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Tiktok広告攻略ガイド(中編)

「Tiktok広告を始めてみようかな」と思いながら”Tiktok広告攻略ガイド”の前編を見て頂いた方は一旦Tiktok広告に出稿する案件も決まり契約方法も決まったはずです。

なので、次はアルゴリズム、配信する際の注意点を記載させて頂きます。
本来は前後編のつもりだったんですが、長くなりそうなので本編を中編としてクリエイティブやキャンペーン設計については後編で記載します!
皆様の参考になれば幸いです。

【設定方法について】

管理画面のアカウント設定方法については本家に設定の記事がありました。
本家の記事はこちら
なので、設定フロー以外の事説明させて頂きます。

【課金ポイントは?】

キャンペーン作成画面

Tiktok広告でキャンペーン作成する際の画面が上記ですが、ここで選ぶ内容で課金形態と最適化のポイントが変わります。

■目的:リーチ
課金形態:CPM課金
できるだけ多くのユニークユーザーに広告見せたい場合はこちらです。
フリークエンシー設定ができます。

■トラフィック
課金形態:CPC
クリック数を稼ぎたい、CPCを抑えたい場合はこちらです。
他のアドネと同じように「指定CPC以下での配信」ができます。

■動画視聴数
課金形態:CPV課金
動画が配信されてユーザーが6秒視聴された際に課金されます。
動画をできるだけ見せたい場合はこちらです。
ただし同じユーザーに複数回動画があたることもあります。

■アプリインストール・コンバージョン
課金形態:CPM課金
課金ポイントはCPMですが入札は「目標CPA(CPI)を設定」か
「最小入札(予算消化の上で最小CPAに抑える)」のどちらか。

リードやカタログは使った事が無いので、不明ですがおそらく
CPMだと思います。

注意点としては「課金ポイントが変わると最適化ポイントも変わるよ」という事です。
たとえば「CPM課金やだなー、CPCで払いたいし、CPC上限つけたい。なら目的をクリックにしてCPC上限つけて配信すればいいんじゃね?」みたいな事考えるかもしれませんがそうなると、クリック最適化になるのでコンバージョン最適化がかからず配信がうまく回りません。

例外としてCVRが非常に高く対象ユーザーが非常に多い商品(アプリとか?)についてはCPC配信とかでもうまくまわるかもしれませんが、それでもコンバージョン最適化の方が効果はいいのではと思います。

【最低出稿金額は?】

運用型広告に最低出稿金額はありません。
なので始めようと思えばいくらからでも始めれます。
ただ獲得目的の配信の場合は目標CPAx100倍ぐらいの
月予算は最低でもあった方がいいと思います。

【アルゴリズムについて】

以下はあくまでも私の見解なので、違ってたらごめんなさい。
また前提としてアルゴリズム変わると思うのであくまでも現時点で、かつ私の独断と偏見だとお考え下さい。

<重要視するべき指標>
Tiktok広告で最重要なのは”管理画面上のコンバージョン数”です。
CTRやCPMは一旦二の次です。CV数を確保しましょう。
上記の”CV数”とはTikTok広告の管理画面上に定義する最適化ポイント=CVなので最終CVを獲得するだけの予算が取れない場合はMCVにしましょう。

とはいえ、個人的にはMCV・最終CVと両方試しましたが結論最終CVの
方が最適化精度は高いです。
なので、リスクはあがりますがラストCVを一定数とれるだけの予算を
初動から積みましょう。

【配信・学習の起点について】

広告アカウントの設定は以下の様な3階層になっており
Y・GやFBと同じです。
---------------------------------------------------------
【広告主アカウント】
 └1階層目:キャンペーン 
  └2階層目:広告セット
   └3階層目:広告クリエイティブ
---------------------------------------------------------
(各項目で設定できる内容)
キャンペーン:配信目的を設定可能
広告セット :配信面/セグメントを設定
広告    :原稿/CTAボタン/URLを設定可能

