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【EDH】神決定戦マグダ録

(3/8 1:30 決勝中考えてた戦略を少し加筆)
(3/8 12:30 準決勝における火花魔道士を加筆)

 結果は決勝卓にて敗北の2-4位、その決勝卓にて宝物トークンを生け贄したとき手癖で墓地位置におきその後場にあるものと思い混ぜてしまい、そのことについて多くの方からご指摘をいただいてようです。この場を借りてお詫び致します。

 宝物の数が勝ち負けに直結するデッキ故、許されないミスでした。あれによりまず母聖樹があのタイミングでこちらに撃たれ、それだけでその後の展開は違うものになってしまいました。あの卓では妨害ひとつの動きだけで展開が大きく変わることは自覚しており、ただ謝ることしか出来ません。

 そして最後のブロック、ブロックせずトラアキリに更に2枚ドローを許すことも、《終わりなき巣網のアラスタ》となっている《幻影の像》をアキリでブロックし倒すことも、トラシオスで《エスパーの歩哨》をブロックすることも、選べてしまう立場かつ自分はどう選んでも敗北する立場で自分なりの妥協案として蜘蛛だけをブロックすることを選びました。この選択如何によりゲームを好きな方へ傾けてしまえる場面に直面し、どう選んでもそれはキングメイクになり得ました。
 そのことについて終了後エドリックのプレイヤーさんに話し一言お詫びをさせていただきましたが、あの選択にそれでも不満がある方がいらっしゃりましたらそれについてもお詫びをさせてください。申し訳ありません。


予備知識

  • 厚顔の無法者、マグダ(2番目と重複可)

  • アーティファクトかつドワーフのパーマネント

  • 前兆の時計

上記の3種を戦場に揃え、かつ下2種がアンタップ状態ならばインスタントタイミングでも呪文のキャストを一切せず無限ダメージまでたどり着けます。

https://article.hareruyamtg.com/article/59832/

厚顔の無法者、マグダ
ドワーフの兵卒
開放されたドワーフ
焼き焦がすドワーフ
沸血のドワーフ
捕らわれのドワーフ
Dwarven Armorer
Dwarven Trader
火花魔道士
ゴブリンの溶接工
敏捷なこそ泥、ラガバン
ドワーフ鉱夫
アクスガルドの騎兵
玄室荒らし
ゴブリンの技師
波止場の恐喝者
猿人の指導霊
略取するバーバリアン
第三の道のフェルドン
血たぎるドワーフ
モグ捕り人
激情
約束された終末、エムラクール
自在自動機械
金属ミミック
銅のノーム
血統詐称者
順応する自動機械
変幻の機械
極楽のマントル
水蓮の花びら
宝石の睡蓮
魔力の墓所
アシュノッドの人体改造器
バネ葉の太鼓
黄鉄の呪文爆弾
太陽の指輪
不死の霊薬
速足のブーツ
稲妻のすね当て
液鋼の首飾り
先祖の鏡
高速ホバーバイク
呪われた鏡
彫り込み鋼
仮面林の結節点
前兆の時計
無のブローチ
イシュ・サーの背骨
尖塔の重量
稲妻
感電破
似姿焼き
電圧のうねり
レッドキャップの乱闘
切り裂かれた帆
ティボルトの計略
削剥
混沌のねじれ
偏向はたき
死亡/退場
かき立てる炎
捕縛の言葉
紅蓮操作
炎の儀式
ミジウムの迫撃砲
ジェスカの意志
喪失の光景
髑髏砕きの一撃/鎚の山道、髑髏砕き
裏切り者の都
オパールの宮殿
神託者の広間
血に染まりし城砦、真火
古えの墳墓
魂の洞窟
生存者の野営地
抵抗者の居住地
統率の灯台
発明博覧会
変わり谷
宝石の洞窟
ウルザの物語
山×18


予選6戦(5-1)

手番2-1-1-4-3-1という強運で○‪✕‬○○○○
メモしていたのはジェネラル手番ライフくらいなもので、記憶違いありましたらご指摘ください。

1戦目勝ち
キナン→〇マグダ→ティムクラ→ティムカマ

 4番手とはいえ1t法の定めが着地したので、沸血マグダフェルドンを展開してコンボ準備。キナンがバラクーダを唱えるも、決めきれはしないと判断しスルー。沸血サクリスタックフェルドンコピーからのインスタントキルにはマナが足りなかった問題をバラクーダによる瞬速ジェスカの意志が解決し、ティムクラターンのキナンティムクラが呪文を唱えた後に実質沈黙下コンボ通して勝ち。

