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がんばった!兵庫のコウエイアンカ

あと2馬身だった。シャマルは楽々と好位から抜け出し、大外から迫るコウエイアンカを上回る脚でゴール板前を駆け抜けた。
タイムは1:25.5だった。

0.4秒後。アンカは2位入線。

悔しくも負けてしまったが、大健闘の2着。
お疲れ様、コウエイアンカ。

大山Jは真の漢

泣いた。
ずっとアンカと共に戦ってきた大山真吾が、大外から4角を回ってきた時、おれは大声で叫んだ。

外からコウエイアンカ!

完璧な騎乗だった。
いつもの出負けから最後方の外を回し、中団の外を楽に追走。行きたがるアンカをそのまま行かせ、グイグイと上がっていく。

3角で早くも先頭集団のケツを捉えると、大山Jがアンカに点火。ラウダシオンに別れを告げ、シャマルを追って4角へ。

コーナーで外に膨らみ、左を向いてアタマをブン回すコウエイアンカ。

「全員(全馬)抜けっ!!!」

最内からコンバスチョン、外から遅れてレディバグ。
大山の視界にはシャマルとサクセスエナジー。
5馬身程あった差を一気に追い上げ、粘るサクセスエナジーをクビ斬って2位入線。

これ以上の騎乗はない。
勝ったシャマルの上り時計は36.6で、アンカは0.1差の36.7だった。
現役JRAの競走馬はやっぱり強い。改めてそう思い知らされた。
つえーな!シャマル!

対戦ありがとうございました。
次はアンカが勝ちます。

はじめての佐賀競馬

夜行バスで梅田から博多へ。朝ラーメンを頂いてから鳥栖駅に向かい、バスで佐賀競馬場に到着。

晴れてる~
直線は園田より短い?
直線の端から4角を見る位置
ここがアンカ観戦に良さそう
馬場は不良
11時頃。ヒマなので適当に見てまわる
食堂のおばちゃんに言われるがまま、イケ麺と呼称される、麺を軽く焼いた謎のラーメンを注文
1Rのパドック。新鮮な右回り!
待機場と装鞍所が隣接されていて、馬との距離が近い
窓から馬おじさん達が顔を覗かせる
この距離で個室から眺めれるとは素敵だ

何レースか複勝で遊んで、盛大に外しながら馬場を見る。最内を使わないとは聞いていたけど、4角で真ん中使って抜け出した人気馬が止まらない感じ。不良馬場とはいえ、スピードで押し切られちゃうか?などと思案。

眺めていると、馴染みある名前が飛んできた。
青海大樹騎手が8人気の馬で逃げ切ったとか。佐賀に短期遠征中の彼も、低斤量を活かして頑張っているらしい。がんばれ!

混む前に馬券を買いそろえていると、抽選会で保冷バッグを頂いた。こういう限定グッズをお土産に持たせてくれるのはありがたい。

1000円でガラポン

絶対当たる!サマーチャンピオン最強予想

まずコウエイアンカが頭。
順当にJRA勢上位人気に信頼が置けそうで、中でもシャマルはアンカと譲り合ってスムーズに位置を抑えれるのが好材料。サクセスエナジーが内で揉めそうなのと、ラウダシオンが怪しすぎたので消去法で残ったレディバグ、園田に縁もあるコンバスチョンを相手に選択。
11軸で12, 3, 4に馬単、馬連流し。
抑えでアンカ3着の3連単と、相手からは消したがオッズ妙味があったので2サクセスエナジー、6ラウダシオンとのワイドを購入。
後は記念馬券4枚と、単勝を。

馬連とワイドが当たりました
2-11で44倍はうれc

パドック

姫路を彷彿とさせる、味のある黒板に馬体重の増減が書き込まれる。コウエイアンカはマイナス11キロだ。

チーム鬼脚、気合十分

昨年の園田チャレンジCは485キロで重賞初制覇。笠松G遠征で4着に敗れてから、長期休養もあってか体重が増加傾向だったコウエイアンカ。飼葉をドカ食いして夏の暑さも何のその、地元馬を蹴散らしてきた訳だが、ここは保利良平厩舎の本気仕上げ。しっかりと絞った馬体はまるでJRA勢のよう。まぁ元JRAなんだが。

睨み倒せ!コウエイアンカ

さぁパドック周回。慣れない左回りだが、他馬を威嚇していこう。

かわいい。厩務員さん大好き君
デムーロだ!こんちは~
ちょ~かわいい

いつもよりかわいい感じで周回するコウエイアンカ。
よそ行きフェイスですか?それ。

ア!?何!?ア!?!?!?

