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あの扉の向こうに『偽りの』

あの扉の向こうには

なぜか、いつからだろうか

普段の生活の中でボク自身を『偽って』いた

その必要があるかに関わらず

ボクの中のあるべき姿を映すようになっていた

学校でも、会社でも、プライベートでも

本当じゃないボクを「演じ」ようとしてた

きっと本当のボクだと嫌われてしまう

きっとあるがままのボクだと気持ち悪がられる

きっと『偽り』のないボクだと避けられる

こんなボクの中の不安を投射して

いつのまにか『偽って』いた

大人ぶってた、そんなに強くないんだよ

そうして、いろいろな時間が過ぎゆく中で

本当のボクの居場所ができていた

相変わらず『偽り』のボクで生活しているけど

あの場所だけは確かにボクで居られたんだ

でも、もうあの場所に帰る事を許されていない

少し彷徨ったけど、見つからないまま

やっぱり今も『偽りを』演じ続けている

いつから『偽り』続けての? 

あの時が本当の気持ちなの?

そう問いかけて・・・・

外から見えているのは「本当のボク」じゃない

『偽りを』続けていく事には、もう慣れてる

あの場所が懐かしく思えるけど

最後にもう一度だけ居場所を探してみようと思う

『偽らない』ボクを受け入れてくれる場所を

次の居場所はどんな所だろうか

閉じるまでずっと守り通してみせるから

いつか見る『本当の居場所』で眠りたい

そんな『偽りの』ない『居場所』を探す物語。。





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