自分の中で温めていた想いをひとに伝える時、その温度の差に愕然とする。あったかいまま、つめたいまま、そっくり伝えたいのに。相手のことを100理解することが不可能であるように、100伝えることも不可能であると気づく。その寂しさが、何処に行けばいいの、と、行方を彷徨っている。