大山が乗ると途端にフンスカ。いつものアンカに戻ったね。

G1馬が地方に何しに来よるん?とか何とか言って、ピキらせてこい!

気合十分、睨めっこも上々。
そういえば後ろの12番にはメンチ切れてないけど大丈夫かな。

レース

2着でした。何回も書くと悔しくなってきたな。

交通費ぐらいは返ってきました

コウエイアンカ 大激走の考察

①ご機嫌だった

いざゲートイン

目隠しよし!ロープよし!
珍しく素直に入ったコウエイアンカ。うるささも控え目で、スタートこそ通常運転だったが道中も落ち着いて走ってくれた。

②内からすんなりサクセスエナジー
てっきり内で被せられると思っていた2番サクセスエナジーが直線でハナを奪うと、代わりにレディバグが砂を被って内に押し込まれる。
え~!?
シャマルは早くも好位に着いた。
結果的に、この2頭にとって美味しい展開となった。

③睨みが効いた?
3角まで悪い手応えではなかった6番ラウダシオン。サクセスエナジーに開幕ハナを譲って番手を進んだが、アンカが外から回ってくると一気に後退。そのままズルズルと沈み、最下位で入線。初ダートお疲れさまでした。
次があるよ。

コンバスチョンは好位から追い込んだものの、垂れてきたサクセスエナジーより内に進路を取らされ、伸び切れずに4着。
レディバグは内から何とか外に持ち出したものの、外を回してきたコウエイアンカの更に外という進路。流石にロスが響いたか、遅れての5着だった。

④ジョッキーの覚悟
川田や酒井は、大山より騎乗技術が上だと思う。ただ、この日一発の覚悟を見せたのは、大外ブン回しという乱暴な地方スタイルで挑んだ大山真吾だった。外-外-外-外でコーナーを4回通過したコウエイアンカは、誰にも邪魔される事なく脚を使い切ることが出来た。ロスを恐れず、アンカを信じた大山の度胸が成し得た事だ。

⑤前に行きたがる気持ち
交流重賞は時計が早い。それがコウエイアンカの性質に合っていたのかもしれない。地元では掛かり気味で、大山が最後方で何とかなだめるのが日常だったコウエイアンカ。前に行きたくてしょうがない彼にとって、前(JRA勢)が速すぎる交流重賞の展開はマッチしていたのかも。

マリター「なんすか?」
ケプラー「俺たちが遅いみたいな言い方」

⑥低斤量
かるいと あしがはやくなる

お疲れ様!コウエイアンカ

馬主の方、保利良平厩舎の方、ありがとうございました。
ホンマに、すごいもん見る事が出来ました。
大山Jは佐賀で美味しい物食べれましたか?アンカも労ったってください。
あと前から思ってたんすけどチーム鬼脚グッズ欲しいです。

次走

連覇が期待される秋の園田チャレンジCか、更なる挑戦か。同じダートグレード好走組として、高知の宿敵ダノングッドとの再戦にも期待したい。
12月の交流重賞、園田ゴールドトロフィーも外せない。慣れた千四の舞台で、イグナイター、コウエイアンカと力を付けた地元馬がヤスナリ・イワータを強襲。ちょっとアンカには寒すぎる季節だが、期待したい。

燃やさんといてな

以上。解散!
コウエイアンカの次走はnetkeibaのお気に入り馬通知で確認できます!
でも園田なので三日前とかに突然出走が決まります!では!

佐賀牛カレーおいしかった

画像出典
ガビガビの写真: おれ
※かわいいアンカの写真持ってたらDMください。




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