脱サラを諦めサラリーマンに戻って1年の話
こんにちは、かもです。
僕は2018年3月末に脱サラをし、翌年11月末に断念。サラリーマンに戻りました。
そして、サラリーマンに戻ってもう1年が経ちました。
思えば早いものです。すっかりサラリーマン生活に慣れてしまいました。
さて、1年という節目を迎えたので、サラリーマンと脱サラ時代の比較をしていこうかなと思います。
僕の経験が少しでも役立てば幸いです。
目次
1.サラリーマンのメリット
2.脱サラのメリット
3.サラリーマンでも脱サラでも変わらないこと
4.脱サラをして良かったのか
5.脱サラに再挑戦するのか
1.サラリーマンのメリット
サラリーマンは地獄。早く辞めたい。
誰もがそう言いますが、では、サラリーマンのメリットは1つもないのでしょうか。
そんなことありません。でなければ、僕はサラリーマンに戻りません。
一方的に悪く言う人はサラリーマンしか経験していません。他を知らないからサラリーマンを非難するしかないのです。
脱サラ前の僕もそうでした。ですが、今ならサラリーマンの良さに気づけます。
1ー1.社会的不安が無い
1ー2.社会定期信用がある
1ー3.休日が定まっている
1ー1.社会的不安が無い
サラリーマンは想像以上に守られています。
まず社会保険や年金を会社が半額負担してくれますよね。
そして、固定収入。これが非常にありがたい。
脱サラをすると収入が不安定。多い時もあれば少ない時もあります。
収入が不安定というのは想像以上にメンタルを削られるんですよね。
しかし、サラリーマンは社会的不安が大きい。そんな声もよく聞きます。
・上がらない給料
・いつリストラされるか分からない
・天引きが多く、手取りが少ない
上記はサラリーマンへの代表的な批判です。
ただ、見方を変えれば
・安定した固定収入
・会社都合で条件の良い退職ができる
・会社が税金面の支払いを代行してくれるので、手間いらず
というメリットにもなります。
退職についてはリストラでなくても嫌なら辞めてよいです。
人生の大部分を使うのに苦痛な場所に留まる理由はないでしょう。
結局のところ、サラリーマン自体は不安定でもなんでもありません。
1つの会社に依存し続けるのが危険なのです。終身雇用を未だに信じてるのは愚の骨頂です。
今の会社が合わない、もしくはつぶれそうになったら転職する。
こうすることで「社会的不安の無い」サラリーマンを継続できます。
1ー2.社会的信用がある
脱サラをすると社会的信用が消滅します。
よく言われるのが融資。サラリーマンなら簡単に借りられるのにというパターンが多いです。
ちなみにクレジットカードは何とかなります。僕は脱サラ後に新規で2枚発行できました。現状より過去の支払状況を見ているようです。
後は人間関係。未だにサラリーマン以外は信用できないと考える人はいます。
これは笑い話でもなく本当の話ですが、友人に女性を紹介されそうになったのですが、その女性から「サラリーマンでない人は・・・」と断られたこともあります。
まあ、こういう人とは関わらないだけで済む話ではあります。
いずれにせよサラリーマンというステータスは馬鹿にできません。
もし脱サラをするならサラリーマンのうちに出来ることをしておきましょう。
1ー3.休日が定まっている
「日曜日の午後から憂鬱。金曜日が待ち遠しい」
新卒時代はいつも思っていました。休みがないのが辛くて仕方が無い。
そのため、僕は脱サラで自由を求めました。
結果、休みが消滅しました。
脱サラをするといつでも休めます。
平日の昼間から銭湯に行っても良いですし、1日中ゲームをしても誰からも怒られません。
しかし、その分しっかり収入が減ります。
収入の自動化は相当に難しい。少なくとも脱サラして数年は不可能でしょう。
つまり、労働時間が収入に比例します。働かなければ収入は減ります。休んでなんかいられません。
特にせどりで生活している人は休みと無縁です。
年末年始・クリスマス・お盆・GWはかき入れ時。商品の仕入れに奔走します。
別に無理してイベントの日に動く必要は無いと思うかも知れません。
まあ、その通りなのですが、実際にその時になると休む気になれません。
稼げるときに稼げないと不安で押しつぶされます。底辺せどらーの率直な気持ちです。動かないと死ぬと思ってました。
その点、サラリーマンでは休日は仕事を考えずに趣味に没頭できます。(休日出勤当然のブラック企業は除く)
休みが決まってるから生活リズムが定まり、メリハリのある生活も出来るでしょう。
これは固定収入があるからです。別に遊んでも収入は変わりません。
また、病気やケガで休んでも給料は出ます。(多少は減るでしょうが)
脱サラするとそれはできません。当時はインフルエンザにかかることが怖くて仕方ありませんでした。
2.脱サラのメリット
2-1.人間関係を整理できる
なんなら脱サラのメリットはこれだけで十分でしょう。
鬱になるサラリーマンのほとんどは上司や同僚との人間関係悪化です。
