見出し画像

やぎ座 - 逃げるときは慌てずに


やぎ座の由来


やぎ座は、上半身が山羊、下半身が魚の尾、という不思議な生き物に由来しています。

山羊座のモデルとなっているのは、パンという牧畜の神。山羊の角と足を持つ、半やぎ人。

ある日、天上の神々がナイル川のほとりで大宴会を行っていると、突然怪物テュフォンが大きな唸り声を上げて現れます。宴を楽しんでいた神々あわてて逃げ出します。大神・ゼウスは鳥になって天空へと舞い上がり、愛の女神・アフロディアとその子エロスは魚の姿になってナイル川に逃げ込み、他の神々もそれぞれに姿を変えて逃げ出します。そんな中一番慌てていた牧畜の神パンも、魚の姿に化けてナイル川に飛び込み逃げようと試みますが、あまりにも慌てたために、水につかった下半身は魚、上半身はヤギ、という、とんでもなくおかしな姿になってしまいました。

神々がその姿を気に入り、星座に残したのが山羊座の由来となっているようです。
確かに、下半身が魚だと、人魚のようなかわいらしさを感じますね。


やぎ座のマークの由来


左上側が角の生えたヤギ、右下側が曲がった魚の尾を表しています。
変身に失敗して、上半身がヤギ、下半身が魚になってしまった牧神パーンの姿そのものです。
山羊は地に足をつけた物質的世界、魚の尾は霊的世界の象徴ともいわれます。低きは海底から高きは山の頂上まで(山羊は高山動物であるため)世界のあらゆるところに到達できる最強の姿だという説も。

そんなやぎ座のマークで柄を作ってみました。
山羊と魚の間で迷走しているような、不思議な模様になりました。

使用例:

イラスト素材:やぎ座の柄 col1

参考にさせていただきました:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%B3_(%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?