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【最終535位 レート2003】掌握パオカミラオスカイリュー【SVシングル シーズン15】

はじめに

構築記事は3回目の投稿になります、かめです。
今回は目標であったレート2000を達成することができたので、それを記事にまとめようと思います。レンタルは少なくとも3月いっぱいは残して置く予定です。(以下常体)

レンタルID TYDTYF
パーティ名みいろ → 海色


最終結果

TN いつか終る夢 最高最終2003 最終535位
TN ざっくばらん 最高191X 最終宇宙(3641位)
TN Astral_4th    最高1926 最終宇宙(2526位)

初のレート2000で本当に嬉しいです

構築経緯

カイリューキョジオーン軸のサイクル構築を使っていて、中盤までは勝てていたが、剣の舞+氷技を持つ連撃ウーラオスが普通に無理でそこそこ当たったのでこの軸を諦めることにした。
さらにカイリューサーフゴーのサイクルパーティーが増加していることを受けて自分でも使ってみたところ、レートが1日で100溶けるという悲しい事故が28日と29日に連続で起こったため大人しく対面軸の構築を使うことにした。

まず終盤オオニューラが爆増しているという情報を聞き、隠密竜舞カイリューをエースに据えることにした。隠密カイリューを使うにあたって、カイリューをエース運用するのが一番強い組み方であると思ったため、カイリューを積みエースにし、初手置き+起点役(起点回避)+カイリューを軸に考えた。
2番手には甘えるや電磁波のハバタクカミを採用しようと思ったが、電気テラスや地面テラス、クリアチャームにあたると一瞬で負けてしまうので挑発痛み分けハバタクカミを採用した。
 初手置きにはブリジュラス展開に対して仕事ができ、氷柱落としでイージーウィンが狙える気合いの襷パオジアンを採用し、パオカミカイリューという基本選出が完成した。また、カイリューが通りにくいと思った相手には連撃ウーラオスを代わりのエースにしてパオカミラオスの対面選出を2つ目の選出軸とした。

これらの基本選出では受けまわしが、特に受けループやママンロンゲグライオンが無理だったのでとおせんぼうキョジオーンではめて20分楽しんでもらうことにした。
最後には選出の選択肢を広げたいと思ったので、過去の上位構築を参考にしながら見せキョジに見えずに高い対面性能を誇る岩オーガポンを採用した。

個体紹介(採用順)

カイリュー

隠密マントはカイリューで羽連打するうえで最も理にかなった持ち物だと思う

テラスタイプ:フェアリー
性格:腕白
特性:マルチスケイル
持ち物:隠密マント
実数値(努力値):197(244)-155(4)-143(116+)-×-127(52)-112(92)
技:ワイドブレイカー/地震/竜の舞/羽休め
調整意図
H   :羽休めの回復量最大(99)
B   :11n
HD:C187ハバタクカミの等倍ムーンフォースが79~94
S   :+1で最速100族抜き
      +2で最速スカーフサーフゴー、準速スカーフウーラオス抜き

隠密マントカイリューとワイブレカイリューを無理なく組み合わせたもの。
甘えるハバタクカミがクリアチャームの流行でほぼ絶滅したため、隠密マントで比較的代用が効くのではないかと思い採用した
隠密マントを持たせることでオオニューラのフェイタルクローを無限に受けることができるだけでなく、毒手を防ぐこともできるらしく竜舞の起点にしていた。相手がフェイタルクロー連打でなんか引け~とお祈りしている間にはもう手遅れな状況が作れていた。
この手のカイリューは毒菱などを絡めて使われることも多いが、後述するハバタクカミやオーガポンと組み合わせることで単体でも十分な力を発揮することができる。普通に龍舞やワイブレから羽連打する際に追加効果を引かないというだけでもかなりありがたい。
ワイブレカイリューは電気テラスタルで使われることが多いが、このフェアリーテラスワイブレカイリューは「鋼スケショカイリューに対する切り返し性能」が優れていると考えている。カイリューミラーでテラスを切り合った際に、相手のスケショを無効化しつつワイブレで攻撃を下げつつ次のターンに地震で切り返すことができる。
HBにかなり努力値を割いているので球パオジアンの氷柱連打に対してテラスワイブレ→羽連打でマルスケ復活するくらいには硬い。
オオニューラあるある 自分がカモられていることに気付けない

