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VALORANTとかいうゲーム(観戦)

一緒に!観ましょう!!!

ってことで。
ここさえわかればVALORANTの試合が観れる、を書いていきたいと思います。
いやね、語りたいポイントだとかここが分かっていればもっと面白くなる!とか、選手背景に実況解説背景含めて語りたいポイントはいくらでもあるんですが。
そんな読んでくれないんですよ。引かれちゃうんですよ。
だから「サッカーがボールを蹴るゲームであることは知ってる人」に「どうやったら得点が入るのか」「どうなったら勝利なのか」をお伝えします。
マネー管理やスキルがわかんなくてもゲームは観れるんです。僕のフォロワーにいる、プレイしたこともない人を前提に書くので、ご了承を。

PREDATOR LEAGUEグループ予選Bから抜粋

これが今回のPREDATOR LEAGUEの配信画面。
観戦慣れしてる人にとっては物足りない画面ですが、観戦初心者にはむしろありがたいぐらいシンプルな画面です。
上から見ていきましょう。
まずOasis Gamingが緑でディフェンダー、FAV gamingが赤のアタッカーなっています。この枠の中には元々5人ずつのキャラが表示されていて、キルされると消されていきます。今だと、4v3でディフェンダー側が有利です。
そして間の4と5、これが獲得ラウンド数で、先に13ラウンドを取った方の勝利になります。ただ、デュースが存在するので、お互いリーチになったら2点差つくまで戦い続けることになります。
そしてミニマップ、これもそのまま緑がディフェンダーで赤がアタッカーです。このミニマップを見慣れれば「誰がどこにいて、どのエリアを守れているか」がわかるようになります。

そして左下のここ、これは誰の視点を今見ているのかということ。今は背景が緑色なので、ディフェンダー側のキャラクターの視点です。

今のこの画面はディフェンダー側の生存キャラの視点で4対5でアタッカー側が1点差で有利、だけどこのラウンドは4v3でディフェンダー側の有利です。

はい、これで観戦はできるようになりました。やったね!
……え?流石に物足りない?ま、一旦これぐらいで、ね?



以下(書きかけ)はここまで理解できたらもーっと面白くなる話です。けど、初見でこの量はだんだんお腹いっぱいになってくるので、とりあえず13時からの初戦を見て、もっと知りたい!となったら読んでください。

キャラクターベースの5対5で対戦する競技性の高いタクティカルシューター
…とは公式の紹介ですが、個々にアビリティのあるキャラクターを使った爆弾設置タイプのFPSゲームになります。

まずその魅力的なキャラクターから。ゲーム内でキャラクターは『エージェント』と呼ばれています。現在23人いる彼らは、戦況を切り開く『デュエリスト』、索敵やサポートをする『イニシエーター』、射線を遮りエリアを確保する『コントローラー』、確保したエリアを継続して防御する『センチネル』の5つのロールにに大分されます。
花形として注目されやすいロールはデュエリストですが、それぞれに大事な役割(スキル)が全エージェントにあります。

Duelistではなくentryと書くTenTen選手。間違ってはない。


マップにはリスポーンと爆弾を設置するエリアがあり、爆弾を『スパイク』設置エリアを『サイト』と言います。他に、サイトではないけれど真ん中の広いエリアを『ミッド』と呼ぶんですが、とりあえずこの3つだけ今覚えてください。
マップの高所エリアを『ヘブン』、サイトに入るまでの道を『メイン』など細かい呼称はたくさんあるので、ぜひ実況を聞きながら徐々に覚えてください。

ヴァロの代表マップとも言われるアセント


そしてこのゲームには1ラウンドごとに
1、バイフェーズ
2、設置フェーズ
3、解除フェーズ
の3フェーズがあります。

まず1のバイフェーズで武器を買い、
2の設置フェーズではアタッカーが爆弾を設置することを目標に戦い、
3は設置された爆弾をディフェンダーが解除できるように戦います。

公式もゲームの解説は出している


1分40秒のラウンドタイムがあり、この間アタッカーは「爆弾を設置する」、ディフェンダーは「サイトに入らせない、爆弾を設置させない」、あるいはお互いを全滅させることを目的に戦います。制限時間内に爆弾を設置できなければ、その時点でディフェンダーの勝ち。
そして設置されてしまったら、あらためてアタッカーは「爆弾を解除されないように死守する」、ディフェンダーは「爆弾を解除する」ことを目的に戦います。