2戦目負け
マグダ→〇ログテヴェA→ログテヴェB→マーウィン

 今大会で経験した中でのベストマッチ、まずログテヴェBがしかけた1t異形化をログテAがティボ計。ログテBがさらにファクト1個で脱出研磨基地を仕掛けるのをログテAがヴァンチュ命取りの論争で偏向はたきしたり、自分がマーウィンをかきたてる炎(?)で焼いたりログテBのスラル分岐変容を紅蓮操作したりと……10分で終わると言っていた試合は30分近くまで。
 自分もコンボは途中から構えていたがそれ以前にマーウィンが貰った願い爪を起動しており《活性の力》だろうと予想していつかのインスタントキルを夢見るが、その間にログテAが爆薬X=2で固められ、波止場リアニなりのもちゃもちゃを経由して最終的に平和を保ち続けたログテAがキメて勝ち。
 マーウィンは活性の力を持ってきていなかったらしく、爆薬キャストまでのわずかな勝機があって6-0をのがしたらしい。

3戦目勝ち
〇マグダ→ウィノータ→ティムクラ→ウルザ

 マグダは本来、ウィノータの妨害を利用して立ち回るのを目指すが1t目忠実な弟子と、あまり期待できない立ち上がりだったため火花魔道士で弟子を落としておく。と、していたらティムクラのラガバンがこちらを殴りトップから稲妻、即座にマグダが焼かれ減速。ウルザはウルザでウィノータの破棄者で勢いがなく、ウィノータもティムクラのドラニスに無理やり対処するがウルザの檻もあり……自分もマグダ再キャストして間に合うことを祈る。
 その後、こちら宝物6の状況でウィノータが波止場をキャスト(後で聞いたところ、波止場出したら宝物サクッてくれるだろうと)、自分はウィノータから突然業火のタイタンでも飛んでこない限りセーフなのでスルー。ウルザもいる関係上宝物が異様に出たあと、マグダ起動呪われた鏡サーチで墓掘りの檻すり抜け波止場コピー。宝物が10を超えて檻ケア先祖の鏡と前兆の時計でフィニッシュ。

4戦目勝ち
カイカ→アシャヤ→ダミーア→〇マグダ

 青二人という期待できる卓だがダミーアがハンド5枚自分も6枚スタート、カイカアシャヤが展開するなかダミーアがやはり重い初動、こちらもコブラと軟泥抱えるアシャヤ側に通ると思いコンバットしたところ軟泥とドワーフが相打ちし宝物発生源をひとつ失う。そんな中やはりカイカは等時の王笏唱えダミーア対応なく、逆転棒を揃える。無限トークン無限マナを成立させ文字通り〆に頭蓋骨締め、だがダミーアがつまづきを唱え、後続ないカイカはターンを回す。アシャヤ、最後の頼みのジェネラルキャストもカイカから激しい叱責で即死亡。ダミーアも明確な対応なく、そのエンドに自分は《宝物3&マグダ&アーティファクト化》の盤面でハンドにドワーフはないがトップを祈って高速ホバーバイク、アシャヤのコブラをタップしターンを迎える。
 ラストターン、トップはラガバン。魂窟指定海賊から疾駆でマグダ共々アシャヤにアタックで宝物5達成。第2メインに銅のノームキャストでファクトドワーフを起こすファクト2もバイクと合わせて達成。インスタントキルを構えてターン終了。カイカにターンが戻り、第1メインにおそらくトップのジェスカの意志、ダミーアがこれに対応して青行進をカイカ一応飛ばしておこうと撃って、カイカが残りハンド前ターンと同じためおそらく全員ここでこれ対応なしを感じインスタントキルを敢行。無事通り無限宝物フィニッシュ。