ハバタクカミ

A0レイドを10周させてもらい、ドリボハバタクカミを量産した

テラスタイプ:水
性格:図太い
特性:古代活性
持ち物:ブーストエナジー
実数値(努力値):157(212)-×-116(244+)-155-155-162(52)
技:ムーンフォース/シャドーボール/挑発/痛み分け
調整意図
B   :連撃ウーラオスの水流連打のダメージが変わらなかったので1削った
S   :最速グライオン抜き

挑発による展開阻止能力が優秀。
挑発+痛み分けのハバタクカミは最終日に初めて使ったのだがあまりにも使用感が良く、カイリューが無理な欠伸ガチグマに対して挑発痛み分けでいい感じに対応することができた。
はじめは気合いの襷のCSで使おうと思っていたが、襷枠をハバタクカミに回した時の構築イメージが湧かなかったのでブーストエナジーでSを確保しつつHBに厚くした。結果的にはパオジアン嚙み砕く+氷の礫を耐える活躍を見せてくれた。硬い方が痛み分けで奪ったHPを有効に使えるという理由もあるにはある。
Sラインは引いた後にグライオンに上をとられるのが嫌だったのと、遅いブエナカミミラーで上を取れたら嬉しいので52振り。絶対こんなに要らない。
テラスタルは一度も切っていないが、水技鋼技に耐性をつけて切り返しができるように水テラスにしている。変えてもいいとは思う。

パオジアン

ぴょんぴょんしている姿がかわいい

テラスタイプ:ゴースト
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
持ち物:気合いの襷
実数値(努力値):155-189(252+)-101(4)-×-85-187(252)
技:氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/サイコファング
調整意図
漢の意地AS特化

とりあえずで初手置きできる襷枠で一番強いと思うのがパオジアンだったので採用。技はこの4ウェポンにすることでテラスタルに依存せず4色の技範囲を手にしている。電気テラスタルの流行でカイリューが神速を押してくることも多いのではないかと思ったのでテラスタルはゴースト。正直電気の方が通りが良かった気がしないでもないが、この構築ではカイリューやウーラオスにテラスタル権を回した方が強いためテラバーストは見送った。
火力を意識した意地っ張りでの採用だったが、意地が増えすぎて陽気が刺さる環境だったかもしれない。(パオミラーだと早い方が有利なため)
この構築一番のアピールポイントは絶対零度に魂を売らなかったこと。

連撃ウーラオス

他の上位ポケモンと異なり、己の拳のみで戦う。不快なことは一切しない

テラスタイプ:毒
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
持ち物:パンチグローブ
実数値(努力値):195(156)-182(124+)-137(132)-×-85(36)-125(60)
技:水流連打/ドレインパンチ/アクアジェット/ビルドアップ
調整意図
HB:A189パオジアンの弱点テラバースト15/16耐え
HD:C176テツノツツミのフリーズドライ確定耐え
S :準速キノガッサ+3
A :あまり。補正なし252振りと同じ

調整はBOXにいた個体の流用なのでS10のときと全く一緒。かつては剣の舞だったところがビルドアップになっていて対物理の性能が上がっている。ビルドアップウーラオスの持ち物は場持ちがよくなるオボンの実が一般的だが、ゴツゴツメットに触れずに殴れる点と水流連打+アクアジェットによる対ハバタクカミ性能を意識してパンチグローブを持たせていた。耐久力は結構ギリギリ()
パンチグローブ+ビルドアップで無理やりアーマーガアも突破できる。
テラスタルはウーラオスの切り返し性能を最も高め、フェアリー半減タイプの中でミラーで隙を見せない毒。

キョジオーン

ビーコン

テラスタイプ:ゴースト
性格:図太い
特性:清めの塩
持ち物:食べ残し
実数値(努力値):207(252)-×-176(76+)-×-130(156)-58(20)
技:のろい/身代わり/自己再生/とおせんぼう
調整意図
HB:無振りグライオンの地震が半分入らない
S   :ヘイラッシャ素早さそんなに上げてないだろう読みの20振り
D  :特殊ポケモンと偶発して押し切られたくなかったので余り

