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『ファイアーエムブレム エンゲージ』追加ストーリー予想

みなさん、エムブレムエンゲージ!!!してますか?私は先日、苦戦しながらも何とかエンディングを迎えられました。

そうなると、気になってくるのは追加ストーリーはどういった内容になるのかという点。そこで、本Noteではややメタ的な視点も含みつつ、追加ストーリーの内容について疑問点の洗い出しや予想を行っていきたいと思います!当然ですが、エンゲージ本編のネタバレを多分に含みますのでご注意ください。また、本文はかなりの分量になってしまっているため、予想だけ簡潔に知りたいという方はまとめからお読みください。

本編のどこに位置付けられるストーリーになるのか

一体、本編のどの時点に挿入、または分岐するストーリーが語られるのか、という点ですが、これについては海外版の公式映像から本編終了後のリュールが登場する物語になるのではないかと考えています。

そもそも、DLC4弾の映像は、日本向けのものでも海外向けのものでも映されている場面自体はほとんど同じなのですが、ローカライズの関係か海外向けの方が重大な内容を含んだセリフとなっています。

原文書き起こし
?? “Thank you for answering our prayers.”
Alear “Then who is it that’s putting your world in danger now ?”

日本語訳
??「私たちの祈りに応じてくれてありがとうございます」
リュール「それでは、今あなたたちの世界に脅威をもたらしているのはだれなんですか?」

ここで注目したいのは、2人に対し“あなた”の世界と発言していること、そしてリュールが祈りに応じて現れたということです。

わざわざ“あなた”の世界と言っているということは、追加ストーリーの舞台となるのはリュールの暮らす本編のエレオスとは別世界と考えるのが自然でしょう。別世界の存在は本編でも言及されており、例えば紋章士は異界の戦士、ソンブルも元は異界の出身でした。

では、本編では異界のゲートは閉じられたのに何故異界へ行くことになったのか、そのヒントはリュールが祈りに応じて現れたという部分に見ることができます。具体的には、13番目の紋章士たるリュールが本編におけるマルスたちのように異界に呼び出されたのだと考えられます。リュールが肉体を持った状態で召喚されているのはなぜかなど、疑問は残りますが。紋章士として召喚したのではなく、この2人が異界のゲートを開いて直接助けを求めたという可能性もあるかも知れません。

ひとまず今回は、リュールが紋章士として異界に呼び出されたのだという予想で進めていくこととします。

フードを被った刺客の正体

続いて、映像に登場した人物について考察していきます。リュールが話していた2人は独特の服装とその後の戦闘シーンから竜族であると考えてよいでしょう。では、映像に登場したもう一人の人物であるフードを被った刺客の正体は…?

https://www.youtube.com/watch?v=0R-M-DxcQ4Qよりキャプチャー

上の画像をよく見ると、ネックレスをつけていることが分かると思います。そしてこのネックレス、実はフォガートのものと酷似しています。勿論、ミスリードの可能性もありますが、基本的にプレイヤーの予想から大きく外れることがない本編の作風から見ても、同じネックレスをつけただけの別人でした!というような小細工をしてくることはないように思えるので、フォガート本人の可能性が高いと考えています。

そうなると、フォガートがなぜ敵のような雰囲気を出しているのかという話になってきますが、そのヒントはDLC紋章士との絆会話に存在します。第2弾で追加された、ヘクトル、セネリオ、カミラの腕輪なのですが、特定のユニットとの絆会話で本編のエレオスとは別の異界のエレオスとそこに暮らすキャラクターたちの存在を示唆する内容を話してくれます。

抜粋すると、ヘクトルとセリーヌの絆会話では「こっちの世界のセリーヌ王女はずいぶん穏やか」、セネリオとオルテンシアで「あなたは僕の知るオルテンシアとはずいぶん違いますね」、カミラとミスティラで「違う世界では、私の腕輪はソルムに託されていたの」などの発言が存在します。

このような点から異界の中には、12紋章士の出自となる世界の他にも、エレオスに近い(=鏡写しのような)世界も存在していることがうかがえます。そして、腕輪はその世界から本編エレオスに流れ着いた存在と考えられます。

ここから、映像に登場するフードを被った人物は、異界のエレオスに暮らしており、本編世界とは性格が異なるフォガートであると思われます。そして、元から野心を持っているのか、何者かに操られるのかは分かりませんが、リュールを召喚した2人と敵対し世界を脅かす存在になったと考えられます。

異界のエレオスを脅かす黒幕

ここまでは、多かれ少なかれ本編や映像に証拠を見出せる内容でしたが、ここからは判断材料が少ないため考察というよりも予想に近い内容となります。

さて、フードを被った人物が異界のフォガートというところまでお話しましたが、流石にフォガートが単独で世界を危機に陥れているとは考えづらいです。そこで、その背後に黒幕が存在するものとして話を進めます。

