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名称未設定世界観(仮)

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物書きとしての本格的な再起、奮起を考えた、既存作品の再構築世界で展開される一連のシリーズ。 各作品、全体の名称すら未決定。 とりあえず、プロローグ的な幕間の話を置いてみる。
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#壊乱_仮

壊乱(仮) 第十八話

「踊り子の姉ちゃんも、もうそろそろ着替えて出て来る頃じゃないか?」  彼は薄暗い路地の奥…

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壊乱(仮) 第十七話

 宿内の浴場で湯浴みを終え、旅の疲れと汚れをすっかり落とした状態で、ロビーの脇にある食堂…

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壊乱(仮) 第十六話

 馬車は既に、峠に差し掛かっていた。速度が落ちている馬車に追いついたアレンは、息を切らし…

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壊乱(仮) 第十五話

 カレフで異国の民が集っている商店街や、潮の匂いが強烈な漁港などを順番に見て回りながらも…

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壊乱(仮) 第十四話

 朝から一頭立ての馬車を伴いながら街道を歩き続け、特に魔物や野生動物との戦闘もなく、貿易…

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壊乱(仮) 第十三話

「それじゃあ、奥の部屋で少々お待ちください」  カシムは僕らが署名した書類を持ちながら、…

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壊乱(仮) 第十二話

「ソルディ兵士長には話をつけてある。諸君らが望むなら、中庭でも屋内の訓練所でも、好きなだけ使ってくれ」  ネウロはそう言いながら、我々に背中を向ける。 「後は、明朝八時の集合時間まで、好きなように過ごしてくれたまえ。食糧や路銀等の物資はこちらで見繕っておく」  ネウロは「失礼する」と一歩踏み出した。ドルトンがそれを追いかけて声をかける寸前で、彼は何かを思い出したように立ち止まる。それを予期していなかったフューリィは、一人でネウロより先に行ってしまった。 「そうそう。報酬や人員

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壊乱(仮) 第十一話

「浅慮の言い訳を得て満足するとは。どこまでも卑しい奴だ」  フューリィは、ドルトンをキツ…

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壊乱(仮) 第十話

 主人不在の玉座の間で、座る者のいない玉座に向かって跪いている。  我々には不遜なネウロ…

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壊乱(仮) 第九話

 高台の墓地を後にすると、グレイシアにもらった案内を頼りに次の目的地へ向かった。どうやら…

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壊乱(仮) 第八話

 エマちゃんに作ってもらった花束を片手に、木馬では登り切れない坂道を登る。息を切らしなが…

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壊乱(仮) 第七話

 事前に相談もなく、僕とアレンで適当に選んだ店へ入ったのに、ドルトンは連絡もなしに僕らの…

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壊乱(仮) 第六話

「得物の重さと長さ。扱い切れていないことを瞬く間に看破して、僅かな隙を突くとは。見事だな…

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壊乱(仮) 第五話

「ちょっと待て。それは流石に言い過ぎじゃないか?」  ドルトンが横から身を乗り出し、口を挟んだ。ネウロはチラリとそちらへ視線をやる。 「そうか? ご本人は、きちんと受け止めているようだが」  ドルトンは渋面を作って何かを言い返そうとするが、アレンの手によって座らされる。ドルトンまで、僕の顔を見つめる。僕は周囲から集まる視線を受け止めきれず、一瞬下を向く。  ネウロの言い分も良く分かる。倒し切れなかった理由も原因も、思い当たる節がある。おまけに、あの日、最後までやり切れなかった

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