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静かな日々の階段を

もうね、この「タイトルを曲名にする」というのはやめたくて仕方ないんですが、そこは己の浅はかさを噛み締めるとして。ちくしょう、現在、転職にまつわる雑務などやらなくてはならないことが山積みなんですけど、なんとなくどうでも良い文章を書いておきますよ。

僕にはトラウマ的なものが2つありまして。1つは、果物の「ぶどう」。小さい頃、ぶどうにまつわる嫌なことがあって、それ以来、どうにも不快で食べなくなったのです(食べられないワケではない)。で、もう1つは「下り階段」。中学1年生の2学期、いわゆる「荒れた学校」に転校したら、その初日に階段から蹴落とされちゃいまして。ケガはしなかったものの、かなり怖かったせいか、それ以来、下り階段は地味に緊張するというか、なるべく手すりを「触れながら」下りるようになっちゃったんですよね…。

たまに神社とかお寺とかに行くと「手すりがない階段」があるじゃないですか。あれが本当に嫌。設置しろよ、手すりぐらい。階段っぽい山道も大嫌い。機動隊にいたころ、山岳警備訓練でどこかの山に隊列を組んで登ったんですが、下りる時の速度が登る時以上に凄まじく速くて。もうね、超怖かったんですけど、とはいえ、そんなところでイモ引く方がマッチョな男社会では生死に関わるので、死ぬ気で下りた…ってのは良い思い出。ウソ、まったく良い思い出じゃないです、マジで怖かった。今思いだしても涙ぐめるぜ(偉そうに)。

ただ、娘が生まれてからは、僕も彼女の父としてもっと強くありたいし、「疲れた娘を抱っこしたまま階段を下りる」なんてシチュエーションが頻発するから、手すりがなくても丁寧かつ安全に下りられるよう頑張ってきたんですが、しかし。結局、娘と一緒にいない時は今でも手すりに頼ってしまうアタシ。蹴落とされたのはもう30年以上も前であり、すっかり47歳の初老だというのにそんな状態なのだから、人間、恐怖を一度刷り込まれると、なかなか拭えないものなのかもしれませんな。

そんな現在、一番怖いのは「家の階段」だったりします。お義母さんと一緒に暮らすため、3年前から一戸建ての借家(2階建て)に住んでいるんですが、ああん、階段に手すりがないんですよ…。だから、壁に手をついて下りているんですけど、寝不足のせいもあったのか、暮らし始めた1年目で3回も足を踏み外して落ちていて。しかも、そのうち1回は結構なケガをしてしまってね…。それ以来、家の階段は一段一段、足を揃えて下りているのです。我ながら恥ずかしいんですが、とはいえ、怖いのだから仕方なし(階段から落ちると超痛いし!)。

つーか、不思議なのは、僕以外の家族は誰も我が家で階段を踏み外したことがないんですよ。みんな、手すりがないのに大丈夫なの? 僕の運動神経が低いだけなの? 奥さんとお義母さんは青森にいたころに2階建てで暮らしていて慣れているから分かるけど、娘が心配で。たまに結構な速度で階段を下りるのを見ちゃうと、それだけでヒヤッとしちゃう。大家さんに言って、自腹でも良いから手すりを設置しようかなぁ…でもお金ないしなぁ…。

でね、なんでこんな内容を書いているのかというと、この記事をアップする3時間ほど前に自宅の階段で足を踏み外したから。あと2段ぐらいのところだったからケガはしなかったけど、もうね、2階に住むのは嫌だよぅ…嫌だよぅ…。以上、階段から落ちる話ながらもオチない文章を垂れ流して、今回の更新を終えたいと思います。なんだこれ。




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