学習のメイン起点となるのは「キャンペーン」または
「広告セット」になります。

「キャンペーン」「広告セット」の二つを書かせて頂いたのは
予算設定する箇所によって学習の起点が変わるからです。

通常の配信の場合、学習の起点になるのは「広告セット」になります。
「広告セット」単位で学習が行われターゲティングデータが蓄積されます。
”CVデータを貯めましょう”と前項でお伝えしましたが、CVデータは広告セット単位で蓄積が必要です。

ただ上記に当てはまらないケースとして「キャンペーン予算最適化」という
機能を使った場合、キャンペーン単位で学習が行われます。

この機能はこれを設定したキャンペーン配下にある広告セットで「一番獲得効率の良い広告セットに予算を配分する」という機能になります。
比較的良い機能なのですが、デメリットとしてこちらを使う場合は入札方式が「最小単価入札」しか使えません

”メイン起点”と書かせて頂いたのは、ターゲティングなどの配信の主となっているのが「キャンペーン」「広告セット」の学習データですが、細かな情報は「広告主アカウント」や「広告」単位の情報も蓄積されてます。

例として、効果が悪かった(CVが付かなかった)広告原稿については新しく
広告セットを立ち上げ入稿したとしても配信がでずらい。という事が起こります。
なので配信がなかなか出ない場合は動画のFVだけでも変えてみる事お勧めします。

【出稿する際の注意点】

TikTok広告は罠が多い媒体です。
皆さんできるかぎり罠を避けて通りましょう。

罠1:低予算からスタートするとうまくいかん事多い
他媒体でよくある「目標CPA10,000円に対して日予算20,000円で一旦まわしてみる」これは良くないです。
Tiktokのアルゴリズムは以下の様に考えてます。
コンバージョン数が取れる=イイ広告・イイセット=配信伸ばす
なので日予算が要因でもCV数が取れないと良くないと判断され配信が
でなくなっちゃいます。

罠2:設定変更するとうまくいかん事が多い
罠1みた人「CVついたら一気に日予算あげたらいいやん」思う人もいるでしょう。でもダメなんです。
TikTokのアルゴリズムはとってもデリケート。
日予算を一気に上げると学習が狂いやすいです。
中の人に聞いた所、日予算や設定CPAの上げ幅は1.3~1.5倍程度が上限らしく
それを意識して運用しましょう。

罠3:良くも悪くもアカウント自体にデータが蓄積される
広告セットを作った際に「新しく広告セット作ったのに配信が出ない」
といった事がありました。
担当に聞いた所、一定金額配信しているがアカウント自体にCVがついていないのでこのアカウント自体配信が出ずらくなっているとの事。
思い返してみると初動設定みすがありCVタグが反応してませんでした。
タグ落ちとか設定ミスはアカウント自体に悪影響及ぼすのでご注意です。

罠4:独特な審査基準
前編で”可能な商材””不可能な商材”の一例を紹介させて頂きましたが
クリエイティブのレギュレーションでも独特なルールが存在します。
例えば、Tiktok面に出す際は「学生服のクリエイティブがNG」らしいです。
理由は謎ですが、おそらく若年層が多いメディアになりますので若年層に配慮している?という事なんでしょうか。

次章ではキャンペーン設計やクリエイティブについて触れたいと思います。

↓↓↓
以下私のプロフィールになります!


【プロフィール】

名前:kazuya
会社員としてECコンサルをしつつ、自身でも会社を持っており個人の方では広告の運用代行やUGC系クリエイティブの作成など請け負っています。
TikTok広告については広告がリリースされた初期から触らせて頂いており
知識の一部を皆様にアプトプットできたらと思います。

無料相談やらせていただきます!
希望される場合はTiktokの担当者を消化したり、お仕事として依頼頂ける
場合は運用代行やコンサルという形でお受けさせて頂いておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

<連絡先>
メール       :kamikaze.morikami@gmail.com
チャットワークID:kazuya-M
Twitter     :@96kazu96


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