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Instagramで知らない1000人には叫べるのに、身内の4人には言えないコロナ危機

ここ数週間、私はずっと自宅メインの生活をしている。

東京在住ではない、自粛宣言すらされていない地方の在住だ。

それでも、twitterやネット上で見かける世界各地からの警鐘を無視して生活するなんて無理だ。

どうしても、大切な人の命を守りたいのだ。

だから、私は自分からうつさないように、自分がもらわないよう努力する。

前線で戦ってくださっている医療者に比べたら、家にいるストレスなんて屁でもない。家にいるだけなのだ。

それなのに、外出しようとしている人たちがまだ大勢いる。

夕方のニュースで、在住県の観光地が出てきた。若者が「強行です。強行w」と笑っていた。その後ろには、多くの観光客がいた。お年寄りが、いまだに会合を開いている。桜の木の下で宴会を開いている。

憤った。

憤りのままに叫ぼうと思った。

でも、私はただ誰かの書いた文章をリツイートすることしかできなかった。

Instagramでは、いまだにのほほんとした時間が流れている。

少しでも変えたくて、そこにツイッターからの警鐘画像をリポストする。

しかし、一番悔しく思っているのは、自分の動かせない誰かに対してじゃないこともわかっている。

家族や親類の中でも、いまだに旅行に行くだの、遠方からこちらに帰省するだの言っている人がいるのだ。

私は控えめに「大丈夫?」と聞く。

大丈夫なわけないじゃないか。その行動が、誰かを殺すんだよ!

その意識がないから、のんきにそんなこと言ってるんだよ。

おい!!家にいろよ!!何考えてんだよ!!

胸ぐら掴んで叫びたい。

そう思っているのに何も言えないんだよ。

みんなが「一号にはなりたくないよね〜〜」なんて笑っている。

意味が分からない。

でも、こういう状況の人も少なくないんじゃないかな。周りに強く言えない、そういうのの塊が、今の日本の現状なんじゃないかな?

どうか、後悔しない生活を。私も、あなたも。

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