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24’J2第3節 長崎vs清水 私的感想文


なんだか俺に向けた謎のチャントが聞こえるぞ…?!(ネタバレは後ほど)


やったぜ


意義を大きくできる勝利


2024 明治安田J2リーグ第3節
○ V・ファーレン長崎 4vs1 清水エスパルス‪ ●

こんな素晴らしい試合を見させてもらったことに…また応援させてもらったことに大きな感謝を。

本当に嬉しい!最高だぜ!!

いつものことながら長崎サポーターたちの応援は力強くトラスタに響き渡っており、きっと選手たちの大きな支えになったと確信している。

新チャントもシンプルでかっこよく、そして今までの応援と違うテイストで試合を彩っていたと感じた。

(思ったんやけどこれでレバークーゼンがV-roadを向こうでやってたら胸アツだよね)


連勝中の優勝候補だった清水を相手に4-1で勝てるチームなんてJ2には他にはなかなかいねーだろ!えへん!といいたくなる勝ちであるし、
リーグ戦初勝利ということと同時に実は公式2戦連勝であるということ、タフな日程を乗り越えての強豪に快勝できた試合であるということで既にかなり価値が高い勝利となっているのだが、

この試合の勝ちを

「清水戦勝ったのは大きかったよね」

と、あとから言えるように勢いをつけるものにできるのかという部分は、選手たちにも我々サポーターにも大きな仕事となると思う。
ここから連勝を重ねたとしたならば、(苦しみながらギリギリで勝ちきったルヴァン愛媛戦と同様に)それだけの意義を持たせられるものなのだ。

選手、サポーター、クラブスタッフの皆様お疲れ様でした!


意味は少ないけど


現時点での順位である。

たった三試合を終わった段階なので何も得られないものではあるのよ

以前から言ってる通り、シーズン前に準備したものを実戦に向けて最適化する時期であるし(もう何度も書いた言い回し)、そもそもまだたった3試合が終わった段階で何も楽観も悲観もしてはいけないのだが、さすがにまだ勝てていない状態には入りたくなかったのもあり、今節の勝利は嬉しいと同時にホッとしている感覚もある。

シーズン前に昇格候補、優勝候補と言われているチームの中ではうちが一番下ではあるので、ここからは勝てる体勢を整えることと本当に勝つことを同時進行で行えれば最高である。


試合を振り返る


言いたいことが多すぎてまとまらんので箇条書きで雑感を。

長崎側


・個人的には、試合開始からの約10分間と前半終了直前あたり、そして何より後半開始から約15分間の清水の攻勢が強かった時間をなんとか1失点で抑えきったことが1番の大きな勝因かと思ってる。
特に後半開始早々のカウンターを喰らった際の原田のセーブと米田の寄せは評価されるべき。
試合を通じてキックミス以外安定していた原田。(キックミスも本人だけが悪いわけでもない)
米田はまだ本調子ではなさそう(体はキレがあるけど、判断や頭の回転に調子が出てない?)。しかしあのスプリント…いや爆走はさすがだった。守備対応は軒並みよかった。(もうひとつかなり大きな勝因と思ってることがあるけど伏せときます)

米田は相手の北爪もスピードがある選手なのによく追いついたし、原田もよく止めた。


・パスをじっくり繋ぐのか、ロングパスで走らせる展開を狙うのか、下平監督が仕込んだであろうビルドアップを利用しながら戦略面での相手の弱みを表出させうまく突く攻撃は前回のプレビュー?で述べた「試合展開のビルドアップ」そのもの。素晴らしいの一言。
そして「もっと大胆に攻める」という課題に対しても答えを出した。攻撃の際は相手からゴールを奪おうとする意志を見せチャレンジも行ない続けたのである。
清水という非常に攻撃力が高いチーム相手にボールロストを恐れることなく、チームの狙いを遂行しアグレッシブにプレーし続けた上で結果を残せたのは本当にいい収穫となる。
(前せつ恐れることなく清水を攻め続けた愛媛や熊本が、試合には負けたが内容面では成果を残したのを見てたのも起爆剤となったのかもしれない)

・4得点全て前監督の時から見られた強みを活かしたパターンであり「積み上げ」を実感させてくれるものとなった。

・守備の際に、1人が相手のボールホルダーを足止めしてもう1人……足止めした選手より前にポジションを置く選手…がボールを突っつきにきたり囲みこんだりといった守備を多く見かけた。元からだっけ?