悲しいことにガチの置物
もともとは選出するキョジオーンを使っていたが、対ガチグマや対連撃ウーラオスに対して安定しなかったため見せキョジになったという経緯がある。
グライオン入りの構築が最終日1回しか当たらなかったうえに、その1回はランクルスという完全解答ポケモンになすすべなく負けたのでいる意味なかった。地割れ入れていた方がずっと良かったと後悔している部分ではあるが、それはそれでグライオンにどうしようもないため所説。
火力のないラティオスなどの弱いポケモンをおびき出せたのは良かった。
もしやり直せるならこの枠は恐らくガチグマかサーフゴーになってる。

岩オーガポン

ともっこに詰め寄られている様子は浦島太郎の亀ポジション

テラスタイプ:岩
性格:陽気
特性:頑丈 → 面影宿し
持ち物:礎のお面
実数値(努力値):155-172(252)-105(4)-×-116-178(252+)
技:蔦棍棒/パワーウィップ/叩き落とす/アンコール
調整意図
アンコールで縛る範囲を広げるための最速と火力を求めてA振り切り

補完枠と呼ぶにはあまりにも強すぎた。
アンコールや叩き落とすがあまりにも偉くて勝利に貢献してくれた。唯一の欠点はパワーウィップを外すことだが、この子はいい子なので最終日の命中は6/7だった。命中不安という不安要素を抱えながらもこの技を起用した理由は変え忘れていて戻すのが面倒だった想定外の火力を押し付けることができるから。おそらくHB特化だったであろうアシレーヌを一撃で吹き飛ばしたのはウッドホーンにはできなかった芸当。

選出パターン

・パオジアン&ハバタクカミ+カイリューorウーラオス
最も信頼の置けた選出。襷パオジアンで雑に打ち合ってもらうのもいいが、ステルスロック撒きがいた場合はハバタクカミで挑発するために先発に置くことが多かった。(特にコノヨザルがステロ撒きに見える構築は確定レベルでハバタクカミを先発に置く)
・パオジアンorハバタクカミ+オーガポン+カイリュー
オーガポンのはたき落とす+アンコールも先発や2番手として優秀なため、オーガポンも積極的に起用していた。
・初手カイリュー@2
オオニューラ入りに対しては隠密カイリューが最強なので初手から竜舞の起点にする。ついでにマシマシラがいたときもこう投げた。
・キョジオーン+ハバタクカミ+オーガポン
受けに対して何かしらできるポケモンを裏に置いている。

重かった相手

・HB悪巧み自己再生サーフゴー
キョジオーンがほぼ確実に呼ぶにもかかわらず、処理に手間取るという構築の欠陥部分。テラスタルを切ってくれないと岩オーガポンやパオジアン側が打点ないのでだいぶきつい。構築の順番からして、削る→通すの役割が逆転してしまう。

・ヘイラッシャ
エースがウーラオスとカイリューなので強行突破できないポケモンは普通にきつい、というか無理。ガチで地割れしか押してこないのやめてほしい

・持久力電磁波ブリジュラス
持久力でHBがかなり硬いブリジュラスには苦戦を強いられる。ウーラオスがビルドアップを持っているので毒テラスと併せて対面殴り合うことはできるが電磁波のせいで半分負けた。

・マジックガード持ちがいる受けループ
キョジオーンの完全解答。こいつのせいで唯一あたった受けループに20分楽しんでもらえなかった。

最後に

目標を達成することができて感無量です。
「こいつ勝ってるシーズンほぼほぼ対面軸の構築だな」と思ったのでおそらく対面構築が向いてるんだろうなと再確認できました。サイクル構築はどこまでいっても相手依存なため、サイクル構築で勝てている人は本当にすごいと思います。
対面構築は受けまわすようなサイクル構築に比べて比較的運負けが少ないと思うので運悪くてうんざりしている方は対面構築を使ってみるのはどうでしょうか。(運負けしないとは言ってない…が被弾回数が比較的少ないので必然的に運負けも少なくなる)
グンサぽけに次は21と言われたので21目指します。

質問などがあればXのリプ、またはDMまでお願いします。
https://twitter.com/Blastoise_poke_

Special Thanks

・本構築のパオジアンとウーラオスを譲っていただき、かつA0ハバタクカミレイドを周回させてくださったまゆさん
・今期も一緒になって切磋琢磨してくれた仲間
 (いおりさん、泡沫さん、グンサさん、つぶれたピカチュウさん)
・高いポチべと笑いを提供してくれたレブロンぽけ様とレブリスの皆さん
・くろさきchメンシの皆さん
・私の師匠であるゆきさん
・順位ポストにいいねしてくれた皆さん

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