【私がモテてどうすんだ】(読書感想文)

 講談社の別冊フレンドから出ている作品。著者はぢゅん子さん。
 マンガです。
 マンガだって立派な読書ですよ!?←

 

※以降、感想というか紹介です。
 ネタバレ、というほどのことはしていないはずですが、まったくないわけでもありません。もちろん、読んでいないとわからない情報も含まれます。
 「あらすじ以上のことは知りたくない」と言う人は読まないことをオススメします。

この作品の主な特徴。
・主人公が腐女子(二次元も三次元もイケる)
・好きなキャラが死んだショックで痩せたら、美人に
・美人になったら、急に周りの男子がチヤホヤし始めた(一人例外あり)

 これだけ見ると「痩せて美人になったからチヤホヤされるってどうなの」「都合よすぎじゃない?」と思うかもしれません。
 その通りだと思います。
 でも、そこをあえてやっているのが見ていてよぉぉくわかるので、だから面白いのです。

私がこのマンガを面白いと思うポイント①
・主人公がとにかく腐女子。徹頭徹尾、腐女子。
 だからモテることに対して困ったりはするものの、基本「自分に対する好意」よりも「ちょ、おまえらそのまま動くな心のシャッター切るからぁぁ!」といった具合に、「腐女子センサー」のほうが優秀に働いてくれます。
 なので、逆ハーレムにありがちな「ねぇよこんなん」という非現実感による冷めた感情よりも「おま、どんだけ好きなんだよw」という笑いが勝るのです。
 まぁ、腐女子という存在そのものに嫌悪感を抱く人とか、身に覚えが全くない人にとってはわけわからん、かもしれませんが。
(ちなみに、私は腐女子因子を持ってはいますが、根っからの人に比べるとヒヨッコレベルだと思います。あと三次元系に興味を持ったことはありません)

私がこのマンガを面白いと思うポイント②
・最初は見た目に惚れた。けれど……という変化が期待できる。
 最初に書きましたが、痩せてから集まってくる男子四人のうち三人は、完全に見た目ありきで惚れています。
 これだけで進むと、イケメンたちがちょっとアレな感じになりますよね。
 でも物語が進むにつれ、「入り口は外見だったけど……」という変化が見えてきます。
 お約束と言えばお約束なのですが、そこをしっかりおさえて進んでくれる安心感があるのです。
「ああ、こいつら今後どう気持ちが変化していくんだろう」
 という楽しみがあって、目が離せません。

私がこのマンガを面白いと思うポイント・番外編
(個人的に気になっているだけ、とも言う)
・四人の中で唯一、痩せる前と後でもほぼ同じように接しているキャラが謎過ぎて気になる。
 一人だけ、主人公の先輩というキャラが超絶天然な上、外見的変化にほぼ無頓着な人がいます(主人公ビジュアルが相当変わってるのに、「え、ちょっと痩せただけでわからなくなるほどでは……」みたいなリアクション。主人公が痩せた当時は、太ってた頃と同一人物だと誰もわからなかったのに!)。
 最初の巻を読んだ当時、「この人が最終的に相手役になったらいいな」と思っていたりしたのですが……正直この人だけ、恋愛的匂いがしないんです。と言うか何考えてるかよくわからないんです。
 そのため、このキャラの今後の動向もとっても気になります。
(本当に個人的に気になっているだけですね、はい)

 以上、感想というか紹介でした。
 四巻発売が9月とか待ち遠しすぎる……!

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