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【2024年Mt.富士ヒルクライム】

2024富士ヒルが終わりました。
去年は初参加として挑みもゴールド獲得に失敗。
一緒に走ったゴールドトレインからは38分頃に脱落してオールアウトした後は一切力が出せず本当にゆっくりしか登れなくなってしまいゴールドどころか1時間08分56秒と散々たる結果となったのは苦い思い出。
あれは悔しかった。
今年は結果から言うと1時間04分09秒で無事ゴールドを獲得する事が出来ました。
うろ覚えだし間違えてる所もあるかもだが少し書いて行きます。


機材、本人データ

身長163cm、体重60.3kg(当日起床時)、BMI22.7

総重量7.12kg
フレーム→VENGE
ホイール→DRIVE 40D
タイヤ→シュワルベプロワンTT 25C (TL)
空気圧はF5.2、R5.0
いつもロードレース時は28cでF4.5、R4.2程ですが、今回はヒルクライムのみなので少し高めに設定。
ホイールのドライブ40Dは40ミリハイトで1260gと超軽量で足回りの軽量化はやはり効果を感じる。
踏み心地も硬過ぎずヒルクライムするには最適なホイールだ。

当日準備、摂取したもの

6時40分スタートなので前日21時には寝て3時起床。
起きてすぐミニアンドーナツ8個(800kcal)、大福2個(300kcal)、バナナ3本(300kcal)を食べてお風呂へ。

ブラックコーヒー200mml(カフェイン100mg)

モンスター1缶+ACTIVIKEスピードウォーター山盛り2杯+ACTIVIKEパワーニュートリューション山盛り2杯を混ぜた魔材ドリンクを時間かけて飲み干す。(400kcal カフェイン250mg)


その後はアップ前とアップ後にメイタンのジェルを1個ずつ合計2個摂取(1個109kcal カフェイン200mg)

今は廃盤です


ざっくりだけど3時起床時からレース開始6時40分までに1700kcal、カフェイン750mg(体重×12.5倍)を摂取した計算。
私はカフェイン耐性ある方なので多めに取りますが推奨は体重の7〜9倍なのでお気をつけて。
なお、カフェイン断ちはまったくしませんでした。



メンバー

順番はとっしーさん、まさゆきさん、はやとさん、KAN、鈴の5人で2分毎にローテ回して後ろに網野さん、にょろさんの2人がツキイチする作戦でスタート。
この中でゴールド獲った事あるのはとっしーさんのみ。
何回も獲っていて1番安定感あるので、斜度がキツく集団ペース落ち着くまではとっしーさんが引いてくださる事に。




①スタート〜料金所

通過タイムは1分47秒
ゴールド狙いなら1:40くらいでも良いかもしれないかな?

②料金所〜1合目

通過タイム16分54秒
風がやや向かい気味なのもあり予定より10秒遅れくらい
1合目まではとっしーさんが1人で全て引いてくださった。
1合目は斜度が最もキツくこの辺でキツイ人はキツイはず。

③1合目〜2合目

通過タイムは26分18秒
予定より20秒遅れくらい
1合目過ぎからローテスタート。
先頭4.8倍で2分前後交代、自分はパワメが事前に下振れしていて変なのもわかっていたので先頭の速度感を崩さない様に感覚的に踏んで回す。
比較的綺麗に回っていたと思う。


④2合目〜3合目

通過タイムは36分15秒
やはり想定よりかは少し遅れている
向かい風基調か。
2合目過ぎたあたりでローテに入っていたがキツそうだったまさゆきさんが離脱
さらに途中で後ろに付いていた網野さんが離脱。
無念だった…

この時点でローテがとっしーさん、はやとさん、KAN、鈴の4人で回してその後ろににょろさんだったが、僕の後ろの鈴の息遣いがだいぶ荒い。
斜度が上がる所ではペースが上がりすぎない様に気をつける、平坦区間では後ろに負荷がかからないように速度乗せるのも徐々に加速。
鈴頑張れ。

⑤3合目〜4合目

3合目過ぎだったか鈴が限界迎えそうな雰囲気。
鈴頑張れと何度か声かけるが声をかけたからといって回復するはずがない。
去年千切れた自分が1番よくわかってる
鈴が遅れてしまう。
とても悲しかった。
だが、止まる訳にはいかない。
向かい風基調なのもあり、予定よりそもそも30秒以上遅れているし、このトレインはみんなゴールドを獲るために力を貸しあっているトレインであって誰かを連れていく為のトレインではないからだ。
それは俺も含めてみんな自分達が1番わかってる。