次こそは無失点勝利をキメたい。
選手たち自身が1番望んでそうだ。


・恐らく今回の勝ちの要因の大きな要素に、監督の采配が大きかったと思う。特に「フアンマではなくエジガルがスタメン」というのが相手の思惑外しに効果が大きかったのではないかと。相手のDF陣はやりにくそうだった。
エジガルについては、やはり上手さと巧さが素晴らしかった。守備(プレスバックなど)をもうちょい頑張れの声も多いけど、守備をサボってるというよりブラジル選手によく見られるの「こっちがカウンター決めれる時に最高のポジションを取れるように位置取りしとく」という感じに見えた。
状況を見て使い分けれるといいなと思う。

今年こそエジガルの年になったならそれは熱いなと思う。


・好調の増山を止めれる選手なんてJ2にいるのかと思わせるほどの勢い。速い選手、強い選手はそれぞれ見るけど、あそこまで速くて強い選手はなかなかいない。スーパーマッスルネバーギブアップスピードスター。

イケメンマッスルポーズ


・マテウスさんハンパねぇ。技術+フィジカル。昨シーズンまでのカイオに求めてたことを高いクオリティでやり切ってくれてるし、守備意識も攻守両面に顔を出しまくる走りの頻度も以前より格段に上がっている。スタミナについては驚きの一言。そりゃ監督もビビってたもんね(笑)

マテウスがこんなにも頑張ってくれるのは嬉しい誤算だ。
サッカー〇ングのJ2振り返りでは危機感が理由ではと言ってたが、僕はチーム愛が原因説を推したい


・松澤→マルコスの交代が「清水の時間」に終わりを告げたようなもんだったと思ってる。あのスピードを守備にも活かすマルコスさんも本当にハンパねぇ。初ゴールの際は嬉しすぎて真っ直ぐ立てなくなった(笑)試合後の挨拶の際に「愛してる!」とか叫んでたのは内緒。

4点目を決めたと同時に、明らかに清水の流れを断ち切った男でもあるマルコス。あのスピードを守備にも活かしてくるのはどんな相手でもイヤだと思う。


・新井一耀について、千葉サポからビルドアップは苦手…みたいな評価を聞いていたけど(長崎に来て特訓した説もありつつ)そんな悪く感じなかった。相手が自分にはプレスに来ないことを確認した後に、持ち上がりのドリブルも見せてくれた。相手の警戒に対して回答を出せるのは強い。田中隼人は相変わらずスーパー。君が完全移籍でうちにきてくれるに相応しいチームにならねばならない。

安定感抜群の新井一耀。櫛引と並んでのWDFWを早く見てみたい(笑)
 
すでにマッチデープログラムの表紙にすらなった男、田中隼人。早くも2024年MVP候補だ(早すぎるって)


・仙台戦の反省を特に活かしてくれたと実感できたのは加藤大と笠柳翼。
加藤大からの2点目への繋がるエジガルに向けたパスは、以前だったら比較的安牌な朝陽へ出してるか1度試合を落ち着かせようとしてたと思う。あのスーパーなパスは評価されるべきだし、マサルさんは試合を通じてずっと目立たないながらもいい仕事をしていたと思う。
翼はもっと自分で撃っていいんだぜ?と思ってたらまさかのスーパーアシスト。3人に囲まれながらスルスルっと抜け出して最高のクロスでマルコスの得点を演出した。本当にスーパーである。


過去イチで闘志を全面に出している印象がある加藤大の2024年。選手たちがよく言う「覚悟」を最も感じるのは彼に対してだ。
出来すぎるが故の課題を抱えていた笠柳翼。だいぶ迷いが消えたように感じた。翼きゅんではなく笠柳選手と呼びたくなるたくましさだ。

・山田陸のチャレンジャーな攻めのパスやタイトな対人の守備は個人的には評価したい。4点目のマテウス→山田陸→笠柳翼の繋ぎのところ。山田陸が翼に出した後、後ろでリターンを貰ってもいい動きをしてたのは基本的なことなんだと思うけど隠れた好プレー。相手も戻すのを警戒して翼に対する対応を緩めてた。よければハイライトからもう一度彼の動きと相手の動きを確認してみてほしい。

僕の中で山田陸は実のところかなり頭がいいのでは?説が出ている。チャラいヤンキー枠ではなかった。

・秋野もチームの中心として…メンタル的にもポジション的にも…さらに頼もしくなってきた。清水戦では昔のようにやや低い位置取りからゲームを組み立てる場面も多く見られた。

アンカー(秋野が担うポジション)がDFの位置まで下がってボールを受けたり捌いたりする戦術はサリーダというらしい。


雑感その他


・清水サポーターの音程の高低差がある太鼓。迫力があってどこかレトロで好き。

・窪田主審は現地で見る分には素晴らしかった。マテウスの娘ちゃんと絡んでたのはホッコリ。

・某サン〇トスから清水にレンタルできてるというルーカス・ブラガ。もっと独力突破型のアタッカーをイメージしてたらそうでもなかった。

・乾はやっぱりスーパーな選手。あのミドルはこっちの対応が一瞬遅くなったことを踏まえてもすごすぎた。秋野に喧嘩ふっかけにいったシーンは仲直りするとこまでが乾1セット。だから嫌いにはなれない。長崎に来れば好きになると思う。

・清水側に立って考えたら、1、2節をなんとか勝ててしまえたが故の敗戦だったのかと思うけど、長崎戦の負けを意義があった負けにできるかどうかは次にかかっていると思う。大分、千葉、秋田と難敵が続くのはどんまい。まぁ難敵ではないチームなんざJ2にはいないのだけどもね。

