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市議補選について

 前橋市長選と同時に、前橋市議補選も実施された。

11月の立候補予定者説明会には6陣営が参加したものの、実際に立候補を届け出たのは3陣営であった。
 2020年の市議補選では、4つの陣営が市長選の候補者と連携する形で選挙活動を行ったが、今回の市議補選ではそのような動きは見られなかった。

 
 豊島孝男市議の死去と、鈴木数成市議の県議選への転出に伴う辞職によって欠員が生じた。2人とも市長系会派である「前橋令明」に所属していた。
 だが、今回の市議補選において保守系の候補者は1人しか立候補してこなかった。候補者の調整を行ったものと考えられる。



   元市議の林倫史氏がトップで当選した。
 もう1つの議席を確保したのは日本維新の会の小川栄治氏だった。この方は前回の市議選にも立候補していた。
 本来ならば、前回の市議選で「立憲民主党」から公認を貰えるはずだった人である。しかし公認を得たのは大沢智之(現前橋市議)であった。
 その後、立憲民主党に離党届を提出し、宮崎岳志氏とともに日本維新の会に入党した。

 小川晶氏の陣営から市議補選に立候補する人はいなかった。
小川晶氏の出馬表明が11月ということもあって、市議補選で連携する候補者をみつけられなかった。

 日本共産党は吉原大輔氏を擁立したが、当選には及ばなかった。


 小川新市長の誕生に伴い、市長と市議会の距離がどう変化していくかについて見ていきたい。
 また、来年の市議選には立候補を取りやめた2陣営や県内に4人の市議を有する参政党の参戦が見込まれる。新人の動きについても注目していく。




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