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息子とふたり、韓国旅。

旅の体感は年齢によって変化する

忘れっぽい。
でも、度胸は増してる。
数年前の海外旅行からの変化はそんな感じ。
「あれ、どこにしまったっけ?」
「どこに置いたっけ?」と、記憶力の衰えを感じる。
中2の息子は優しいから、少し呆れながらも急かさずに慌てずに見守ってくれる。旅では人が出るというけれど、本当に優しい子かもしれないな、、、

そして韓国では文字は読めないし、何ひとつ未知だけど、なんとかなる、そう思えた。年の功。そんな42歳。

自分の目で見よ

息子は小学校6年生くらいから、韓国アイドルに興味を持ち始めた。それから文化にも興味を持ち、歴史までは学んでなさそうだけど、ずっと憧れを抱いていた。

進路を考えていた時、将来の話になり「韓国で働きたい」と言う。何をどうしたらそうなれるのか?私にもさっぱり分からなかった。
そこで夫がこれまでの生き様を話して聞かせた。
フランス料理を作るなら、とりあえずフランス行かないと!と思い、お金を貯めてひとりフランスに飛び込んだ話をした。

「とりあえず行け。自分の目で見よ。」

確かに、これほど説得力のある話はない。

私ははっきり言って、便乗した(笑)
家族旅行みたいにしたくないという息子の希望もあり、かなり羨ましがっていた娘を説得してふたり旅になった。ごめんね娘ちゃん。
娘とは、いつかまた便乗して娘の行きたい国に2人旅をする予定です。

旅に向けて、息子はハングルをけっこう勉強していた。だいぶ読めるようになっていたし、使いそうなフレーズをノートに書いてまとめている。
わたしは全く解読不可能なので、言葉は彼任せ。
何度も「言葉はオレ任せ?」と確認してくるあたり、可愛かったなぁ。

フライトでの気付き

チェジュ航空というLCCで成田から飛び立った。まさかの息子と席がかなり離れていてびっくりしたけど、そんな時間もあって良かったなと思う。だってこれから何日もずっと一緒だからね。

3時間のフライトはあっという間だった、、
とても近い。Kindleで適当に入れていた無料の小説を読んで少し寝たら着いてしまった。

小説は、人のため、次の世代のために、自分が生きていたことで何かプラスを残して死ぬことこそがプラス思考だという話。自己犠牲ではなく、自分の幸せを満たしてもまだまだ余るような運のポイントを貯めるような生き方をしよう、とあった。
よく、自分のために頑張るのは限界がある、という言葉を聞くけれど、きっとそういう事。
私も損得を離れて素直に人のために何かしたいなと思ったし、本当はそうしたいのかも、少し(自分のことをもっと頑張らないと)と思い過ぎていたかも、などと気付いた。

ホテルへ辿り着けるか?

21時到着の予定が出発も遅れた上に、検査もトロく出られたのが22時半過ぎ。

両替もしていなかったので、24時間やってる窓口へ行く。そして空港鉄道になんとか辿り着き60分電車に乗った。
ホテルの最寄駅へは乗り換えが必要でまた戸惑う。調べたら終電間近!大きな荷物を持って滑り込みで乗れた。

ホテルは明洞。
新宿のど真ん中に泊まるような感じだ。
部屋は普通。冷えるだろうからとバスタブありのところにして本当によかった。

何も食べてなかったので、近くのコンビニでラーメンと巻物を買った。
異国の地の食べ物は無意識で構えてる。でも、日本のものほど過剰な旨味がなくて、カップ麺でさえも優しい味。ホッとする。

とりあえず無事。
旅は空港からホテルまでの道のりをクリアすればあとは楽しむだけ。そんな気がしてる。

続く

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