見出し画像

フェアリートレイルスーパーロング応援

書きたいことはいつもあるんだけど、ゆっくり書く時間をなかなかとれないでいる日常。

とりあえず家族の記録として残しておく。

2019年6月30日開催のフェアリートレイル朽木、旦那さんがスーパーロングにエントリーしていた。日頃走り込まない旦那さんがスーパーロングにエントリーしたことで1ヶ月ほどは強化月間として早朝比叡山に行き、坂本駅まで家族でお迎えにいくってパターンも何度かやった。普段山を楽しみたいって旦那さん(あまりトレーニングとして山に入るってモチベーションは続かないみたい)にとってはなかなか精神的にハードな強化月間だったようだ。

わたしはこども二人を連れて3人で応援ポイントにまわることになるので、レース応援は毎度綿密な作戦が必要だ。特に今回のように早朝から夕方以降となる長時間レースは余計そうだ。

ちょうど遠征の直前に娘を3時間預ける時間があったので、そこで集中して通過タイム予測からの応援ポイント選定、こちらの行動予定を作る。作ってみると、旦那さん的にはなかなかシビアなタイムスケジュールとなった。因みに今回のスーパーロングに関しては50㎞以上のトレイルレース経験もしくはフルマラソンサブ4の人って参加条件で、3.5時間切れる走力の持ち主でないと完走は難しいと大会要項に明記されていた。ということはもともとシビアな完走となることが予測された。(なんとなく、恐羅漢トレイルのロングに近い累積標高と距離のバランスかな?と感じた。出たことないけど。笑)

それをスタバから旦那さんにラインし、トイレに籠る時間はないよと伝えておいた。特に時間制限が危ない関門もある。

そして前日受付へ。

参加賞がとてもいい、というか嬉しい。

受付が終わり、旦那さんを宿にみんなで送る。今回は早朝スタートなのと、最寄りの宿には選手以外の一般客が泊まれる余裕はなかったのでわたしとこども二人は高島市内のこどもの国という別な宿にしていた。

これがこどもたちにウケた...。

こども連れでないと泊まれない宿で、滋賀県民は格安。こどもと3人で1泊2食付きで5000円程度。広々お部屋で遊び、布団もひとり一つ用意される。ご飯も食堂で気楽に食べられる。こどもの国内にある宿なので、夜9時まで施設のおもちゃ部屋やトランポリンなども使い放題。お風呂も大浴場でスッキリ。懸念していたエアコンも寒いくらい冷えて最高の宿だった。

日曜は朝から雨予報だったので、朝の応援はパスしてこどもの国でゆっくりしてからってのも考えたけど、それこそ数年前の恐羅漢トレイルのときは後半が悪天候でカットになったこともある。今回もカットされる不安はあったので、雨予報だったけど10時ごろを予測した第2エイドへ向かう。

前日に衛星写真で現地までの道を確認したけど車がすれ違いするのに待避所が必要な道だった。土砂降りの中、狭い道をくねくねと12分ほど抜けてようやくエイドの小川集会所前へ。少しエイドから離れた待避所で待つことに。

まぁまぁ土砂降りの時間帯も続いた。

旦那さん登場、待ってた坊は静かに喜んでいるのが伝わってくる。

トラブルなし、元気そうだった。まだ次の関門までの貯金もありそうだ。悪天候なので次の関門はこの貯金を使いつつ来るだろうなと予想した。

小さな子連れ応援は好きなように動けない。次の応援予測時間は14時ごろ、それまでお昼をたべて少し時間を過ごすことになるのだけれど、雨。最寄りのコンビニに向かう途中で珍しく坊が寝た。コンビニ駐車場で娘とオニギリ食べたりしていると、鏑木さん登場。なんとオーラがある...。2歳の娘に鏑木さんを説明し、車中から一緒に眺める。鏑木さんをみていると、旦那さんの数年前の伊豆トレイルジャーニーゴールが思い出されてなんだかグッとくる。ゴールでまっていてくれて、両手でがっちり握手してくれたのが鏑木さんだった。