黒幕を特定するために重要なヒントとなるのはフォガートが異形兵を従えているという点です。本編では異形兵を作ることができると明確に描写されたのはヴェイルとソンブルでした。また、異形兵に近いものとしては、ルミエルが作られしものを生み出していました。(紋章士らも作られしものを生み出してはいたが、試練の地という特殊な空間内のみだったため除外)ここから、黒幕は竜族であると考えられます。

では、黒幕は竜族だとしてその中の一体だれなのか、新キャラが登場する可能性はもちろんあるでしょうが、異界のエレオスを舞台にしているのにわざわざ全くの新キャラをラスボスにする可能性は低いと思うので、ここでは既存キャラという線で話を進めていきます。

本編にしっかりと登場したエレオスの竜族は、ソンブル、ヴェイル、リュール、ルミエル、セピアです。そして、ソンブルは映像内で既に滅んだとされているため除外、ヴェイルやセピアもこれだけ本編で戦ってDLCでまたもや敵対するという流れにするとは考えにくいため除外、ルミエルについても母親と対峙して乗り越え、別れを受け入れるという展開は本編で描き切られているため除外します。

すると、最後に残るのはリュールということになります。リュール自身と対決するという展開は本編内にも存在はしましたが、過去のリュールは邪悪な存在というわけでもなく、自分自身と戦うことに対する葛藤もあまり描かれていなかった印象です。また、邪悪なリュールと言えば、赤髪で不敵な笑みを浮かべるリュールが思い浮かびます。これらは発売前の映像やOPなどで示唆されつつも蓋を開けてみればミスリードと言っていいものでした。そのため、DLCで今度こそ完全に邪悪なリュールを登場させ、邪悪な自分自身と戦い打ち倒すまでを描く余地は残されているといえるのではないでしょうか。

↑はコミカライズ版『ファイアーエムブレム エンゲージ』のプロローグ。明らかに邪悪そうなリュール(過去のリュール?)が登場しています。ゲーム本編では過去のリュールは根は善人であるような描かれ方だったので、本編とは異なる展開になるのか、本編の過去リュールも描かれなかっただけで実は邪悪な時期もあったのか、この場面もミスリードで実際は邪竜軍と戦っているだけの場面なのか、色々な可能性は考えられますが、もしかするとこのリュールこそが上で予想したDLCの黒幕、異界のリュールなのかも…?

どちらにせよ、本編では見れなかったような場面も描かれそうなので、コミカライズ版の展開も楽しみです。

その他雑記

ここからは上記の予想には入りきらなかったもののDLCに関係すると思われる内容をざっくりとまとめていきます。

・零番目の紋章士

本編の最終決戦において、ソンブルと同じ異界からやってきた紋章士であり、ソンブルが長らく探し求めていた、零番目の「礎の紋章士」の存在が明かされました。メタ的にもマルスを差し置いて零番目を名乗れる存在なんているのかという感じで、名前だけの存在の可能性も高そうではありますが、これだけそれっぽい名前をした紋章士が掘り下げられないというのも考えにくくあります。もしかしたら、追加ストーリーのカギを握る可能性も…?

・追加ストーリーでの指輪の扱い

時系列的に本編終了後に位置付けられるのだとすれば、12の指輪は使えないとみていいでしょう。とはいえ、本作の目玉システムであるエンゲージをDLCで完全に無くすはずはないので、何かしら用意はされると思われます。ぱっと思いつくものとしては、異界のエレオスにも本編とは別に12の指輪が存在していてそれを使える、指輪は消えたけど腕輪は残っている、などでしょうか。

・7つの腕輪が元々存在したはずの世界

腕輪から召喚した際に、3級長は別の世界の紋章士でありなぜか本編世界にたどり着いたことを、チキは長い戦いを繰り広げていて優しい手の誰かに眠りにつかされたことをそれぞれ話していました。本編の指輪紋章士とは別の存在と強調することでストーリーに絡まないための理由付けを行っているだけの可能性もありますが、前述のように追加ストーリーで腕輪を使えるという展開になるのなら話は変わります。端的に言えば、3級長が元居た世界、そしてチキが戦い続けていた世界こそが追加ストーリーの舞台である異界のエレオスである可能性が出てくるということです。もしかするとチキが語っていた戦いや眠らせてくれた優しい手の誰かが誰だったのかなども追加ストーリーで判明するのかも知れません。

・本編キャラの立ち位置

フォガートが居る時点で大体のキャラクターは異界エレオスに存在するのでしょうが、本編の3分の1~4分の1ほどの尺であると想定するとその全員が登場はしないでしょう。風花DLCの時を考えると、次期国王4人とヴェイル、竜の守り人あたりが味方として使える可能性が高いでしょうか。また、本編では操作ユニットにならなかったルミエル、グリ、マロン、セピアあたりが仲間になるという可能性も考えられます。特に四狗は、ソンブルさえいなければ、それほど悪いやつではなかったかも…と思わせる描かれ方であり、仲間になる余地があるのかなという印象です。

