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作詞のお手伝いについて

カクバリズムから三月二十日に発売された”mindboi / Hope”の作詞の手伝いをしました。
作詞の手伝いというのがピンとこない人もいるかもと思って何をしたか書こうと思います。

まず、
mindboi氏の書きたい事(彼の生い立ちについて)があるがどう始めていいかわからない、という依頼があり、本人にお会いしてその生い立ちについて話を聞ききました。その話の内容ももちろん重要ですが、話してはる時の声のトーン(感情)やそれについての思いなどふまえてとmindboi君に好きな曲のプレイリストを作ってもらって聴かせてもらい、どういう風にすればよいか日数かけて考えました。
思うにmindboi氏が、どう書いてよいかわからない、というのは彼に起こった事が彼自身のプロセスの最中なので、それは至極当然で大変な作業やなと思いました。

アンドリューヒューバーマンさんのポッドキャストに心理学者のベッキーケネディーさんが出てた時、トラウマは幼少時に起きたどう捉えていいか分からない経験をプロセスとして抱えている状態だというのを聞いてなるほど、そういうことか、と知ったので、mindboi君の抱えていることを彼の音楽の棲家でどういう風に表現するのがいいのか考えが出てくるまで待ってたんですが、ある日京都の地下鉄の構内を歩いているときふと思いついたので漫画にして彼に送りました。


一回提案するとそれの良し悪しにかかわらず一歩前身することができるので、そこからmindboi君に使用可能な部分を摘みとって書いて録音してもらったんですが、思っていたより、というよりどういうことになるか分からなかったので未知数だったんですが、とても表現力のある曲のデモをもらったので、数回往復をして手直しをし、完成しました。
その往復の内容は、ここをこうした方がいいのではないか?という提案より、この部分はどういうことでしょうか?の質問をするような感じでした。
歌詞とりたてラップは韻なども重要になってくるので一度できたものを再び直すというのは大変なのですが、mindboi氏は才能る人なのでごんごんアイデアが出てきて一緒に作業するのはとても楽しかったです。

もらった歌詞のどこをどう変えるとよいかというのはここに時間かかるのでいま書けないですが、歌詞読ませてもらったら、どこがポイントかわかるのと自分のセオリーがあるので、一度どこかで作詞に関するワークショップとかイベントできたらええかも。

mindboi / hopeはすでにストリーミングにあるのでこちらの提案(漫画)と実際の結果を楽しんでみると面白いかもしれないです。ええ曲です。



作詞の手伝い、僕と一緒に作詞考えてみたい人は連絡してみてください。

contactjunrecords @gmail.com


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