・実況の佐藤アナ、権田をリスペクトしすぎである(笑)
元日本代表GKの権田相手に特典を決めたことを何度も連呼していて嬉しかったのかもしれない。ワールドカップでの大活躍が脳裏に焼き付いているのだろうか。


現地観戦


勝てれば楽しいのよ


勝てなくても楽しくはあるけどメンタルにくるものはあるの(笑)
ただ今回超ハードスケジュールの中の強行現地参戦になったので、本当に勝ててよかった。負けてたら家に帰りつけてなかったかもしれない。

フアンマが前に「試合の勝利こそがサポーターたちの1週間をハッピーなものにできる」というニュアンスのことを言っていたが、割と真理だと思ってるので(笑)これからも勝ってください(^q^)

選手たちが楽しそうなら俺たちも楽しい。逆もきっとそうなんだろう。


写真を添えて


トラスタ。いい天気に映える


大好きな席。ゴール裏の端の方。今回は左寄りで。


かんぱーい。SNSのフォロワーの方とご一緒させていただきました。超紳士のイケメンで惚れた。


ゴール裏には彼がいた!


ユニ交換申込書に落書きする男


2023年のユニと交換!もうホント色々と思い出が多い年になったので。


ヤツがいた


帰りは疲れ果てていたので新幹線にチャレンジ。めちゃくちゃ速く長崎に着いた。座りやすいし楽したい方にはオヌヌメ。


盟友?お世話になっています。 ワントゥーさん


さて、現地観戦の際はほぼ毎回お世話になっているワントゥーバーガーさん。今回もいただきました。

観戦時にはほぼ必ず買ってる

ボリュームも味も素晴らしいの一言。そして最後まで飽きずに食べられるどころか、なんか食べ終わりの方もやたらと美味しく感じるのはなぜだろう。焼いたバンズの食感とかがより新鮮に感じられた。

僕はグルメレポーターでは無いので上手く表現できないが、とにかくオススメである。

スタッフの方も非常に愛想が良く親切でスタジアム初心者の方やアウェイサポーターの方でも安心して買うとができる。

Sゲート付近(ゴール裏あたり ヴィヴィくん像付近)に出店されてるのでぜひ足を運んでほしい。

佐世保ではBar ワントゥーも経営されており、V・ファーレン長崎のアウェイ戦の時は店内で一緒に観戦しながらお酒を飲めるといった素敵スペースとなっている。

僕自身もいつか必ず行こうと思っている。

そしてこのワントゥーさん。以前からYouTubeでV・ファーレン長崎の応援チャンネルを開設、毎試合後に誰もが楽しみやすく共感しやすいレビューを投稿されている。一緒に応援している気分になれる動画だ。

ぜひチャンネル登録と高評価、継続的な視聴などなどをお願いします。面白いから。

なんと僕のこのnoteの宣伝までしていただいてもらっちゃったりして……(´;ω;`)

ありがとうございますありがとうございます!!


そして驚くことに、生月にキャンプ場の開設もされているそうだ。最近になってリニューアルオープンされたのかな?

バチバチのインドア派の引きこもりおじさんである僕には詳しいことはわからないが、興味がある方はお問い合わせしてみるときっと喜ばれると思う。

今回、実に勝手に宣伝しまくっているが()宣伝箇所に問題があれば削除する所存なので大目に見てやってください。ビッグアイにルッキングだ。


おまけ


下平監督インタビュー


試合前インタビューにて


清水を上回るためにはどのような部分が必要かという質問に対して

「まぁあのサイドの攻防は特に、今日はお互いにー……お互いのところでー……バチバチすると思ってますし(略)」

バチバチというワードが出てきたことに僕はビックリしました(笑)

しかし下平スマイルはモテそうである。

サラサラヘアー


清水エスパルスサポーター


600人!?確かに清水のサポーターさんは多かったけどそんな来てたのか。

トラスタで長崎サポに普通に溶け込んでスタグル食べてたり写真撮ってたりと、楽しそうにしてた姿を多く見かけた。堂々としてるというか「え?そういうもんでしょ?」とでも言ってきそうな雰囲気すら感じられた。サポーターも百戦錬磨である。

僕自身も諫早駅の喫煙所で、エスパルスサポーターの方とお話をさせてもらったが、長崎観光の話とか旅路が大変だった話とか聞かせていただき大変勉強になった。新幹線の時間があるとかで急いで帰っていかれたがもうちょっと話してみたかったなぁなどと。


化け物たち


える、しっているか

この飛び跳ねてるメンバーの中にはこの日90分試合しただけではなくてつい数日前に120分走り続けたヤツもいるんだぜ…

カンターレ2回になったのは選手の負担を考えたのかな?たまたま?


今回はここまで。書き上げるのめちゃくちゃ時間かかりました。書きたいこと多すぎてまとまらんかったのよ。本当はもっと「このプレーよかったよね」とか語りたいことは沢山あるんだ。

だがまだひとつ勝っただけだ。ここから。ここからだ。


お読み下さりありがとうございました。誤字脱字等随時修正いたします。

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