とんねるず、爆笑問題vsダウンタウン

お笑い界の共演NGと言われた彼らが唯一共演したいいともグランドフィナーレより早数年。結局現在でもあれ以来彼らが共演することはない。お笑いファンにとっては夢の組み合わせだった。
しかし、現在彼らの共演が再び見たいか、と言われたら個人的には微妙だ。

十数年前のギラギラしていた頃の彼らが共演し、トークや絡みがあれば本当に見たかったが、それは叶わなかった。
しかし、かなりニアミスというか、まだ両者がギラギラしていた頃に、当時ダウンタウン軍団の若頭とも言える今田耕司が、とんねるず石橋司会のうたばんに初めてゲストとして出たことがあった。私は凄い興奮して見ていた。その時のことは鮮明に覚えている。
自分の覚えている範囲でのトークを載せてみる。ここでは今田耕司の実力というか、スキルの高さが短いトークの中に凝縮していた。

今田「やっとお会い出来ましたね〜

石橋「今度のゲスト誰だ?って見たら今田耕司、ってあるから、今田耕司ィ〜?
何すんだよ?って

今田「やっぱり、思った通りの反応じゃないっすかぁ〜

石橋「どうせお前、ダウンタウンを師匠とか呼んでんだろ!?

今田「師匠なんて呼んでないじゃないですか!
おい!何なんだ君!!

石橋「笑

石橋「でもどうせとんねるずのことなんか、この東京モンが!って思ってるんだろ!

今田「馬鹿なこと言わないで下さいよ!
(とんねるずは)パロディは天下一品!

石橋「笑

文字だけでは伝わりづらいが、ピリピリしていたこの時期、ダウンタウンの刺客に対し、挑戦的に仕掛けてくる石橋を上手くかわし、ダウンタウンのことも悪く言わず、さらに石橋を気持ちよくさせる今田耕司の実力は本当に凄い!としか言いようがなかった。
さすが松本が、総合力では今田が一番と言わしめただけのことはある。
放送作家の高須によれば、今田はこの放送後、石橋にご飯に誘われたらしいが、上手くかわしていた、とのこと。
しかし、石橋にとってもこれがきっかけだと思うが、ダウンタウン司会のHEYHEYHEYには出なかったが、今田司会のFANという音楽番組には野猿としてゲストで出演していた。

爆笑問題に関しても今後のダウンタウンとの共演はまず難しいだろう。浜田のみならまだあると思うが、松本がいると厳しい。
理由は、爆笑問題のブレイク前に松本が週刊誌で自分をネタにした爆笑問題に土下座させた、という事件があったからだ、と言われている。
この真相は定かではないのだが、浅草キッドの著書やダウンタウンの裏話的な本などにもこの詳細は載っているし、両者の気まずい雰囲気からも、おそらくほぼ事実であると私は見ている。
そしてこの事件の後、爆笑問題の快進撃は凄まじく、NHK新人演芸大賞、ガハハキングのストレート10週勝ち抜き、ボキャブラの初代名人など、タイトルを次々に取得。さらには東京ギャグコレクションというランキング制でのネタライブも東京芸人の強豪相手に毎回ほぼ負けなし、という成果を上げている。
土下座という屈辱を受けた太田の何が何でも売れてやる!という気迫が見え隠れする。
そして売れっ子になった爆笑問題。初期の頃のレギュラー本数やゲストの出演回数は半端ではなかったが、ダウンタウン関連の番組には一切出なかった。しかし、ダウンタウン軍団だった今田や東野とは共演している。
そして今田や東野も土下座事件の現場に居合わせたと言われている。さらには爆笑問題とほぼ同期。そういう微妙な関係もあり、売れ始めた爆笑問題がいろもんという番組でゲストに来た時はかなり気を遣っていたように見えた。
その後は両者の関係は良好。しかし当のダウンタウン、というより松本との関係は未だ改善していない。
グランドフィナーレの際に松本は太田に対し「ありがとな」と言ったと言われている。これはおそらく、色々あったけど共演してくれてありがとう、という意味だと私は思っている。松本は太田に対して引け目こそあるにしろ、悪く思ってはいないのだろう。

しかし、当の太田はどう思っているのだろうか。
グランドフィナーレで太田があえて松本のいる現場に出たのは彼がお祭り好きであり、タモリがいる、先輩であるとんねるずが突撃していた、そして味方の1人であるさんまがいる、という色々な要素があったから、ではないのだろうか。
その後、浅草キッドのラジオにゲストに出て、事情を知っている水道橋博士にダウンタウンDXに出たら、と茶化されると、太田は「ぜってぇ出ねえよ!」と返していた。
おそらく、この様子から太田側はまだ許せていないのだろう。
しかし、そんな絶対出ないと豪語していた番組に、太田の妻である太田光代社長が出演したことがある。この時一体何があったのだろうか。せめて夫が無理でも自分くらいは、ダウンタウンとの繋がりを作るべきなのでは、ということなのだろうか。
光代社長が自身の事務所ライブを視察しているシーンが映し出されて、爆笑問題の漫才の一部が写っていた。
この後、光代社長がコメントし、松本は太田のことを言う時、名前では言わず「彼」と呼んでいた。松本は昔から、呼びにくい人や距離のある人のことは名前では言わない、というところがある。
ワイドナショーでも爆笑問題のことはほとんどコメントしてないし、放送室のラジオでも爆笑問題が芸人ランキングに入っているのを高須が読み上げても無言のノーコメントを貫いていた。
吉田豪が、番組の会議で爆笑問題が(ダウンタウン司会の)ドリームマッチに出たら、本当にドリームマッチになりますね、的な事を言ったら会議室が凍りついたとのことだった。
業界的にもタブーなようだ。
やはり両者の溝は相当深い。
#とんねるず
#ダウンタウン
#爆笑問題
#今田耕司

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