ローテが3人になるのはまずいと感じたかはやとさんが声がけしてにょろさんにも入ってもらい4人で回す様になる。


通過タイムは49分57秒
大沢駐車場の時点で49分を少し超えていたのは覚えていた。

⑥大沢駐車場〜5合目

駐車場で48分がゴールドの目安のはずだが49分と1分ビハインドだった。
正直、ここまでは自分の体感としてはほんの少しだが余裕があった。
ここでとっしーさんがこのままじゃ間に合わないのでペースアップしますと声がけしてペースアップ。
体感的に10Wくらい強く踏む様なイメージか。
徐々にはやとさんがキツくなっていくのはなんとなくわかったが最後まで持つかどうか。
ニョロさんもとっしーさんも力強く回してくれる。とても頼れる。
奥庭過ぎ平坦区間前には斜度がある
ここでやり過ぎるとそのあと速度乗せる平坦が踏めないのでちゃんとコントロールして脚をギリギリ残す。
ハヤトさんはどの辺だったか…
平坦に入ってからはとっしーさん、KAN、ニョロさんの3人でぐるぐる回して速度乗せる。
今まで向かい風基調だったこともあり、逆にここはむちゃくちゃ追い風なので簡単に40km/hを超えて助かった。
トンネル付近でかなり人が増えてきて集団がかなり繋がってローテもぐちゃぐちゃになった。
でも残りはあと少し。
最後の最後にきちんと踏み切るためにここでもその場で上手く前後左右の人とやりくりして速度乗せつつ余力を残しておく。
去年は早駆けし過ぎて最後の斜度でオールアウトして異常に速度が落ちてしまったからその反省を活かした。

本当にラスト。
最後の短い登り基調。



最後は出し切ったー
死にそうだったけど気合いで踏み切って垂れずにゴールまで。



ゴールタイムは1時間04分9秒
去年は爆死して1時間08分56秒だったので4分47秒短縮した。
正直周りにはロードレース、ヒルクライム共に強い人が多すぎてその人達からしたらタイムが速いという事は決してないんだけども、
トライアスロン出身なのも関係してるかわからんが比べるのはいつも過去の自分比だ。
過去の自分より少しでも成長していれば自分はいつも喜びを感じるタイプだ。
どちらかといえば人と着を競うよりRPGの様に自分が成長、レベルアップして行く事に楽しさを覚える。
だから嬉しかった。
前に進めた気がする。

それなりに努力もしてきたつもりだ。
いつも仕事前に壁に向かって1人ワットバイクでひいひいインターバルトレーニングをしていた。


途中に怪我もあって直前まで満足にトレーニングを積めない期間もあったし、東日本ロードクラシック前には体調も崩して咳がなかなか止まらなくて困ったり、数値的にコンディションが落ちて行く焦燥感も正直あった。
でも言い訳にしたくなくて欲しいのは結果だった。
その時に出来る限りの最善を尽くして準備してきちんと臨めたと思う。
チャレンジして良かった。

長くなってしまって上手くまとめられないが、ゴールドを獲れてホッとしてるしすごく嬉しい!


そして同じくらい悲しく悔しい。
一緒に走ったメンバーでゴールドを達成出来たのが僕ととっしーさんだけだったからだ。
ダイガクさんは怪我でよしあきさんはコンディション的にトレインには入らない選択をした。
一緒に走ったメンバーは最後まで一緒にたどり着けなかった。

僕は去年から今年まで本番はとっしーさんにサポートしてもらって獲れた要素が大きいと思う。
本当にありがたいし、だから今度は自分がもっと強くなって同じ様にサポート出来たら良いなと思ってる。
だがダイエットはもう疲れた。疲れたんだ🥱
ワタシは身長に対してカラダが重いんだ。
だから来年の事はまた来年考える笑



終わり🙂‍↕️

ダイガクさんは神戸から車で6時間かけてきたそうだ
鈴は目が赤いな😢
朝ごはんはよくオートミールを食べていた


最後の1週間で2kgくらい落とした笑
もうダイエットはお休みです

なおパワーデータは同じ身長体重同タイムの人は271W程だった事や。
一緒に走った人は2人とも4.7倍だった事など、いろんな人に聞いてみた結果0.5〜1割ほど下振れているそうだ。シマノ9200Pが標高に影響を受けるのか校正が上手くいってないのか体感とも少し違う印象だ。
おそらくだがレース時体重61kgだと高地出力で270〜280W程が必要と思われる。
富士ヒルゴールドの参考にしたい人はその辺を考慮して考えておいて欲しい。

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