見出し画像

妊娠中の警戒心の高まりは尋常じゃない!

昨日「あぁ、私は妊婦なんだ。お母さんなんだ。」って改めて気付かされました…

妊娠8ヶ月を迎え、坐骨神経痛も吐き気も胸焼けも少しずつ治まってきて、お腹は大きいし歩くのも辛くなってきたけれど、つわりの期間の方が辛かったので、今はなんでもなく普通に生活しています。

私達夫婦はコロナの関係で、ずっと外食は避けて、テイクアウトか、人がほとんどいない貸し切り状態の店なら入るか悩む、という感じだったんですが、、

久しぶりに旦那さんと「外食に行こう!」って話になって、気になっていた自家製ハンバーガー屋さんに🍔!
小さいお店だし、車を停めた時点で人も少なかった(1組だけ)ので、大丈夫だろう!と店内へ。

そのお店、店員さん2人で運営してたのですが私達が入る前からテイクアウトの注文が殺到していて、既に「てんやわんや」な状態だったのです。
私達に席を促すも、オーダーを取りに来てくれたのは入店後15分くらい経ったあと。

こちらから声をかけようにも、すごく忙しそうにされてて、何も言えず。。

そうしているうち、店内はすぐ満席に。私達を入れ、小さいお店は13人〜15人くらいに。さらにテイクアウトの受け取りや電話がひっきりなし。

私はこの時、店の中央の席に旦那と向かい合わせに座っていました。
右隣には4人家族。左隣には4人〜5人のグループ。カウンター席にはテイクアウト待ちの中年夫婦。その皆さんに挟まれるような形で私達夫婦、というフォーメーション。

店のドア近くには除菌液があり、入る方は皆そこで手を除菌していました。店の空気もエアコンと換気扇で循環していたように思います。(ただドアは締め切ったまま、窓ははめ殺しで開けられない)

でも小さいお店でこの人数はいわゆる「密」なのでは…?と。だんだんここにいることが怖くなっていきました。

両サイドのグループは大声でマスクなしで話してる。もしかしたら、この人たちが無症状で知らず知らずのうちに…なんて悪い方へ悪い方へ思考が流れていきました…

私がただここの店に行きたかった!っていう一時のワガママで、お腹の赤ちゃんに何かあったら…?感染したら…?とか考えているうちに、いつの間にか涙が溢れていました。涙でマスクはぐちょぐちょ。

泣きながらも頭の中では、私頭おかしいのでは?こんなことで泣いて、、と冷静な考えもありました。

旦那が私の様子に気づき、「今ならテイクアウトに変更できるかもしれない」と店員さんに掛け合ってくれました。

注文してから40分くらいのことでした。

テイクアウトに変更できると言われ、私は耐えられず、車へ移動。涙はまだまだ止まりません。

注文してから1時間を過ぎたくらい。やっとテイクアウトした商品をもって旦那が車にきました。

私はその頃には落ち着いていましたが、
自分がなぜあんなにも急に恐怖が高まってしまったのか?泣くほど怖かったのか?周りに迷惑かけてまで大人がやる行動か?などいろんなことを考え、旦那に謝り続けました。

旦那さんは「大丈夫。しょうがないよ。やっぱりしばらく外食は禁止だね!とりあえず早くお家帰って食べよ!」と車を走らせました。

家に着き、食べたハンバーガーはとってもおいしかったです🍔(店員さんに対してお店で泣いたりしてすみません…と思いつつ完食)

後で調べると、妊娠中特に妊娠後期あたりになると、自分や赤ちゃんに害があるのでは?と本能で感じると身体が危険信号をだし、警戒心が高まっていくのだそう。

女性は、妊娠すると本格的に母となる心の準備が始まる。妊婦は、お腹にいる子どもや出産後の生活に想像を膨らませ、期待や怖れの狭間を揺れ動く。胎動を感じ、常に母子一体であるという感覚は圧倒的な責任感をもたらし、母性の芽生えと共に防衛本能の高まりが見られる。
〜妊産婦メンタルヘルスマニュアルより〜

そういえば最近、危険人物ではなくすごく優しい近所のおじさんに対して、怖い、避けたい、近寄るな!って感じてしまったことがあったなぁと。。

ホルモンのせいだから、とそこには書かれていたけれど、なんだか自分の体じゃないような感覚。
でも確実に体が「お母さん」になっていってるんだなぁと実感した出来事でした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?