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UNCHANGED


ミンユンギは一見すごくクールな人に見える。

あんまり喋らなさそうだし、落ち着いているタイプなんだ、と実際私も最初はそう思っていた。


だけど、その心のうちは実はとてもメラメラしている。


SUGAは、よく無表情な顔で熱い話をする。自分の人生、そして音楽について。

(Weverse Magazine BTS『BE』カムバック・インタビューより)

無表情でも音楽や夢にかける情熱はものすごいし、冷たそうに見えて実はとても温かい。どれだけ本人が澄ました顔をしていてもその心のうちでメラメラしているものがあることをわかっているから、ついていきたいって思うし、

この人なら大丈夫、信じられるって思わせてくれる人だ。

すべてひとりで


「遅くてもいい、苦しくてもいい 楽しんでもいい」

「全てを経験しながらゆっくり行っていいです(ニュアンス込み)」

いつもお守りにしている大好きな言葉だ。

これは一年後の自分にメッセージを送るという設定でユンギが自分に対して言ったことだけれど、これを聞いてなんだか自分の心の奥でずっとモヤモヤしていたものがすうっとなくなっていくような感じがした。

自分の抱えていたものが許されたようで、そっか悩む必要はなかったんだ、楽しむだけじゃなくて遅くても苦しくてもそれがきっと人生の中で必要なんだな...という一見みんなが知っているような話に見えて、意外とわかりたくてもわかれないものが何故かすとんと腑に落ちた。

ユンギは楽しいことも辛いこともたくさん経験してきただろう、それはひとりでで何にでも立ち向かっていくし、自分の可能性を信じてどこまででも夢を追いかけられる人だからだ。


過去のことを思い出して悔やんでも、今を生きるのが下手くそに感じても、未来のことを思って不安になっても、そうじゃんあの誰よりも強くてかわいくてかっこいい人もああ言ってたじゃん...と思い出せばずっと力んでいた肩の力が抜けるように感じる。


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このチョンチョニの言い方が大好きだしとても安心する

(BTS: Burn The Stage シーズン1・エピソード1より)




僕は本当にできることがこれしかありません


僕は本当にできることがこれしかありません。音楽とBTSを除いたら、29歳のミン・ユンギを見てみた時、実はすごく取るに足らない人間なので。だからずっとこの仕事を続けていきたいんです。            

(Weverse Magazine BTSアルバム『Butter』発表インタビューより)

音楽。ミンユンギから切っても切り離せないもの。

できることがこれしかないと言い切ってしまえるほどに自信があるものを持っているのが私にとっては羨ましかったりする。

いつも作業室にこもっているユンギ、In the SOOPでもいつも音楽のことを考えていたユンギ。

音楽制作に積極的に取り組む、それは私がBTSを好きな理由の一つでもある。

(余談だけど、グクが2021年のFESTAの自分たちが考えるBTSのプロフィールでそのことを書いていたのを見て、とても嬉しくなったのを覚えている)

元々作曲家志望だったと知ったときはアイドルとしてデビューしてくれて本当にありがとうと思った、プロデューサーとしてだけでもももちろん活躍していたんだろうけど、もしかしたら今みたいにラップする姿は公の場では見れなくて、どれだけかわいくてかっこいい人なのか知れなかったかもしれないから。


僕って音楽が本当に大好きなんだって改めて思い知らされました。僕の本業は音楽で、これをやらない姿が想像できません。        

(Weverse Magazine BTS『BE』カムバック・インタビューより)

こんな言葉が出てくるなんて、頭抱えるしかない...(リアルに)

たどり着くところはやっぱり音楽で、そのユンギの音楽に対する熱を知っていれば、やっぱりずっと音楽をやってほしいと願わずにはいられない。


僕は音楽を長く続けていきたいですし、そのためには韓国だけではなくアメリカや日本、ヨーロッパなど、どこでも愛される音楽をしたいので、そういうところが気になってきました。               

(Weverse Magazine BTS『BE』カムバック・インタビューより)

生まれ変わっても音楽に携わっていてほしいと思ってしまうし、今はその夢が着実に叶えられているんだろうけど、ユンギの音楽がもっともっと世界中に届くといい。




かわいい人


周知の事実だけど、ユンギはとてもかわいい。

これだけユンギのかっこいいところをつらつらと書いてきたけど、笑った顔を見れば、照れているところを見れば、テンションが上がってニコニコしながらたくさん喋っているのを見れば、一瞬で「かっこいいミンユンギ」から「かわいいミンユンギ」に早変わりだ。

こんな人愛おしく思わずにはいられない...

これは結構真剣に言っているのだけど、私はユンギがガミースマイルで一人だけめちゃくちゃ楽しそうに喋ってメンバー数人だけそれに反応する、みたいな場面がめちゃめちゃ好きである。

そういうときにユンギのかわいさが存分に出ていて、周りを置いてぼりにするほど夢中になって話しているのはいつもクールですんとしているその人からは想像がつかなくて、そのギャップに毎度ときめいてしまう...