・リュールを召喚した2人

戦闘の場面で竜に変身しているので恐らく龍族なのでしょう。さらに、2人とも目が赤色、竜の姿になると3つ目のように見えるなどの点から邪竜の血脈の可能性が高そうです。そうなるとリュール/ヴェイルのきょうだいという線もありそうです。とはいえ、邪竜側の存在だけど邪悪じゃないという展開はリュールやヴェイルの焼き直しにしかならないわけで、もうひとひねり何かあるように思います。例えば、ソンブルは本編でこそ邪竜を名乗っていた訳ですが、元いた世界でどのよう種族だったのかは語られていません。もしかすると、邪竜と呼ばれておらずただの竜族、または神竜の一族であった可能性もあるわけです。なので、追加ストーリーでは神竜と邪竜が本編と逆転しているみたいな流れもあるかもと妄想してます。

・本編との連動要素

風花雪月の時は本編でもアビスが解放され、新キャラ4人を本編攻略にも連れていくことが可能になっていました。学園内に存在していたアビスと違い、エンゲージの場合、本編ストーリー的に異界と簡単に行き来できるようにしてしまっていいのかという懸念があるため全く同じ仕様になるかは分かりませんが、新キャラを本編に連れ込むという点に関しては今作でも踏襲されるのではないでしょうか(願望)。そうなると、リュールを召喚した新キャラ2人は腕輪のように異界から現れた援軍としてそれほど違和感なく本編に連れ込めますが、ルミエル、グリ、マロン、セピアなど本編に登場する人物は、本編に連れ込むとストーリーがおかしなことになってしまうため、味方にならないとも考えられます。(2週目以降のおまけ要素と割り切って、異界のルミエル、異界のグリといった形で誤魔化せなくはないかも?)

・OPの歌詞

OPソングの1番の歌詞は明らかに王族たちや12紋章士を意識したものになっているのですが、2番の歌詞はご存じでしょうか?調べるとすぐに出てくるのでここでは詳細は割愛しますが、腕輪の紋章士の呪文が散りばめられていたり、7つの炎(腕輪も全部で7つの予定)というフレーズがあったりと、DLCを意識した内容になっているのです。そのため、もしかすると、追加ストーリーのヒントになるような内容も含まれているのかも?とにらんでいます。ただ、まだ具体的な予想に仕上がっておらず、余談として語るには長くなりすぎそうなので、うまくまとまれば後日歌詞分析記事として別に書いてみようかなと考えています。

・竜化

追加ストーリーの映像では新キャラ2人の片方が竜に変身して攻撃している様子を確認できました。また、ヴェイルはカムイとの絆会話Aで自分の竜石はどこかに埋めたからもう竜にはなれないと言っているため、自分に紐づいた竜石が手元に無いと竜にはなれないと思われます。。リュールが竜になれないのも、1000年前にヴェイルに自分の竜石を渡していたから…(そしてそれは終盤で砕けてしまったから)ということなのでしょうか。ただ、わざわざ映像に映しているあたり竜化して攻撃できるというのが追加ストーリーの目玉の一つのようなので、リュールも(追加ストーリーに登場するならヴェイルも)竜化できるようになるのかも知れません。

・チュートリアルの戦い

ゲームを開始してすぐチュートリアルとしてソンブルと戦いますが、この場面、前後のムービーを合わせて本編のどこに当たるのか全く分かりません。初見時には、1000年前の戦いなのかなと思っていましたが、そうだとすれば王族たちがいるのも、リュールの髪が2色になっているのもおかしいです。そのため、単にPVにつかえそうなチュートリアルにしたかっただけで、ストーリーとは関係ないという可能性もありそうです。

また、もう一つの可能性としては、別世界のエレオスの最終決戦というものを挙げられます。マルスの台詞は本編最終決戦後のものと意図的に寄せられているように思えますし、そこでは13ではなく12の紋章士と言っていることから、リュールが紋章士となることなくソンブルを倒すことができた世界線だと推測することができます。追加ストーリーの舞台となるであろうソンブルが滅んだ世界と何か関係があるのかも…?

チュートリアルの場面が追加ストーリーが出た後もよく分からないままなのであれば、リュールの夢ということにするなどもっと本編とは関係ない場面だということを強調しておいても良かったんじゃないかなと思うので、後者の説が正しいことを祈るばかりです。

まとめ

長々と書きましたが簡単にまとめると、時系列的には本編クリア後にあたり、舞台となるのは異界のエレオス。そこでは本編とは性格の違うフォガートが暗躍しています。そして、その背後には邪悪な異界のリュールが存在し、リュールを召喚した2人と、召喚されて現れた本編クリア後世界のリュールおよび既存キャラから数人が味方ユニットになるという予想です。一応全て何かしらの根拠に基づいてはいるので、理由も含めて知りたいという方は上の部分から探してください。

以上、DLC3弾配信日が3月8日と発表されて、追加ストーリー続報も思ったより早く来そうなので、慌てて公開した予想(備忘録)でした。ご意見等あればぜひコメント欄にお寄せください。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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