KAMITOHITO INVITATIONAL 2024 開催報告
2024年5月11日、東京四谷note placeにて、KAMITOHITO INVITATIONAL 2024 を開催いたしました。
本大会は招待された国内トッププレイヤー16名による1 day トーナメントです。世界でさらに活躍する選手をサポートすることを目指し、世界大会である Pokémon World Championships の予選形式である、50分BO3で実施いたしました。
大会の理念や参加選手の紹介は、開催のお知らせ記事を参照ください。
大会概要
大会参加者とその使用デッキタイプは以下の通りです。
大会は和やかな空気の中開催されましたが、対戦がはじまると、プレイヤーの顔つきは一変。緊張感のある試合が繰り広げられました。
50分BO3という方式では、各ゲームでの時間配分が非常に大きな要素となります。日本国内では1ゲーム25分で行っていることを考えると、50分の制限時間は3ゲームをすべてやり切ることは難しいものであると言えます。その制限の中で各選手はそれぞれのゲームの戦略を進めつつ、同時に先に2勝するという勝利条件をいかに満たすかを考える必要があるのです。
引き分けが存在することも、国内の大会との差異として大きなポイントになります。時には「負けない」ことを選択する必要もあります。
大会では複数の対戦撮影用カメラを用意しておりましたが、全ての対戦を記録する環境は整えることができませんでした。
素晴らしい選手に参加いただいた本大会は予選一回戦から全ての対戦卓がクライマックスかのような対戦となっており、どの対戦を記録するのかは難しい選択となりました。
記録した映像をみなさまにお届けできる日を楽しみにしております。
予選スイスドロートーナメント結果
大会の結果について、以下ご報告いたします。
決勝シングルエリミネーショントーナメント結果
本大会の優勝は、ニシグチレイジ選手となりました。おめでとうございます。
今後の情報・映像公開について
本大会はTPCiが主催する海外大型大会に参加する選手たちの後押しをすることを目的の一つとしており、優勝者のニシグチレイジ選手は6月に開催されるPokémon North America International Championships (NAIC)に参加されます。
NAICは本大会とほぼ同じカードプールで行われる大会であり、開催時期も近いことから、デッキリストや対戦の詳細についてはNAIC終了後に公開いたします。
カードゲームにおいて情報がいかに重要なものなのか、わたしたちも十分に認識しており、本大会の対戦映像や情報を求めている方が多くいらっしゃることも理解しています。
だからこそ、本大会の理念に基づいて、情報の公開時期については慎重に取り扱い、参加されたプレイヤーの方々にとってマイナスにならないようにしたいと考えております。
大会実施から期間をおいて公開するものですので、通常の対戦を伝える配信とは異なるアプローチでの映像公開を計画しております。
対戦の録画からいくつかの対戦をピックアップしてご覧いただけるように、今後準備を進めてまいります。
ウェアラブルデバイスTHINKLETの映像について
今回、Fairy Devices株式会社のご協力のもと、ウェアラブルデバイスTHINKLETを活用した映像を撮影しております。
カードゲームの動画において、手札や山札の情報やプレイヤーの選択をすべて映像として残しておけることは、エンターテイメント面だけでなく、練習やコーチングの面でも飛躍的な変化をもたらす可能性を持っています。
この映像も活用しつつ、新しい提案ができるよう準備を進めております。
謝辞
本大会の理念に賛同し、参加を決めてくださった16人の招待選手のみなさんにまず感謝いたします。そして全員が優勝決定の瞬間まで会場に残り、さまざまな交流をしてくださったことも嬉しいことでした。
会場を提供くださったnote株式会社。非常に厳しいスケジュールでの無理なお願いを聞き届けてくださり、note place を利用できたおかげで、大会を無事に開催することができました。ありがとうございます。
大会の理念に賛同し、選手たちに遠征で利用できる「USB急速充電器 65W ピカチュウモデル」を提供いただいた、アンカー・ジャパン株式会社に感謝を申し上げます。
カードゲームに新たな可能性を与えてくれる、ウェアラブルデバイスTHINKLETを貸与してくださった、Fairy Devices株式会社。たった2週間で決断してくださったこの協力がなければ、カードゲームにおける新しい映像に挑戦することが叶いませんでした。ありがとうございます。
大会はスタッフ・ジャッジの存在を無視しては成り立ちません。本大会に関わってくださった全てのメンバーに感謝しています。
そして、なによりこの大会実現のために出資をしてくださった鶴岡 友也氏に、感謝を述べなくてはなりません。日本人プレイヤーが世界を舞台に活躍する姿を目撃したい、という夢に賛同し、ポケモンカードゲームの可能性を後押ししてくださり、本当にありがとうございます。
次はまた違った形になるかもしれませんが、「世界で活躍できるプレイヤーの後押しをする」という理念のもと、また大会を開催できればと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
サポートはメンバーの取材・執筆活動の費用に充てさせていただきます。