ピシンのハンター試験みはどこから?

はじめに

こんにちは!
42tokyo Advent Calender 2020の3日目を担当する9月生、kamoriです !

 寒くなってきましたね~~~
 今入学して一ヶ月が過ぎたところで、寒さに震えながらもなんとかコーディングしてます。

  今回はピシンの例えになぜハンター試験が用いられるのかについて考えてみました。攻略については一切触れないので読んだところで試験で有利になることないことが保証されています!

 皆様の暇つぶしになれれば幸いです!

42を軽ーく説明

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先生がいなくて生徒同士が教え合う学校です!

 設立経緯などにつきましてはこちらの記事がとてもよくまとめられているのでおすすめします。

エコール42 ー創立編ー
ピア・ツー・ピア教育法について

(これらを執筆されたRyota yaoiさんも新作記事を12日にアドべで発表されます。チェックしなきゃね!)

 日本では今年、DMMが出資して開設されました。
 世界数十カ国にわたりネットワークができ、転校も可能です。(許可が下りれば)
 全世界の生徒で作られるオンラインslackも存在し、各国の生徒が質問しあったり、共同プロジェクトをしたり、雑談部屋でクソレスし合ったりしてます。ロシア生徒のはじけっぷりがすごい。

ピシン?

 上手く説明をサボれたところで、本記事では42の象徴的システムであるピシンについてフォーカスしていきます。

 この記事でピシンについて初めて知る方はいないと思っているのですが、みなさんはピシンに対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
 ハンター試験だのサバイバルだの言われていますが、ピシンを例えるのって本当に難しいです。
だって死刑囚と戦ったりしないし、みんなと協力的だったりするし(オンライン開催だったから無かっただけ?)
 どうにか単純化しようとしたところでピシンは結局わかりにくい!
 
 世の中にゲームって色々ありますよね。
 MMO、ソシャゲ、対戦ゲーム、死に覚えゲー、教育系ゲーム。

 もしピシンがゲームとしてリリースされたら上記のカテゴリは軽く全部含められます。

 ピシンは本当に多様な側面を持っていて、それが美しく(システム的にもデザイン的にも)まとめられているのです。
 部分部分でしっかり報酬系を刺激しつつも、全体としてはしっかりよくわからない、、、でもシステムがぱっと見かわいいからところどころでわかった気になっちゃう、、、でもそれも罠、、、

 多くの人にとってピシンは、とても整備されているとはいえない、険しい山道をひたすら歩く行為になると思います。

儀礼としての性格

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 上記の複雑なゲーム性、拘りぬかれたデザイン、そして熱意のあるプレイヤー達によってオンライン適性試験であるピシンにイニシエーションとしての側面が生まれます。(まあ実際本科への通過儀礼ですね)
 このイニシエーション要素が他の試験に見られることが少ないからハンター試験みがあるのではないでしょうか。

 人を虜にするゲームはかならずイニシエーションを含んでいます。
それは宗教における洗礼であったり、大学の入寮、成人式のバンジー、lolにおける初心者狩りであったり、文化レべル、場所に関わらず、新しい集団に参加しようとするときに普遍的に表れるものです。

 ゲームデザインや熱意から強い圧力を受け、遷移状態にあるとも言える参加者たちは互いにぶつかり合い、新しい自分の側面を見出そうとします。
 様々なバックグラウンドを持つ参加者が日常生活と比べ格段のコミットを発揮出せるのは、ピシンが非日常的、一度きりの、変容のためのイニシエーションとしての側面を出すことが出来ているからでしょう。

感じる時代性

 ピシン中ずっと感じていたのは42の(ほぼ)オンラインの出来事としてのクオリティの高さです。
 自分も過去オンラインで人を集めたりしたこともあるのですが、それとはくらべものにならない濃密なものでした。
 オンラインでここまで人間を動かすのすごい !

 オフラインでの強度の強いイニシエーションはさまざまありますが(特殊部隊だったり、宗教儀式だったり)、ほぼオンラインで人を追い詰められるシステムづくりはすごい。
 
 身の周りにいる大学一回生がそこそこ抱えている、” 今もまだ高校生活が続いてる感じ ”などもイニシーエーション体験の不足が原因なのではないでしょうか。
 ピシンのシステムはこれから進む大リモート時代での意識の切り替え、オンラインで行えるイニシエーション系のイベントの形式として答えになるかもしれない。

 この形式の試験は何か学び始める際にあると良いイベントだなと思います。知識、仲間、コミットする意識一気に手に入ります。
自分にとっては英語がそうだったんですけど、
 ” 自分はこの学問を学ぶべき存在である ”、と納得、理解できるのって通常の学習課程の中には存在しにくいです。自分は実際に海外で英語を使うことでその感覚を得ることができました。

 数学とかでもやってほしいな~~やってしまおうか。

さいごに

読んでくれてありがとうございました!
明日はnafukaさんがdiscord botに関する記事を執筆されます!
 42での先輩に当たる方で、42コミュニティに活発に貢献されていらっしゃっていて、作成された資料に自分もよくお世話になっています。
ぜひチェックしてくださいね!

次回はいよいよ発足する42VRクラブの話題を書くと思います。

じゃ、またこんど!


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