ひとりでの謎制作。チームでの謎制作。
はじめに
みなさんこんにちは。かみやパパ(@kami_ken)と申します。
西の謎解きブログ王のだん&シャオ子さんから、ものすごい勢いのパスが飛んできたので本日の「体験型イベント Advent Calendar 2016」 http://www.adventar.org/calendars/1827
の文章を書かせていただきます。しばらくお付き合いください。
普段は、北海道の「常盤倶楽部(ときわくらぶ)」という団体で謎解きや
ボードゲームを楽しんでいます。
常盤倶楽部→ http://clubtokiwa.web.fc2.com/
オリジナルの謎解き公演は、一年に一度、北海道で開催される「北の謎から(通称:北謎)」という謎解きフェスで公開しています。そして、たまに全国の謎解きフェスに再演の形で出展してます(今年は愛知なぞ煮込みさんと、博多なぞサミットさんで公演させていただきました)。
ということで、全国的には私あまり知られていないかと思いますが、「へー。北海道でも謎解き作っている人がいるんだなぁ」と思っていただければ、幸いです。
常盤倶楽部とは
冒頭で「常盤倶楽部という団体で」と書きましたが、実際はメンバー1人だけの「ひとり団体」です。「ひとり団体なら個人名でやればいいのに」という声もありますが、なんとなく「屋号」ってカッコいいのでつけています。
ちなみに「常盤倶楽部」は『常にボードゲーム(盤)』と覚えると漢字の間違いがなくなりますよ
これまで、常盤倶楽部で制作した謎には下記のようなものがあります。
公演謎(誰でも参加可能)
■ゆうしゃとゆかいななぞまおう(2014)
□紅いボードゲーム城からの招待状(2015)
■ゆうしゃとりゅうのなみだ(2015)
■ゆうしゃとへんげのつえ(2016)
非公演謎(特定の人だけが参加可能)
■ときわクエスト~守れ!ぼくらのジンギスカン(2012)
■ときわクエスト2~芸森の秘宝をさがせ(2014)
□ハートの女王と秘密のお茶会(2015)
■栄小クエスト(2016)
持ち帰り謎
■JungleTreasure~セルバの宝箱~(2014)
■なぞときどうぶつえん(#なぞぶつえん)(2016)
このうち、■がひとりで作成したもの、□がチームで作成したものになります。チームでの作成は、いずれも北海道在住のうーべーさん(@jazz_waltz)と組んで制作しています。
>うーべーさん いつもお世話になっております m(_ _)m
ひとりでの良さ、チームでの良さ(個人の感想)
さて、ひとりでの謎制作とチームでの謎制作は、それぞれ長所・短所があり、どちらが良いとは言えないですが、私の感じているところを以下に書きます。まずは、チーム謎制作の良いところ。
チーム謎制作の良いところ
●いろいろなアイディアが出る
やっぱりココが一番大きいですかね。あまりにも人が多すぎると収拾がつかなくなっちゃいますが、1人より2人で話すと2倍以上のアイディアが出るからブレインストーミングは大事ですね。
●個々の能力を活かして作業分担できる
この頃の謎制作団体のクオリティ高いですよね。映像なども駆使したり、イラストなどもオリジナリティあるもので作成されたり。チームで制作するとだれかそういった特技をもっているので、クオリティがぐんとあがりますね。また、謎自体も「大謎制作が得意な人」「小謎制作が得意な人」など得意分野が違います。
●ひとりよがりの謎にならない
謎制作ってバランスが重要ですよね。「これは当然わかるだろう」とか「これくらいのヒントで十分」とか。でも、これってひとり制作だと自分の視点しかないので、下手をすると自分ひとりだけの感性になってしまいます。そういう中、チームでの制作では「それは導線が薄い」とか「面白味がない」とか、他人の視点が入るのがよいです。
●ワイワイ楽しくできる
謎制作も私にとっては趣味の一環なので、締め切りに追われながら苦しく作るということはしたくないです。気の合う仲間とワイワイ楽しく作ることができるといいですね。
つづいて、ひとり謎制作の良いところ。
ひとり謎制作の良いところ
●謎の全体像を把握しやすい
謎制作って仕様書があるわけではないので、謎のつながりなどの全体像は実は作っている人の頭の中にしかなかったりもします。
そういったなか「ちょっとだけ自分の担当分を良くしよう」って動かすと、実は大謎にめっちゃ影響してるとかということがあります。ひとりで制作していると、自分の頭の中に全体像がはっきりとあるので制作は楽ですね。
●打合時間を気にせずに自分のペースでできる
チームメンバーで集まるのって大変ですよね。日程調整も一苦労。ひとり謎制作の時には、仕事から帰ってきてちまちまと暇な時間をつかって制作しているので気兼ねなくできますね。
●遠征公演しやすい(スタッフ数を最小で設計するので)
ひとりで謎制作していると、できるかぎり公演スタッフ数も削って謎をつくる傾向があります。やはり当日だけのスタッフだと謎の全体像を伝えることが大変なので、自分ひとりでも公演できるようにと考えます。
そうすると、逆に遠征公演はしやすくなります。自分ひとりの旅費でいいですから(LCCが参入して北海道からの飛行機はずいぶん安くなりましたけれど)
●作品の帰属がはっきりする
チームで行うと、公演のリスクを誰が引き受けるのかだとかが不明確になりがちだけれど、ひとり謎制作はそこがはっきりするので、わかりやすい。また、進捗が遅れていても「自分ががんばれば何とかなる」というのは気が楽。
今後の謎制作どうするの
やはり社会人になるとなかなか集まって打合せすることが難しい。
「もう少しチェッカーがいたらあんなこともできるのに」と思いながらも、プロジェクト全体のバランスを考えながら、公演の落としどころを探っている感じですね。
常盤倶楽部の場合、私の予定次第なので、おそらく今後もひとり謎制作中心で進めていくと思います。でも、チーム謎制作も楽しいので、近々チームで作った謎も公開できればなぁと思っています。
…さてさて、まとまりもなくダラダラと書いてしまいましたが、今日、唯一言いたいことは、
”(きっとあるであろう)次の北謎はみんな来ようぜ!”
さて、12月5日の体験型イベント Advent Calendar 2016は、このカレンダーの呼びかけ人「山本諒(@Ryo24)」さんです!どんなお話になるんでしょうか!たのしみです!
最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
またどこかでお会いできたら素敵ですね!
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