ArchiCAD 敷地の高低差を軽く vol.1

細かい検討をするのであれば等高線などで忠実に入力すればよい。等高線がCADデータであるならば、取込んでマジックワンドで「エイッ!」と気合を入れれば(気合は入れなくても作成可能www)一つの繋がった線ができあがる。これに高さを与えれば等高線のできあがりだ。
また、紙や画像のデータしかなくとも、世の中にはラスターベクター変換というすぐれたソフトウェアがある。紙キレをスキャナでデータ化すると線の情報は細かいドットの(白黒2値であれば)白か黒かにわかれる。この黒の部分を繋がった集合体として捉えベクトルデータ(始点と終点の単純なデータのこと)に変換してくれるのだ。もしもベクトルデータ、ラスターデータがわからなければググってくれ!

ラスターベクター変換ソフトを買うっていうのも、これから何回使うのか?わからないようなソフトをポンポンなかなか購入できるものではない。ラスターベクター変換を誰かに頼むという選択肢もある。

建物以外のものはできる限り軽いデータ、ポイントのすくないデータとしておきたい。そこで膨大な敷地の高低差をどうやってモデリングすれば軽快な軽いデータが作れるか?わたしのオススメはエクセルを利用する方法だ。

□ 1. どのくらいの精度を出すか?によってグリッド分割を決める。2mピッチにグリッドを作成し、その交差部の高さをエクセルに入力する。下図は 11x11のグリッドを作成した例だ。最近のExcelには「条件付き書式」っていう機能が進化していて下図は「カラースケール」というものを選んだだけだ。ひと目でおかしなところを発見できる優れものなのだ。

□ 2. テストを行い具合を見る。
ArchiCADへ X,Y,Z のテキストファイルを読み込ませれば一瞬で高低差のあるメッシュオブジェクトが作成可能だ。

□ 3. VBAで楽をする。
ある一定の約束事が存在していれば簡単に 1. の表を X,Y,Z のテキストデータにすることが可能なのだ。

簡単に書くとこんな感じだ。

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