こればかりはどうしようもありません。同じ時間・同じ場所に複数の人間がいれば問題は起きます。
しかし、脱サラすれば一切関係ありません。そもそも同じ時間・同じ場所にいることが稀です。
脱サラを勧める人はメリットとしてまず人間関係を挙げます。
これは嘘でも誇張でもなく事実です。本当に楽です。
2-2.時間を自由に使える
1-3と関係のある話。
収入の問題はありますが、やはり自分で時間の使い方を選べるのは楽しいです。
ここで大事なのは「楽しい」であって「楽」ではないこと。
勘違いしてる人がいますが、自由ってきついんですよ。
何でも自分で決めないとアウト。言い方は悪いですが、サラリーマンのように思考停止で生きて良いわけではありません。
同じ事の繰り返しで生活できる個人事業主はいません。
新たなビジネスを模索しなければ数年内に追い詰められます。
ブログで稼いでるだけではgoogleのアップデードやアフィリエイト停止で収入が激減します。
せどりで稼いでるだけではAmazon規制や小売店の縮小で終わりです。
副業ならいざ知らず、専業で生きていくためには時間を有効利用し、日々改善していかなくてはなりません。
ただ、この試行錯誤は楽しいです。失敗しても自分に責任があるだけ。好き勝手に出来ます。これはサラリーマンには不可能です。
しかし、楽ではありません。きついです。心が折れます。
もう一度言います。自由は「楽しい」けど「楽」ではありません。
3.サラリーマンでも脱サラも変わらないこと
3-1.死なない
・会社で辛くなって
・個人事業主でどうしようもなくなって
サラリーマンであっても個人事業主であっても死を選ぶ人がいます。
彼らを責めることは絶対にできません。しかし、死ぬ以外の選択肢を知っておいて欲しかったとも思います。
どちらも経験したから分かりますが、日本にいる限り死ぬことはありません。なんだかんだで生活できます。
会社で辛かったらやめれば良いだけです。僕はとっとと辞めました。
個人事業主に限界を感じたらサラリーマンに戻れば良いだけです。僕は戻りました。
人によっては逃げてばかりのゴミと言うでしょうが、死なないために行動した結果なので後悔はありません。
現代人は逃げるか死ぬかの状況になったら死を選ぶ人が思ったより多い。
逃げようものなら自責の念や他者から責められる恐怖で躊躇します。
痛いほど分かりますが、死んだらそれこそどうしようもありません。
本項目に関して、こち亀で素晴らしい言葉があるので引用します。
悩んだらまず「生きる」モードに切り替えてからスタートだ。
それからどう生きるかを探せばいい。
サラリーマン・脱サラ。どちらを選んでも悪くありません。
別に失敗しても死にません。気軽にやってください。僕はそうしました。
3-2.どっちも偉くない
サラリーマンはゴミ、脱サラ煽りは詐欺。
こう言う人が後を絶ちませんが、聞く必要はありません。
どちらも働き方の1つの選択肢に過ぎないからです。マウントを取る理由が理解できません。
・組織で働くのが好きな人がいたっていいじゃないですか。
・1人でどんどん働きたい人もいるでしょう。
・平日はルーチン業務をこなし休日に全力で遊んでも良い。
・生きられるだけのお金を稼いでのんびり生きても良いんです。
結局、死ななければ何をしても良いんです。そこに上下はありません。
億単位で稼いでる人はすげえ!ってなります。
でも、それを見て落ち込むのは不毛です。気になるなら無視しましょう。嫌なことは聞かなくて良いし見なくて良い。
4.脱サラをして良かったのか
良かったと断言できます。
貴重な経験になりましたし、楽しかったです。中々にきつかったですが。
なので、脱サラを迷ってる人はすれば良いと思います。少なくともあなたが独身なら問題ありません。どうあがいても死にません。
失敗したらサラリーマンに戻れば良いです。とっとと諦めて逃げれば良いだけです。意識低く生きましょう。
もちろん養う人がいる場合は簡単にしてはいけません。もはやあなただけの問題ではないのだから。
5.脱サラに再挑戦するのか
しません。
諸事情があり、もう今の会社を辞められません。
まあ、それも選択した結果なので後悔はありません。
勤務体系は緩くしてもらってるのでセミリタイアみたいな感じです。
元々やるだけやったので脱サラはもういいかなと思ってはいました。
やはり合う合わないはあります。
6.最後に
特にまとまりの無い話になってしまいましたが、まとめると
みんな違ってみんないい。好きなように生きろ。そんなしょうもないオチです。
少なくとも僕は過去に戻ってやり直したいとは思いません。失敗もそんなもんかって感じです。
みなさんも意識を低く後悔の無いように生きましょう。死ななきゃ何があっても安いものです。
なお、脱サラのメリットなど一部の項目は【脱サラ失敗談】から引用しています。
脱サラ時代の経験をより詳しく書いているので、脱サラを考えている人はぜひ。
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