あとユンギはけっこう天然なのかたまに自分で気づいてなさそうなところがあるけど、その一例としてボンボヤハワイでのテギエピソードがある。

テテは何も言っていないのに自分が兄だからしっかりしないといけないと思っているのか、階段じゃんけんを提案したり(テテはやりたいと一言も言っていないのに、ユンギがテテがやりたそうなのは何かを考えて階段じゃんけんを思いついたと思われる...かわいい...)、意見が合わなくなりそうだったら手を繋ごうと言ってみたり(これまたテテは何も言っていない)、”俺がリードしてやるからな!”なミンユンギはめちゃめちゃかっこよくて面白くてかわいい。

他にもハワイエピソードだと、何かとってほしくて伸ばされた手を握手だと勘違いしてその手を握ったり、ほびに手紙で思いを伝えられて照れ臭そうにして最終的には叫び出していた。

ユンギって典型的なツンデレで、冒頭にも書いた通り、やっぱり触ったら冷たそうなのに実はその心に触れればとっても温かい。

たまにわかりにくい優しさでメンバーを助けていたりするけど、その全ても含めてユンギはとても温かい人だと私たちファンはわかっているからこそ、それを見せないようにクールに振る舞うユンギを愛おしく感じてしまう。

ユンギのかわいいの元はツンデレの奥の温かさにあるのかな。





UNCHANGED


ユンギはすごくずるい。

何がずるいかって、絶対に欲しい言葉をくれるのだ、私たちが不安なときに。

それは私がまだ彼を知らないときから変わっていなくて、昔のユンギを見ていても変わっていないような気がする。

僕たちはこれからもずっとライブするので心配しなくていいですよとか、死ぬまでBTSとか平気で言う。

こういうのを何かの媒体越しに知ると、その度に私は心の中でずるい...と苦しみながら思う羽目になる。たまにまじで口に出して言ってることもある。

私はひねくれているので永遠とかはあんまり信じないけど、不思議とユンギの言葉を信じたくなってしまう。(ちょろい)

それが本当になるのか嘘になるのかはどっちでもよくて、それを言ってくれるユンギがすごく好きだ...と思っちゃうし、どっちでもいいとか言ったけどやっぱりその言葉が本当になることを祈ってしまう。

ユンギがこういうことを言うたびにその人間性に余裕でノックアウトだし、ハートの矢どころかバズーカで撃ち抜かれた並に衝撃を受けて頭を抱えてしまうので本当に困る。

やっぱりいまだにリアコ沼からは抜け出せないらしい...


人間は、変わる。

それってもう遥か昔から誰もが知っていることだけど、その変わっていくものの中で自分の中の譲れない何かとか、変えたくないものとか、ほびの時にも同じことを書いたけど、そういう芯がある人って本当にかっこいい。

楽曲やインタビュー、いろんなものから私がなんとか読み取れる性格だけでも、私たちが見ているものってユンギの本当に一部なんだろうけど、それでもユンギの変わらなさにどうしても注目せざるを得ないのだ。

ユンギ自身も「変化」というものを受け入れていて、流行をよく見ているし自分自身もいい方向に変わっていけるようにいつも努力している。

だけどBorn Singerや新曲のYet To Comeで見せた姿は、ユンギの「俺は変わらない」という叫びが滲み出ているように見えてどうしようもなく好きなのだ。

いつもクールだけど、心の奥底は本当はメラメラしていて音楽が好きなユンギは、その芯はずっと昔から変わっていなくて、みんなファンそれぞれユンギに惹かれる部分があると思うけど、私の場合はユンギの変わらなさなんだと思う。

一番シンプルなように見えて、実は体現している人は少ないような気もする種類の「かっこよさ」をユンギは持っている。

変わらないって、シンプルだけど超かっこいいのだ。

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自分でも何を言っているのかよくわからないけど、いつの間にか私の日常生活の中にユンギがたびたび登場するようになった。

私の舌には苦すぎるアイスアメリカーノを澄ました顔をしてオーダーするとき、いつかユンギが自慢げに話していたうんちくが口をついて出てくるとき、よくやる仕草を画面越しに発見しておもわずにやけちゃうとき、あとで気づいて内心自分に対して苦笑しているけど、それと同時になんだか心が温かくなるような気がするのだ。

今まで推しの本当の意味をわかっていなかった私は、間違いなくユンギのおかげで誰かを推すことの素晴らしさ、推すことでだけ感じることのできる感情に気づけたのだと思う。

人前では軽いオタクのフリをしなければいけないほど重度の限界オタクになってしまったわけだけど、きっとこれは誰かにわかってもらわなくても、自分の中にあるだけで大切にできるような感情だ。

ユンギのラップをいつか生で聞けるときがきっと来るといいな。








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