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真鶴半島の樹木のこと

先日、真鶴半島に行ってきました。

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真鶴半島は江戸時代、
大火により大量の木材が必要になったことから、
萱野だった場所に植林された場所。

明治時代には皇室の御料林として
大切に保護されるようになりました。
明治37年「魚付き保安林」に指定され
真鶴半島周辺の漁場を支える役割を
担ってきました。

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昭和20年代には国有林に、
そして真鶴町に払い下げられ
クスノキやスダジイが入り混じる
独特の植生を有した混交林として存在しています。

県立自然公園であり、魚付き保安林であり、
景勝地、天然記念物、名木、美林、、、と様々な指定があり
神奈川県では数少ない貴重な自然が残る場所といえます。

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昨年の秋はじめて訪れ、
いつか誰かを連れてこれたらいいなと思い、
今年はモニターツアーということで企画し、
樹木好きな方が2名参加してくださいました。

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今回のモニターツアーは、
細川剛さんの書籍「あの樹に会いに行く」のように
特定の樹木に会いに行く旅ができたらいいな、
という気持ちから始まったので、
沢山ある中から好きな木を選んでもらいました。


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キンダーハープを今回は持って行き、
好きな樹木に奏でてもらいながら。

一本一本、この木はいいねーなどといいながら、
人と仲良しになるような感覚で
樹木を渡り歩きました。

樹齢100年以上はあるであろう
アカマツやクスノキで構成された森の散策は
彼らの歴史がみえるようで面白く。

どんな風にここで生きてきたんだろう?
なぜそんな形になったんだろう?
そんな疑問を持ちながら歩く森の散策。
参加してくださったお二人の感性が豊かだったので、
すんなりと森の時間になじんでいった、
そんな素敵な時間でした。



海岸に出て海の自然も楽しめるところ。
ハマゴウやスカシユリなど
夏の花が楽しめました。

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小さな半島だけれども、
平坦ながら変化に富んでいる面白いエリア。
秋に春に冬に。
また「あの樹」達に会いに行きたいと
思っています。





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