坊が不機嫌で起きてくることが予測されたのでお菓子を買い込み、折り紙を調達して車中で待機。やはり坊が起きてきたが、めっちゃ不機嫌で泣いて喚いている...。眠いと当たり散らすのやめてほしいんだけどまだまだそこは4歳児。幸いに娘がその時ご機嫌だったので、坊を抱っこして嵐が去るのを待つ。これも小さな子連れ応援に必ずつきまとうことだ。だけど次のポイントには必ず行きたいところ。嵐が去ってご機嫌戻ったところでお昼を食べてもらい、車はもういやだとブーブーいう坊をなんとか説得して次の応援ポイントへ。

ここでは水たまり遊びで少し発散させる...(しかなかった。後で見たら長靴の中グッショリ)

パパを待つ...。が刻々と関門時刻の14:30が迫ってくる。タイム表を作った身としては10分前滑り込みする予定ではあるんだけど、お腹冷えてトイレにこもってたら、とかもありうるので少しドキドキしつつも、いつもきっちりわたしのタイム予想通りに来てくれる旦那さんを信じて待つ。

泥んこで帰ってくる他の選手をみて、坊が不思議そうにみているので、山で泥んこ遊びしながら走るの楽しいんだよ〜と一応伝えておいた。笑

ここの水たまりで靴を軽く洗う人もいて、娘も笑っていた。自分が普段大人に「やらないで」って言われるようなことを大人が派手にやってるのをみたらそりゃおもしろいよね。そうしたところへ旦那さん登場、予定通りの10分前!さすが。

またまた元気そう。(後からきくとキツかったみたいだけど、レース中家族には必要以上につらいと言わない人)ここを通過してくれれば、あとは旦那さんのペースで完走できるはず。これはなんというか夫婦の今までのレース応援経験による信頼というかそういうやつ。

次の応援はゴール。予想時刻は18時前後。14:30ごろにここで見送った後、ゴールまで過ごす時間としては長い。ここで入浴がいいと判断、ゴール地点の温泉へ移動。ショートの選手、スーパーロングのかなり速い人が温泉にきていてなかなか混雑していた。てんてこまいで温泉を3人でやった後、まだ時間はあるが天気も微妙で待つ場所がない。調べたらゴールの近くに図書館があるではないか!ということで図書館へ。こどもたちを飽きさせずに待たせるのはなかなか難しい。図書館にいるときに第5エイドにいると旦那さんからラインが。

それを知り、ゴールタイム予測するとご飯を先に食べておく方が得策!となり、図書館でもっと本読みたい〜ってゴネるこどもたちを必死に説得して温泉のご飯屋さんへ。ご飯食べているときに土砂降りが窓から見えて、気の毒に...。となった。

その後にもらった連絡でゴール予測が18時過ぎだと確信し、ゴール近くに車を停めてスタンバイ。ドロドロで帰ってきた旦那さんがこどもを抱いて記念写真撮ることができるようにこどもたちにレインウエアを上下着せるあたりなかなか、自分でも笑える。

ゴール予定ごろの直前にミラクルが...!

なんと鏑木さんが急にゴールにスタンバイしてくれたのだ!こ、これは〜、伊豆トレイルジャーニーの再来だ、、と一人興奮しながら待つこと3分ぐらい。

家族としても嬉しい瞬間だ。

こどもたちもジッと見つめている。

こどもたちを無事に抱っこ。レインウエアのお陰で汚れも汗も気にならない。

この後、泥を落としたり、完走証を取りに行ったり、温泉に入ったり(本人はこどもたちの様子によって時間がなければ温泉なしでいいって言ってくれたんだけど、今回はこちらは温泉とご飯も終わって仕上がってるから待てると判断し、疲れを癒してもらうことにした。)してから帰路につく。

家までのドライブ時間にレース回顧を聞けるのは楽しい。これも夫婦で同じ趣味だからこそのやりとり時間。無事に完走してくれてこちらも気分が良い。

後で知ったけど、スーパーロングの完走率が56%だったらしい。こちらも気分が良い。

わたしもタフなレースに出れるとこまでまた持っていきたいな。

母やりつつ山を走ります