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中学受験後のスタートダッシュ②東進中学オンラインは中高一貫向けじゃない

中学受験が終わった後のスタートダッシュ、何をしようかなと色々悩んだ結果の話の続き。
前回は公文について、今回はZ会にするのかなと思いきや東進中学オンラインはどうかしらという話です。

結論から言って、東進オンラインは中高一貫向けじゃないし、ましてや進学くらぶの中学版でもなかった、という残念な内容でした。おそらく先方も、「いや、中高一貫向けに作ってないし」「この値段で進学くらぶと同等になるわけないでしょ」とか思っていると思いますが。


カリキュラムが中高一貫向けじゃない

数学

中高一貫校は大体の場合「体系数学」を採用しているんじゃないかなと思いますが、東進の方は通常の公立と同じ進度、そして同じ深度です。つまり深くない。体系数学の「発展編」を問題集に使っていたり、チャート式を採用している学校では本当の本当の序盤くらいしか使えないのではと思います。
扱っている問題の発展度としては、やっぱりz会の方が上ですね。

ただ、圧倒的にいいと思うのがやはり先生。1年数学の担当は大吉巧馬先生なのですがとてもわかりやすいです。先生に関してはZ会よりも良いです(ごめんなさい)。単にやり方を教えるのではなく、どうしてそうなるのかを教えてくださるのでやり方を忘れない。頭の中にストーンと入ってくる素晴らしい授業。
問題解説も非常にわかりやすい。
しかし・・・・なにしろ難易度が低すぎる・・・・もっと難しい問題も扱ってくれるのならば、東進一本で行けるのに。
また問題数が少なすぎて練習ができない。テストがあるったって簡易的な内容。

作図は特に一番わかりやすい

しかし、平面図形の作図に関しては特にわかりやすかったです。Z会の平面図形の作図の解説は簡易的すぎです。正直、この作図の解説3回分くらいのために契約していたかなというくらい役に立ちました。しかし、基本の作図しか教えてもらえない(垂直二等分線・角の二等分線・垂線など)ので、体系数学の発展問題集に載っているようなコンパスと定規一本だけでの水平移動や、135度の角を作るとか、4点を通る円みたいなのは教えてもらえません(Z会でもここは弱くて、結局は問題集で理解しました)

平面図形の練習は、体系数学の発展問題集ノート以外だと、かずお式中学数学ノートがおすすめ!解答もわかりやすく、何度もコピーしてすると力がつきます。
それを差し引いても、東進大吉先生の平面図形の教え方は単に覚えるやり方ではなく、なぜそういうふうに線を引くのかという根本理解から入るので身につきやすし、忘れにくいです。

理科・社会

社会の先生はあの有名な村瀬哲史先生。授業は本当にわかりやすい。ポイントを本当にわかりやすく教えてくださる。
のですが、、、理科も社会も基本的に学校で習った前提で問題を解いた、その解説です。
しかも問題がA4で多くて2ページ(理科は1ページでのことが多い)。図表も多くて正直少なすぎ。。。(4・5問だけとかザラ)
テストで90点以上を目指す、と書いてありますが実際のところ基本事項・A・B・Cとやっても社会に関しては少なくとも9割行かないです。(理科は得意なので見てません。だって問題1ページしかないし)
とにかく網羅的ではない。これだけやってればバッチリということもないので、結局のところ学校で使っている問題集を反復練習した方が効果的、ということになってしまいます(うちはそれ以外にZ会のAI演習でで弱点補強してましたが)

とにかく量が少ないところがこちらも残念なところ。しかも難易度も低い。中高一貫生には物足らないですね、、、


英語についてはすみません、全く見てませんのでなんとも言えません(英検準2級持ってるので)。

中学生向けの進学くらぶも出してくれー!

もうこれが心からの願い。
東進予備校に通えば、中高一貫生向けのハイレベルな解説や問題演習をしているのだとか。
でも東進予備校に行くとみんな何をしているって、モニターの前で映像授業を受けているわけですよ。もう今時みんな家にPCなりタブレットある世の中で教室に行って映像授業をわざわざ見るなんてどうなんでしょ、、
ただ単にチューターがいるかいないかでしょ、、、チューターいない版の家でできる進学くらぶ中学版を作って欲しい。もちろん東進オンライン中学より高くても全く構わないし、なんならテストもなくていい。
どうかどうか、ナガセの偉い人ご検討ください。

今回は短めにこれくらいで。
次回はZ会について書こうかな。

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