2.5なんも知らんオタクがサイステ見る 〜観劇前〜


自分はいわゆる「オタク」として生きているわけだが、2.5次元というものにがっつりと会合したことはこれまであまりなかった。
もちろん現場に行ったことはなく、映像を見たのが、数える程度、そんな人生である。


初めて見たのは、友人にとある少年漫画が舞台化した作品の円盤を借りて見た。もう5年は前の話である。


2回目は最近で、まだ鮮明に記憶している。
刀剣乱舞の舞台、ミュではなく、ステという方。が、去年の冬に映画館で上映していた。

刀剣乱舞はまったく通っていなかったが、友人に強く勧められ、時間があったので見に行った。たしか一番最初のやつで、「本能寺 再演」みたいなタイトルだった気がする。

※追記 本能寺、再演じゃないらしい、じゃあなんだったんだ?とりあえず本能寺だった。おはぎの宴のやつ

これが、めちゃくちゃ良かったのだ。

なんていうか、すごかった。予習のためアプリは多少さわってから行ったのだが、そのくらいのうっすい知識なのになんかめちゃくちゃキャラもストーリーも入ってきた。
個人的に、森蘭丸がめちゃくちゃすきなので、そこの掘り下げがアツかった。あと殺陣とかすごい。歌もみんなうまい。すごかった。

薬研藤四郎、めちゃくちゃ良い男だった。
ここで言う良い男とは「薬研くんかっこいい🥺🥺🥺🥺🥺🥺🥺」ではなく、「薬研、こいつもしや良い男だな……(腕組み)」っていうヤバめの入り方をした。
チョロいので今も近侍にしている。白衣とメガネに弱い桜庭薫Pである。


3回目は、年明けにライチ☆光クラブの舞台を友人たちとレンタルして見た。
ゼラが中村倫也さんのやつ。
そもそもライチ☆光クラブを見たことがなく、この世に生まれ落ちたからには履修したいと思っており、やっと見れた。

これまた、す〜〜〜〜げかった。「こ、こんなことさせていいんですか!!???」ってなる。
女性キャストのクオリティがすごかった。オタクは全員好きだから見たほうがいい。ライチラライチララライチ。良すぎて帰りの電車で漫画の電子版を買った。


以上が、私と2.5次元のすべてである。記憶が正しければ。
苦手意識があるわけではないが、特別詳しいわけでもない。そんな距離感だった。



そろそろサイステの話をする。

そもそも、SideM舞台化が発表されたのが、3月の生配信だった気がする。
その回はたまたま都合が合わなくてリアタイできず、情報だけツイッターで見た。
SideM、舞台化!!????マジ??????って、なった。なるよな、普通。

正直、正〜〜直、怖かった。マイナスな意味の単語になってしまうが、不安だった。
それもまあ、「好きな二次元アイドルが公式で三次元になる」って、結構な大事件だと思うんだ、事実として。だから、「慎重になっていた」と言わせてほしい。

ワクワクもしていたが、おおっ…とも思っていた。自分の中の感情も整理できていないのに、誰かの意見を聞くのが怖くて、その日はTLが見れなかった。

ひとつだけ「全然関係ないけど天峰秀が越前リョーマのテニミュは見たい」っていうツイート見て笑ってサイスタやって寝た。正しくはミリシタもやって寝た。



後日、おそるおそるTLを眺めると、期待にあふれた大喜利が繰り広げられていてほっとした。愉快なPちゃんたちでほんとうにたすかる。いつもありがとう。
このTLのおかげで、期待と不安が五分五分だった感情は期待に傾いていた。

なんだかえらそうな文章になってしまうが、好きジャンルの2.5次元化に立ち会うことがそもそも初めてだったので、許してほしい…。気分は立ち会い出産のお父さん。それは言いすぎた。

全然関係ないけど「アイマスでテニミュやるなら越前リョーマは圧倒的に菊地真が第一候補だったが天峰秀というニューカマーが強すぎる」みたいなツイート見て笑ってサイスタやって寝てた。ミリシタもやってた。



そして先日、キャスト発表の生配信があった。
これがまた、見れなかったのである。バイトのシフトのせいである。

帰り道、信号を待ちながらツイッターを開いて、心臓が止まった。
担当が三次元になっていた。
え?????????なんか、「思ってたより三次元だった」。何言ってるの?て話だが、事実そう感じたのである。

なんかどこかで、他人事だと思っていた節があった。
前提として、私は315プロ49人全員がめちゃくちゃ好きなのだが、特にドラスタに対する思い入れが強い、愛が重い、つまりドラスタPなのである。
ドラスタは3人ユニットなので、キャラクターの割合としては49分の3。49人全員が出るわけじゃないとは思っていたし、「ドラスタ出るかな…」というよりかは、「誰が出るんだろうな〜」っていう感じで、わりかし抽象的な期待をしていた。

そこにぶち込まれた担当ユニットの三次元化である。ビビる。横断歩道の前でドス効いたちいかわみたいな声出た。ワ゛ッ…!!???

