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歌姫2024 ⑦ YUKIKA

ここ数年、カセットテープやZINEを作るときにグラフィックをお願いしているkongchangは尊敬すべき親友である。このnoteのアイコンやバナーも彼に作ってもらった物だ。私たちは彼のセンスに全幅の信頼を置くべきである。

2020年にkongchangが教えてくれたYUKIKA『SOUL LADY』は名作だ。

新垣結衣、川口春奈、池田エライザ、南沙良などを輩出した「二コラ」のモデルとして2006年から活動していた寺本來可。同期に能年玲奈、日南響子がいる。2016年に韓国へ移住、2019年にYUKIKAとして歌手デビューした。

80's-90'sのJ-POPをベースとしたキャッチーなサウンドに流暢な韓国語のボーカル。シンセベースが印象的なK-POP寄りの曲もあるが、ホーン・アレンジがドラマチックなナンバーが多く、ジャパニーズ・シティ・ポップとK-POPが絶妙にブレンドされた歴史的名盤と言えましょう。そして、歌声がめちゃ可愛いのだ。

アマゾンで韓国製のCDを2500円で購入したのだが、これが常識はずれの逸品だった。

やけに手触りの良いシリコン素材のケースにCD、80ページ超の写真集、A3判のポスター、歌詞が記されたパスポート型のブックレット、航空チケットを模したカードのQRコードにはオフィシャル・ホームページがリンクされている。下敷きに使えそうなクリアカード、曲のタイトルにちなんだ5種類の可愛いステッカー、キュートなオフショット生写真3枚。写真集だけでも日本なら2000円ぐらいしそうなクオリティ。豪華すぎる。

ここ数年、キングジョー宅や「盆ボヤージュ」でお会いする長谷川陽平さんは韓国在住のギタリスト&プロデューサーだ。私たちは彼のセンスとバイタリティに全幅の信頼を置くべきである。

先日、陽平さんにお会いしたとき『SOUL LADY』のクオリティとガジェット感に驚嘆した話をしたら、スマホを取り出してYUKIKAとラジオ番組で共演したときの写真を見せてくれて、ついでに彼女のオフレコ近況もこっそり教えてくれた。


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