コピックで主線なしイラストを試してみた
主線のないイラストって素敵ですよね。
アナログでも描いてみたいという野望をコピック(作画用油性ペン)で試してみたので、メモしてみます。
ちなみに主線なしのイラストとは、この本の表紙のような絵です。
こちらは、イラストレーターのア・メリカさんの、CGの教科書。
Photoshopを使った主線のないイラストの描きかたを、下準備からラフ、着彩に至るまで細やかに教えてくれる良著です。
今の私にCG環境はございません(泣)。
けれど、主線のないイラストを、手持ちの画材・コピックで描いてみたい。
というわけで、試作してみたのがこちらです。
結果、トレース台があれば、コピックでも描けなくはないと学習しました。
(1)下絵を用意する
(2)下絵の上に着彩用紙を重ね、トレース台で下絵を照射する。
(3)下絵に合わせ、着彩用紙にコピックで色を塗る。
(4)トレース台の光が当たっているとき、色のムラ等がわかりにくいので、こまめに消しながら調整する。
という作業を繰り返せば、それらしくはなるようです。
ただ、主線のあるイラストの方がやっぱり楽です。
主線のないイラストは、立体感を色で出さなきゃいけないんですが、これが結構難しい。
主線があれば、凹凸部の境目は線が示してくれます。
よって、凹部と凸部の色を多少変えれば、色が多少間違っていても立体感は出ます。
主線がない場合は、凸部と凹部の境目は色で示すしかないので、パッキリとした境目を表す色を探すのが、結構大変です。
例としては、顔(凸部)と首(凹部)の境目の影とか。
あと、主線がなくても線は必要になります。
影をくっきりさせたいときとか、この絵だと女の子のまつげのあたりはどうしても線が必要で、色鉛筆を使用。
とはいえ、アナログ画材の中では、コピック主線なしイラストを描きやすそうです。
トレース台を使いながら着彩できるっていう点で、かなり有利。
これから練習してみようと思います。
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