ArchiCAD 複数案の検討

複数の案を検討することはよくあることだ。そもそもいくつも案があること自体「迷い」があるからで迷わず1つに決めればよいだけだ。そうはいっても人間なかなか決められない。自分のナンバーワンの案。お客様のご要望案。棄て案。これらを効率良く捌く方法について考えられることを列挙する。

必要なこと
・案ごとのレイヤを用意する
・案ごとのレイヤセットを用意する

これだけだ。大して難しいことはない。。。。。といってもArchiCADはBIMツール。同じ場所に複数のオブジェクトが重なれば不都合なことが起きる。交差グループが威力を発揮するところなのだ。各レイヤーに設定でき、数値で管理される。最大値は2の9乗で65536なのであるが0が1つカウントされるため数値で入力できるのは65535である。0は一切包絡処理が行われない。さすがに65535通りの案をつくるバカはいまい。通常検討するのはせいぜい3つか4つくらいなものであろう。注意しなくてはならないのがレイヤーセットと交差グループとの関係だ。すべてのレイヤーセットで交差グループを違う番号を割り当てることが可能なのだ。もうわけがわかるまい。簡単な例を挙げる。
・外壁
・柱
・間仕切
・A案
この4つのレイヤーをたとえば1と設定するレイヤセットを作成する。
次のレイヤセットではA案をオフにし、B案のみをオンにする。交差グループの番号に注意すること。A案、B案、C案それぞれを別にしても良いし
んで結果はこの通り。キャプチャ
これを応用すると。。。。。たとえばルーバーを3案検討しようと思ったら、賢明なみなさんならばもうお分かりだろう。

そもそもRCや同じ素材以外に包絡する必要はないと思っている。特にS造では柱・梁・壁・床 すべて包絡なしでもいいくらいだ。交差グループを理解し、包絡の設定を最小限にすると描画スピードがあがる。(こともある)

あとは案ごとにファイルを分ける方法もある。
レビジョン管理も簡単に行えるだろう。複数人で行うにはもってこいの方法だ。カメラの設定やビュー、レイアウトの設定なども考えるとやはり単一のファイルが扱いやすいと思う。

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1992年からAutoCADで意匠設計図を作成し始める。2009年、ひょんなことからArchiCADを利用し始める(会社から命令されただけなのだ)。BIMによってこの世の中がもっとよくなることを心底切望する「ArchiCADファン倶楽部」の会員。
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