今更メインビジュの感想を述べるのだが、なんか…すげえ!!!!


す、すご、あの、なんか…すげえ!!!???


ぶっちゃけ初見は細目で見た。一回、細目でツイッターを見た。サイスタじゃん!!!!!

原案は「サイスタ」との情報が出ていたので、なんとなくほお、サイスタかあ、とあの爽やかな感じの雰囲気(伝われ)をイメージしてはいたのだが、想像以上に「サイスタ」だった。
だってこれ、サイスタのビジュの再現じゃん!!!!す、すげえ…こいつ何回サイスタって言った?

ハイジョとクラファも見た。すげえ!!!!!!!!!伊瀬谷四季と土屋翔と野上翔の見分けがつかない。並ばれたら困る。

この時点では視覚的な「衝撃」という感情がでかすぎて、もうてんやわんやだった。
そんな時突如舞い降りたツイートがこちら

天道輝役の方、38歳!!!????

さ、さ、38歳!!!!!!!!!!?????????????????????????言葉を選ばずに言うとめっっっっっっっちゃ興奮する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

考えてもみてくれ、「アラフォーが演じる天道輝」という事実を。だから何?と言われれば返す言葉はない(ないのかよ)が、考えるな、感じろ。

なんか…めっっちゃ良い……謎におれの性癖を穿つ。

なんつうか、いうても若い役者さんがやると思った、天道輝。
一応20代だし。いうても一応、イケメンコンテンツ(仮)のダブルセンターやし。若くてピチピチの役者さんが、お化粧でヒゲ描いて演じる感じだと思ってた。

そ、それが、天道輝より年上どころか、仲村宗悟より…年上!!????

(この記事のサビです)
もう記事を書いている今も唾液が止まらない(下品)。すみません、変な意味じゃないです。めちゃくちゃ好みってだけです。



よし、行こう!サイステ!!!!!
となるも、己の予定と公演スケジュールが合わず、配信もあるそうなので現地は諦めていた。
(つか行くきっかけがそれでいいんか?)

しかし抽選も終了してから数日後も、チケットの一般販売が余っているとの情報を得る。

そこでもう一度、開演時間と大学の時間割をよくよく照らし合わせると、講義が終わった瞬間大学を飛び出して走れば、なんとドラスタのアフタートークショー回に間に合うことが判明。い、行くしかない…!!!!


22日夜公演、行ってきます!!!!ドラスタ、見てくるよ〜〜!!!
もちろんハイジョとクラファと賢も楽しみだ〜〜!!!!



現地も決まったことだし、とりあえずまず、ドラスタの役者さんをさくっと調べる。

天道輝役、加藤良輔さん。
今初めてPCでお名前を入力したのだが、Googleの予測変換で出てきた。す、すげえ。テニミュの人なのか、なるほど…。

TLに信者がちらほらいる。信者と言うと大げさだが「このひとは大丈夫だから安心しろ」みたいなツイートを多く見る。安心する。

ご本人のツイートも、元気と勢いがあってあたたかい。ちょっとおじさんくさい絵文字がまたクる。


ウィキを見たらレシートみたいな長さだった。すげ〜〜〜方なんだな…ありがてえ…


続いて、桜庭薫役、澁木稜さん。
28歳……絶妙………。(噛みしめる音)

完全に見た目の第一印象なのだが、アゴが、ちいせえ。ち、ちいせえ…。かおちっさ…小顔…。



アーティスト活動もしていらっしゃる、というか、事務所様のHPには「アーティストとして活動する傍ら、俳優、クリエイターとしてマルチで積極的に活動中。」と表記しているのを見ると、お歌が本業なのかしら。う〜んなるほど桜庭薫…

『ギヴン』という作品があり、私はアニメを見ていたのだが、内田雄馬さんがアニメで演じたキャラクターを澁木さんが舞台で演じていた。2.5次元界隈の内田雄馬なのか?

