見出し画像

お金を増やすために大切な5つのこと。



・目的を明確にする

・お金が増える仕組みを理解する

・お金を守る考え方を知る

・最初にお金を分けておく

・気絶した様に続けていく

それぞれの見出しについて順にお話ししていきます。


・目的を明確にする

みなさんがお金を貯める目的はなんでしょうか?

マイホームを建てる。

子供の教育資金。

老後の生活のため。

大切な人を守る。

もっと生活を豊かにする。

人によって様々だと思いますがこれらを実現するために必要となるお金。

これをしっかり目的に結びつけて、手段としての貯蓄、投資、資産形成を行っていくことで実現の可能性がぐんと高まります。

よくあるのがお金を増やすことが目的化してしまって、本来の目的を見失ってしまうこと、そうすると途中で挫折してしまったりしがちです。

最終的には忘れているかの様に淡々と行なっていきたいのですが、その流れを作るまではしっかり目的を中心に置いてから始めるのが良いと思います。


・お金が増える仕組みを理解する

お金が増える仕組みの一つに金利というものがあります。

この金利の中にも、単利と、複利の2通りあるのはご存知でしょうか?

まず単利とは、一定の元金に対して一様に金利がかかっていくタイプ。

例えば、1000万円の預金があったとします。

これに年利5%単利で3年間運用するとすると、

1年目:1000×0.05=50万円
2年目:1000×0.05=50万円
3年目:1000×0.05=50万円

で、合計150万円の利息を得たことになります。


一方複利というのは1年目の利息を2年目の元金に組み込み2年目の利息を計算して、
その利息を3年目の元金に組み込みというように利息を使ってしまわずに再投資するイメージです。

例えば、1000万円を年利5%で3年間運用した場合。

1年目:1000×0.05=50万円
2年目:1050×0.05=52.5万円
3年目:1052.5×0.05=52.625万円

で、合計155.125万円の利息になります。

と3年で福利の方が51,250円も多くなりました。

これはたったの3年なのでこの程度の金額ですが、10年、20年となるともっと大きな違いになります。

10年だと、629万円で129万円プラス。

20年だと、1,653万円で653万円のプラスといった具合です。


この結果を見て単利よりも複利の方が断然良いことがわかっていただけたと思いますがいかがでしょうか?



・お金を守る考え方を知る

前の章でお金を増やす仕組みについてお話ししましたが、ここではお金を守ることをテーマにしてみたいと思います。

お金を増やすことを考える場合真っ先に思い浮かぶのが預貯金ではないでしょうか?

でも現在の預貯金の金利は普通預金で0.001%〜0.002%くらいです。

定期でも0.01%程度。これでは増えるどころかATM手数料、各種手数料でマイナスになってしまいます。

しかも黙っていても世の中物価は上昇していくので買えるもの、サービスの値段は上がっていき、お金の価値は目減りする一方です。

かつて1970年代では日本でも預金金利が8%〜12%なんて時代もありました。

その時代であれば銀行、郵便局に預けておくだけで福利が効いて20〜30年で資産を数倍にすることができましたから老後のお金の心配も不要だったかもしれません。

しかし今では低金利に加えて年金2000万問題とか4000万問題とかも言われていて、
個人のお金の置き所を考えなくてはいけない時代になってしまいました。

そんな中今年から新NISAも始まり、iDeCoなども含め個人でも投資への関心が高まっているようです。

NISAの非課税制度を使って米国インデックスやオルカンなんかで利回り8%目指す!

と言ってYoutubeやSNSの情報を頼りにお金を投じる人が増えているといいます。

果たしてこれは賢明なのでしょうか?

確かにこのくらいの利回りが出せると長期で運用した場合かつての郵貯金利のように資産を倍増させることができそうですが、
ここで見落としがちなのが暴落した場合にお金を守れないということです。

日本人の投資信託などの運用期間で一番多いのが2.5年だそうです。

これは相場が下落した際に資産の減少に耐えられなくなりお金を引き上げてしまうことが一因と言われています。

2008年のリーマンショックの時、米国インデックスのS&P500は日本円換算で64%の下落に見舞われ、
回復するのに7年もかかりました。

1000万の資産が360万に減ってしまったわけです。

みなさんはこんな状況に耐えられるでしょうか?

僕にはちょっと無理そうです。汗

特に老後資金を運用していて、あと数年で満期なんて時にこの下落相場が来てしまったらどうでしょう。

今までの苦労が水の泡ですよね。
そうならないために資産の中に債権やコモディティーなどの特性の違うものを組み込んで、
その時々に応じて上手にバランスをとりがら運用することが重要だと思います。

この事を専門用語で「アセットアロケーション」といいますが、この辺の詳しい内容はまた別の機会にお話しします。

今回はお金を守るためには、置き所を考えたり、資産を分散したりす工夫が必要なんだなということを覚えておいてもらえると嬉しいです。



・最初にお金を分けておく

いよいよ終盤に差し掛かりました。

もうここからは専門用語は出てきませんので安心してください!

でもここからがとても大事な内容になります。

最初にお金を分けておくって、そんなことしなくたって月末に残ったお金を積み立てたりすればいいじゃない。

って思う人が多いと思います。
でもこれがなかなかできない。。。汗

毎月2万円とか3万円とか決めて積み立てを開始したはずなのに、年末は飲み会が多かったり、春になると旅行に出かけたくなったり、
出費をコントロールするのは至難の業です。(僕にとっては高い確率でできません。汗)

そこで毎月の収入が入ったらまずその分を避けておくか、最初に積み立ててしまうことをお勧めします。

ここでお金を支払っているという気持ちになってしまいがちですが、これは運用するためにお金の置き場所を移動しているだけ
と考えて未来に何倍にもなって戻ってくることをイメージして行うと良いと思います。

あくまで「未来の目的のため」を忘れずに頑張りましょう!



・気絶した様に続けていく

最後の項目はこれです。

お金が増える仕組みのところでお話ししましたが、複利で運用する時に重要なのが運用期間です。

数年ではなく、10年、20年と時間をかけることで複利の力が大きくなっていきます。

世の中で最も株で儲けている人は買ったまま亡くなった人。

そして次に儲けてる人は買ったことを忘れている人だそうです。

かの有名な投資の神様と言われる、1100億ドル(14.5兆円)の資産を持つ「ウォーレン・バフェット」は、

「好きな保有期間は永遠」と言っています。

これは買ったらずっと持ち続けて、あとは勝手に増え続けて行くということ。

そして投資のルールについて「ルール1は、決して損をしないこと。
ルール2は、ルール1を決して忘れないこと」

といっているように徹底して自己の投資哲学を貫いているようです。

ここまでならずともせめて自分で決めた運用期間中は運用していることも忘れて、
淡々と積み立て続けるのが資産形成成功の鍵だと言えます。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

昨今、小規模でも会社を経営されている方、個人事業主の方、お勤めの個人の方も含め多くの方にとってお金を増やす、ということが重要な課題になっていると思います。

これからもしっかりお金を増やせる投資、資産形成に繋がる知識について書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?