5戦目勝ち
〇マグダ→マーウィン(再戦)→ジョイラ→逆クラ

 マーウィン再戦、逆嶋クラークもコマサミ振りの再戦。逆クラからは両手打ち稲妻はらわた撃ちなどを警戒しつつ、ジェネラル依存度が皆高いため火力も欲しい卓。
 自在自動機械マグダと繋ぎながら、3t波止場でサーチを構える。自在自動機械がこのときコンバットで寝ていて、コンボには即いけないためか波止場は今この瞬間だけ許された様子。その後ジョイラが波止場を出し返す、こちらは引かずに宝物全残し。ジョイラの場に溢れる宝物、ジョイラそして類似の金床。ほぼ決まった盤面に見えるがまだ勝ってはいない、ジョイラがタダでファクトチェイン、チェイン、そして辿り着いた呪文滑りキャスト。着地すれば前兆の時計の対象は全て吸われる、着地前マグダ起動呪われた鏡波止場コピー、ジョイラのチェインにより宝物は7個を超えた。宝物2個残しから前兆の時計サーチ。宝物2で自在自動機械アンタップ、無限宝物、インスタントキル。

6戦目勝ち
マルターナ→イナーラ→〇マグダ→ログテヴェ

 マルターナがラガバンスタート、イナーラが1tレモラ。自分はいつも通りの1マナドワーフから始め、ログテヴェもレモラドローを嫌いゆっくり。マルターナはラガバンマルコム揃え、イナーラは土地詰まりで苦しい自分は遅くログテヴェも初動のつまづきが響く。マルターナ一人勝ちのまま稲妻砲手バリン、さらには二人組の見張り番といったところで見張り番結魂スタックで流石に焼いておく。だが以前2つ残る宝物からバリンを構えられる状況、だが幸い今回居たのは軽いファクトドワーフだったためバウンスなくマグダサーチ前兆の時計着地まで、この時点で除去2枚躱す用意がありバリン起動の上から再度コンボ、イナーラからの叱責の風もさらに上からコンボ。フィニッシュ。


本戦2戦(1-1)

 ここからは晴れる屋様の配信の録画がされていますのでご確認くださいませ。

 準決勝においてのログティムのログラクフのドワーフブロックについてですが、火花魔道士が殴っておりブロックしなくてもログラクフは焼かれていましたのでログラクフでブロックした、という展開でした。

 決勝で仕掛けたのは、アウフに尖塔の重量。重ねて紅蓮操作通ればバネ葉マグダと土地2からフェルドンでファクトドワーフ作ってインスタントキル。
 その後の何もやってない期間にも、アウフが居るうちにとトラアキリが波止場を撤廃者なしで出す甘さがあれば、マグダ呪われた鏡サーチで波止場コピー 相手のサクれない宝物を逆利用して宝物溢れさせて多重サーチでイシュサーとコンボパーツ2枚が有り得たんですけど、ハマってはくれませんでしたね。
 最後はもう捕縛の言葉テヴェシュ奥義をやるくらいしかまくる手段がなかったですし、エムラもトップ出来なかったのであそこまでいったらどうしようもなかったですね。



今回の方針

 今回目指したことは超安定4kill。相手の2kill3killは誰かが止める、そういう信頼を置いて自分は責任放棄。現在のEDHでは2kill3killを止めるためには基本打ち消しが求められ、じゃあ自分は打ち消しの聞きにくいコンボを4killでもいいから達成しようと心がけて調整をしました。結果として想定していたゲームばかりに遭遇し、狙い通りの勝ち筋を描き続けて5-1。

 除去について想定していたのはティムナ マルコム クラム トラシオス クラーク コーディ キナン等のジェネラル、及びリンヴァーラ アウフ エイヴン 敵対工作員というマグダに刺さる妨害生物です。したがって最低でも2点の基本4点火力、かつ敵対工作員等に対応できるインスタントを優先しました。
 こちらがコンボを揃えた上で相手の妨害生物で止まっている状況は、除去すべてがインスタントキルになり得るのも理由としては大きいです。また呪われたトーテム像のためにアーティファクト割りも最低限。マグダ起動できるなら最悪イシュサーの背骨で割れるので起動を通すための除去選択です。



神決定戦を終えて

 私は神にはなれませんでした。予選1位通過、決勝卓進出、マグダとしては赤単としてはこれでも出来過ぎた結果です。それでも負けてから日を跨ぎ、悔しさがあります。
 また今回私には冒頭で述べた恥ずべき行為があります。それ故に予選でもズルをしてたんじゃないの?なんて言われても言い返すに言い返せません。だから文句なしで、強かったマグダ強かったと言って貰えるように、また勝ち上がって示しをつけられるよう精進したいと思います。
 終わりに、かつて対戦したからと応援くださった方々、調整に付き合ってくれた唯一人のチームメイト、そして神決定戦にて対戦くださった皆様へ。感謝の言葉にて締めくくりたいと思います。
 ありがとうございました。

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