人を続けてゆく中で、
彼の心に宿るものとは?

読み始めて半分くらいのところで、「はまらないかも」と感じた。

そのときのポストがこれ。

厳密に言うと、1巻読み終わったわけではなかったが、そんな感想を持った。

それから1週間経って、再度読み始めてみた。

でも、やっぱり違った。
はまらなかった一番の理由は、“グロエグ”だったから。
決定打になったのが、子どもが泣いているシーン。
クスリに溺れる母親が傷付けられて、子どもが泣く。

こういうシーンはいつだって目を背けてしまう。

小学生が友達からはぶられている描写。
親に愛されなくて虐待を受けている描写。

これらは、大の苦手だ。

私が子どもを持つ選択をしない理由のひとつ。
自分が愛する子どもがいじめられたら耐えられない。
そう想うから、母親になれない。なりたくない。

そんなことを再認識させられた漫画だった。

ただし、心が泣いていても、ほっとする結末の作品は好きだ。

最近だと、NHKのアニメで「夜廻り猫」という作品を観た。

「泣く子はいねが~」と夜の街で呼びかけながら、
心で泣く者のもとへとやってくる“夜廻り猫”の遠藤平蔵。
涙を流した人とともに泣き、笑い、励まし、ときに逆に励まされながら、夜廻り猫は歩き続ける――。

■出演
山田孝之(遠藤平蔵) 種﨑敦美(重郎) 木村良平(ニイ) 祐仙勇(元重郎) ほか

■主題歌
「JUMP」
(作詞:忌野清志郎・三宅伸治 作曲:忌野清志郎・三宅伸治 編曲:前山田健一)

■スタッフ
【原作】 深谷かほる
【監督】 竹谷和真
【脚本】 金杉弘子
【音楽】 前山田健一
【アニメーション制作】 SMDE
【制作・著作】NHK・創通

© 深谷かほる・講談社/NHK・NEP・創通

そっと救われる話じゃないと、私の心も壊れそうになる。

「哀しい・寂しい・切ない」
そんなものと距離をとりたくなることも少なくない。

地震のニュースが流れると、チャンネルを変えたり。

泣いている人を見ると、共鳴してしまう。

現実から目を背けていると、非難されるのだろうか。

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