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「万葉集」の講座を聴きに学生時代を過ごした町に出かける

おはようござます、鴨桜子です。

学生時代を過ごした町に行ってきました。
たまたま目にとまった講座のパンフレット。
講師が大学時代に学んだことのあるK先生でした。
K先生に会いたい!
ただ、大教室で授業を聞いていた生徒でしたが、そんな思いで講座に申し込んだのが5月の半ばでした。

同窓会とか、まったく興味がないので、K先生にお目にかかるのは大学卒業以来。当時一番若かったK先生。
教えていただいた先生方のほとんどは、もう、この世の方ではないようです。


新幹線はタッチdeゴー

ここから学生時代を過ごした町までは300キロほどあります。
だけど、新幹線があるから、時間にすれば大したことはない!
新幹線はネットで座席まで予約して、Suicaに連動させていれば、切符なしで乗ることができます。思いついたら、東海道新幹線も東北新幹線も切符なしですぐに乗れます。

Suica付きのクレジットカードは優秀です。
1枚持てば、財布を開けることもなく、新幹線、電車、私鉄に地下鉄、バスだって乗れるんだから!
なんでも乗れて、買い物もスイスイのスイ。
そういえば、銀行の窓口にも、ここ何年も行ってないなあ。
なんだか、とっても便利な世の中になったけれど、お金の実感が持てない。
お金は、頭の上を通過している〜だけ〜💰

懐かしい町にて

さて、懐かしい町に降り立ちました。
来るのは何年ぶりかしら。

いい風が吹いていました。

講座が始まるのは10時半から。
少し早めに着きそうだったので、地下鉄をふた駅ほど前で降りて、久しぶりに町をブラブラしました。
右の店も左の店も知らない名前が多いけれど、45年前と同じ店があったり。
すれ違う人たちの中に、同じくらいの年齢の人を見ると、もしかすると同じ学校で学んだ仲間かもしれないなあなんて思ったり。
もう、同級生に会ったとしても、認識はできないでしょう。

それぞれが、それぞれの時間を生きている

あの頃のわたしはどんなことを考えていたんだろう。
今ごろ、あの人、どうしてるかな。
そもそも生きてるのかな。

講座「大伴家持」

大学時代は日本文学を学んでいて、特に「万葉集」が好きでした。
なんで「万葉集」が好きになったのか。
今回、この講座を聞いて、はっきり分かりました。

K先生の話が面白かったから

現在、K先生は80歳を超えられました。
ですが、1時間半の講座を、一度も座らず、歩き回りながら、マイクも使わずに語り続けられる、すごい、体力と気迫。
途中に織り込まれるジョークも逸品!
だから、わたしは「万葉集」が好きになったんだということ。

興味深い話を聞くことができて、いい時間を過ごすことができました。

先生との再会

講座が終わってから、K先生の元に!
かつて生の授業を聞いていたことを伝えると、とても喜んでくださいました。
もちろん、50年近くも前のこと。当時、個人的な話をした記憶もないし、初対面とみたいなものです。
少し話をして、手紙を書くことを約束して別れました。

すっかり忘れていた「万葉集」の世界でしたが、また開いてみようと思います。

ここにもわたしの知らない世界がたくさん広がっています。


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