お顔がかわいらしい系なのが、また良い。天道輝がきゅるきゅるおめめのプリティアラサーだから目立たないが、薫もよく見ると結構童顔だしな…


さいごに柏木翼役、宮田龍平さん。たっぺいさん、と読むそうだ。

ににに、にじゅうにさい!!!??????エ、エケチェンじゃん!!!!(あかちゃんではないです)ヒィ〜〜〜〜……。柏木翼24歳が22歳によって演じられるの、良い。クる。わかる〜。

インスタで頻繁に髪を切った報告をしてくれていた。たすかる(短髪フェチ)。

イッヌと戯れる様子を多く見せてくれる。かしわぎ!!!??????????????


既視感


身長も180cmあるそうだ うおおおおおおお(咆哮)……ワンちゃん……

シンプルにでかい男は、良い。昨日、宮田さんのインスタを深夜にさかのぼっていたら今日の1限遅刻ギリギリだった。くるわされている。危なかった…



SNSってマジですごくて、稽古中のオフショットが見れちゃったりする。←原始人?


正直もう、ドラスタフィルターガバガバではあるのだが、マジでドラスタじゃない????

ヘアメイクとかカラコンとか衣装とかぜんぜん関係なく、もう、雰囲気がそれやんけ、それやんけ!!!!!!!!すごすぎ!!!!!!!



輝さん、薫さん、賢くんって呼んでくれるのほんまたすかる。ありがてえ〜〜



これ全然悪口やなくて褒めてるんだけど、加藤さんのジャージ、絶妙に輝っぽい。ええ…(動揺)


本当に良いカモなのだが、こうして見たり調べているとどんどん好きになっていく気がしてしまう。もうドラスタとして見てしまっているのか、そうじゃないのかもわからない。狂う。


文字量が大変なことになるので、ハイジョ・クラファ・賢の役者さんのことはこの記事では取り上げない。各自で調べてくれ。みんな素晴らしいお方だった。


ここで私の難儀なところなんだが、まだ役者さんの声を聞いていない。

記事の一番最初に、初めて見た2.5次元の円盤の話をした。原作の少年漫画は読んでいたし、アニメも見ていた。
その上で、舞台を見た。結論から言うと、良かった。動きのシーンも凝っていて面白かった。脚本も原作に忠実で、それでいてオリジナリティもあって、良かった。

ただひとつだけ気になったのが、「声」である。

私はその作品のアニメを見ていたので、そのキャラクターの声のイメージがついていた。その上で見ると、やっぱりどうしても、違うのだ。

私は声優のオタクというよりかは、「声」のオタクに近い。
実際、人のことを、顔ではなく声で認識するクセがある。大学のオンライン授業を受けていた時、同じクラスの子たちの顔と名前が一致する前に、声と名前が一致していた。対面になってから、ちょっと引かれた。

そら、しょうがない。声が全くおなじ人間なんていない。でも、それでも、私はどこまでいっても「声」のオタクで、どうしても、耳から入る情報が気になってしまうのだ。

だから、どうしても、声を聞くのが……

怖いわけじゃなかった。
もうここまで期待が募れば怖い要素なんてひとっつもない。超超楽しみ。超超楽しみだから、むしろおたのしみにしたい。



これは、ドラスタの予習にぴったりなインタビュー記事である。電子書籍で100円ポッキリなのでぜひ読んでほしい。アイドルと役者さんの共通点の話、オタクって本当に好き。エモい。

最後にコメント動画があるのだが、見ていない。声を聞くのは当日に取っておいてある。

サイステの輝は、薫は、翼は、どんな声で話すんだろう。どんな声で歌うんだろう。も〜、めちゃくちゃ、たのしみ。やばい。

この記事を書いているのは初演の前日の夜だが、楽しみで眠れない…

(初演はライブ配信をリアタイできる予定 初見で観劇したい気持ちもあったのだが、歴戦の猛者の友人にアドリブあるかもしれないから見れるなら見ておけ、と言われたので見ることにする)

いや〜、まさかこんなことになるとは…


観劇前のクソデカ感情で5000文字も書いてるの我ながらキショいな


観劇後の感想は、また後日書きたいと思います。書かなかったらすみません

配信見るPも、現場行くPも、たのしもうね〜〜!!!

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