このゲームでは1ラウンドに使えるアビリティの数が決まっているので、情報がとても大事なゲームです。足音がいくつした(キャラごとに足音が少し違います)、アビリティをいくつ使った、索敵アビリティに何人引っかかった、
味方が足止めのためのアビリティをいくつ使った、解除のための動き(リテイク)に使えるアビリティのうち何が残っている、
等々、プレイヤーや実況解説はともかく目の肥えてきた観戦者たちにも共有されるべき情報がたくさんあるのです。そんな人たちに見てほしいのがこの観戦UI。

PREDATOR LEAGUE JAPAN REGIONの配信画面

VCTUIなんとか言われたりするが、ゲーム内の情報を抜いてきて、さっき言った残っているアビリティの数やアルティメット(必殺技)を使うために後何キル必要か、などを観戦画面に全部表示してくれる超有能UIだ。
武器のバイ状況やマネー状況まで一目でわかるので、さらに有利不利が一目瞭然にもなる。
バイ?マネー状況って何?ちょっと待って。


戦略ゲーにはマネーがつきものだ。
シミュレーションゲームでも大体マネーが出てくる。武器を買ったり防御を固めたり、傭兵を雇ったりタワーを守ったりガチャを引いたり、スキンを買ったり…後半は関係ない?失礼しました。
とりあえず、このゲームでもゲーム内マネーがとても大切なのだ。VALORANTでは武器、アビリティ、シールドの3つをマネーで買うことになる。武器に関しては、味方に買ってあげることもできる。
今回は詳細を省くが、ゲーム内の武器はあまりマネーが使えない時に買うハンドガン系武器と、マネーに余裕がある時に買うAR以上の武器の2種類がある。そしてわかりやすく、負けたら少しだけ、勝ったら沢山のマネーがもらえる。詳細の計算は省くけど、負け続けたらジリ貧になるし勝ち続けたら貯金ができて、1-2ラウンド負けたとしても武器を購入し続けることができる。
そしてゲームを有利に戦うためには強力な武器と、強力なシールドと、アビリティをたくさん買わなくてはいけない。そうなると、マネーを管理しなきゃいけなくなるのだ。結果として、球数が少なく威力の少ないハンドガンで凌ぐエコラウンドと、できるだけ強力な武器を買うバイラウンドが生まれる。
このエコかバイかを『バイ』、もし負けても次買えるかどうかを判断する材料を『マネー状況』と呼ぶ。
好きなチームがもしこのラウンド負けても次で取り戻せるかどうかは、ここが見れた方がとっても助かるっていうわけ。

ここで今回のPREDATOR LEAGUE Philippineの画面を思い出してほしい。

再び、今回のグループ予選

一応右下に今の残高は出ている…が、チーム全体でのマネー状況が全くわからない。例えば「1人分なら次も買える」「3人死んだらまずい」みたいな状況が生まれるゲームなのだけど、それが観戦者視点だと全くわからない、不親切UIなのだ。
もしこのUIにしたければ、バイフェーズ毎(ラウンド間ともいう)に

自分が主催する大会の配信画面

バイ、マネー状況がわかるUIを表示してあげるべき…なのだが。残念ながら予選中、この画面が表示されたのは2回きりだった(僕が見ていない時に表示されていたかもしれないが)。
こうなっては観戦はお手上げ。手元にメモを用意して、ディフェンダーが連勝してるからマネーがある。けどアタッカーが毎回4人削ってるから実はカツカツ…って感じで書いていくしかない。
たのむ、公式大会はVCTUIを使わせてくれ。RIOTなのか運営団体なのかわかんないけれど、土下座と署名集めならする。


600文字でまとめていた記事が3000文字を肥えたのと、気づいたら敬語が消えてしまっていたので一旦ここまでにする。
ここまでを理解できたら、とりあえず「観戦を楽しむ」ことができるようになるはずだ。
大事なのは以下の4つ。
・ミニマップで見るエリア
・何人生存しているか
・どのアビリティが使えるか
・いくら残っていれば次武器が買えるのか
自分ならこの時どうするか?どのアビリティがあれば行動しやすいか?を考えるにつれ分かることが増えてくる。
戦術ゲームは考察に入ってからが本番なので、ぜひハマったら相談に来てください。そのまま沼に引き摺り込みます。

またね。

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