漢方治療をいつから始めたら良いか？〜妊活〜

妊活に興味があり、店頭にふらっと来店される方で良く聞く質問の一つで、

「いつから始めたら良いですか？」

と良く聞きます。

・病院治療してもうまくいかなかったら？
・病院で検査した後から？

答えは一つ

「今でしょ」(笑)

(だいぶ古いですね💦)

軽く書いてしまいましたが、この記事を見て妊活を検討している方は、本当に今すぐにで始めて欲しいです。

ちゃんと理由があります。

妊活は時間との戦い～その①～

上のグラフからもわかるように35歳頃から、自身の卵子を使った移植では出産率は低下します。
逆に、提供卵子で若い卵子を移植した場合は、40代であっても、出産率は変わりません。
つまり妊娠は、「卵子年齢」で決まると言われています。

・「卵子が若い」方が出産できる確率が高い。

・「今」が一番若い。

卵子のもとになる「原始卵胞数」は減っていく

女性は、卵子のもとになる「原始卵胞数」は生まれた時が一番多く約200万個あります。月経が始まる頃には、20-30万個に減少し、その後、毎月の排卵の度に1000個消費されると言われています。

残りの数が多ければ多いほど良い卵子と巡り合えるチャンスも増えるという事です。

この「原始卵胞」の残り数の目安が「AMH」（抗ミュラー管ホルモン）といわれ、卵巣予備能の目安になると言われています。
実際は、実年齢よりもAMHが低い（残りの原子卵始数が少ない）方も多いのが実情です。

中医学においても「妊娠力」は加齢と関係が強い

女性は28歳が「腎」（妊娠力）がピーク

中医学でも妊娠において最も重要な臓器は「腎」です。
「腎」は成長・発育・老化・ホルモン・生殖能力と関係のある臓器です。
「腎」は女性は７の倍数で変化すると言われ、28歳でピーク、35歳頃から衰え始めます。
男性は8の倍数で変化すると言われ、男性は32歳がピークで、40歳頃から衰え始めます。

女性は35歳頃から「卵子の質の低下」、男性は40歳頃から「精子の質の低下」すると言われておりますが、中医学での「腎」の低下と同じ意味になります。

つまり「腎」を強くする事が中医学では妊娠において重要です。

妊娠において、「西洋医学」「中医学」の両面においても若い方が良いという事

妊活は時間との戦い～その②～

卵子の質を上げるには半年必要

原始卵胞から排卵するまでの期間として180日と言われています。
原始卵胞から表にでてくるまでの間に、ホルモンの状況、血流の状態を良い状態にして、良い栄養を運び続ける事が「卵子の質」の向上に繋がります。
一時的に漢方を飲むものではなく、続けて飲むことの重要性も意味しています。
また、「半年待たないと効果がでないのか。」と思われるかもしれませんが、そうではないです。
実際は、今これから排卵する卵胞にもプラスになりますし、次の周期に控えている卵胞にもプラスになります。
採卵を半年以内にしようと思っている方でも、「今」から採卵までの部分はプラスになりますので、1日でも多くの栄養を卵子に与えてあげて欲しいです。

精子の質を上げるには1.5-３か月必要

精子も卵子と同様に、血流、ホルモン状態が重要です。
卵子よりは短めの1.5-3ヶ月が目安になります。

漢方の良い影響が出てくるまでに必要な期間もあるという事

「2人以上子供は欲しい」方は知っておきたい事

「2人以上子供は欲しい。」と考えている方も多いでしょう。
出産して、授乳終了後、2ヶ月後くらいを目安に病院治療は再開可能です。
つまり妊娠して10ヶ月+授乳期間(個人差はあるが)1年+2ヶ月。
約2年近くもの年を取ってしまいます。
20代の方は大きな問題はないかもしれませんが、30代以上の方は切実な問題になってきます。
第一子治療で高度治療をされている方は、質の良い受精卵を一つでも多く凍結しておくのも有効かもしれません。

「もっと早く相談していれば良かった。」

妊娠、出産された方、高齢で諦めとなってしまった方、様々な方から良く聞かれる言葉です。
病院治療に高額かかってもうまくいかず、漢方相談後に結果が出た方は「経済」面でもこういう風におっしゃる方も多くいます。
もしくは第一子は漢方で出産され、2人目チャレンジしても結果が出なかった方もそうです。
是非、皆さまも後悔のないようにしていただきたいです。

まとめ

・妊活は時間との戦い。
・今が一番若い。
・卵子の質を上げていくには半年間必要。
・精子の質を上げていくには1.5-3か月必要。
・結果を出すためにも、１日でも早く漢方相談した方が良い。
・２人目以降希望の方は、妊娠出産で２年近く年を取る。
・２人目以降希望の方は、受精卵の貯卵をするもの有効。

以上ご覧いただきいかがでしたでしょうか。
漢方服用してすぐに結果がでるものではく、積み重ねる事で妊娠率を上げるものですので、１日でも早くスタートしていただければと思います。

漢方相談はこちらで受け付けております。
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