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名称未設定世界観(仮)

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物書きとしての本格的な再起、奮起を考えた、既存作品の再構築世界で展開される一連のシリーズ。 各作品、全体の名称すら未決定。 とりあえず、プロローグ的な幕間の話を置いてみる。
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#LINKS_仮

LINKS(仮) 第十八話

 高岩の目の前で、デモンストレーションのように基本的な動作を披露する。これなら、マスク有…

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LINKS(仮) 第十七話

 その後、キャンパスを出るまで高岩と二人きりだったのに、彼は結局最後まで何も言わなかった…

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LINKS(仮) 第十六話

 高岩は、医務室の簡素なベッドの上で横になっている。傷だらけで発見された彼だが、選手とし…

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LINKS(仮) 第十五話

 食堂へ入る前に、近くに蜂須賀さんしかいないことを確かめ、後ろから声をかけた。 「ちなみ…

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LINKS(仮) 第十四話

 中庭に出ると、幾つか無造作に設置されているベンチに高岩が腰掛けていた。彼にしては珍しく…

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LINKS(仮) 第十三話

 それなりに緊張感があった式典が終わると、一同はチームごとの集まりをある程度維持したまま…

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LINKS(仮) 第十二話

 白衣の下で汗だくになっているはずの早苗さんは、水分を補給して呼吸を整えると、メカニックとしてジャケットの復旧具合を蜂須賀さんに尋ねていた。蜂須賀さんは、タオルで額を拭いながら、右手の親指を立てた。 「完璧だ。他人にチューニングされるなんて、文句の一つでもつけてやろうかと思ったけど、どこにも非の打ち所がない。コレで注文をつけるようなら、オレが引退すべきだね」  蜂須賀さんは、高岩の方を見た。 「若葉杯、何かあったら頼むぞ」  蜂須賀さんが顔を覗き込んでも、高岩はうんともすんと

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LINKS(仮) 第十一話

 白衣を脱ぎ捨てた早苗さんは、手首や足首を軽く回し、アキレス腱も入念に伸ばした。準備運動…

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LINKS(仮) 第十話

 蜂須賀さんと高岩は、お互いに手足をぶつけないよう、身体をゆっくり動かした。光刃を引っ込…

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LINKS(仮) 第九話

 翌日の日曜日は流石に稼働はなかったが、週が明けた月曜日からは講義を終えるとすぐさま研究…

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LINKS(仮) 第八話

「今日は随分と早歩きだな」  研究室から追い出されてから、高岩と帰路に着いていた。二人で…

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LINKS(仮) 第七話

 最後に記録された破損状態のジャケットを、ベストなデータと重ね合わせる。自動で認識できて…

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LINKS(仮) 第六話

 大学の講義がだんだん本格的な内容に切り替わり、イリオンの若葉杯も見え始めた四月下旬、僕…

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LINKS(仮) 第五話

「一人で先に帰ったかと思った」  僕がそう言っても、高岩は微塵も表情を変えず、出口に向かう。僕はそれを追いながら、「高岩って、人見知りするタイプ?」と訊いた。高岩は一瞬足を止め、僕を見た。その目に、特別な感情はなさそうだった。  高岩は何も言い返さず、再び歩き始める。僕は一歩遅れて後に続いた。  彼と並んで黙々と歩く。竹内や押川と賑やかに過ごす時間も嫌いではないが、こういう時間の方が、個人的には得意かもしれない。歩いてきたはずの高岩は、わざわざ駐輪場まで着いてきて、僕が自転車

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